時間を惜しんで働く「美学」から休むことの「美学」へ。

 

"働き方改革だから"と言うわけではないが今週はお盆休みで有休5日行使、土日祝日をくっつけて10連休とさせてもらっている。今週も仕事されている方には申し訳ない限りだが休める時は(に)休む、若い時分からは大きく意識を変えた😑。

 

本日は朝から小雨もパラつく怪しい空模様、高校野球の新人戦や社会人のオープン戦も気になるところだが遠出はやめて車で10分、午前中だけ近場の福岡大グラウンドをおじゃまさせてもらった。

 

 

大学も秋季リーグ戦に向けてのオープン戦が各地で活況。

 

昨日夕刻、福大グラウンド近くで用事があり、帰りにのぞいてみるとオープン戦が開催中。そうなるともう素通りはできない😥。


日本経済大を迎えての試合は既に7回途中というところだったがそこから試合終了まで観戦させてもらった。

 

■全国の強豪校から続々

 

オープン戦だけあってまだリーグ戦で見たことない初見の選手も多く出場していたが(おそらく)1年生と思われる選手も数名。日経大の荒木颯太選手(1年・報徳学園)もその1人だと思う。

 

 

春季リーグ戦の日経大の試合、昨夏・甲子園ベスト8入りした愛工大名電から伊藤基佑選手(←昨日の試合も出場してました)が入部していたのにはちょっと驚いたが、日経大は全国的に名の知れた高校から選手が本当によく集まるようになってきた。

 

ざっと選手名簿見を見渡すと名電の他、広陵、おかやま山陽、智辯学園、近江、東京学館新潟など九州以外で今次夏の甲子園に出場している高校からも。ちょっと九州の大学の中では特殊な感もあるが、いろんな選手が九州で見れるのは当方にとって喜ばしいこと🤗。

 

荒木選手の報徳、今年の夏は惜しくも甲子園出場は叶わなかったが、こちらも甲子園の"常連"。

 

荒木選手は熊本出身。小学生時代は昨夏、大阪桐蔭で主将を務めた星子天真選手(現・青学大)とともにホークスジュニアチームに選出され、中学でも強豪・熊本泗水Bで一緒にプレーした選手のようである。身体能力の高そうな選手、リーグ戦で再見できる機会がもう待ち遠しい。

 

■本日もおじゃました理由

 

対する福岡大、Aチームは今週関西遠征中とのことなので当方が見たのはBチームになるのだろう。最後にマウンドにあがっていたのは朝吹拓海選手(1年・神村学園)だと思う。

 

 

猛打炸裂、今日も勝ってベスト8入りを果たした神村学園の昨夏のエース。昨夏は初戦で鹿実といういきなり決勝戦みたいな試合も経験している投手だがボールは速くて力がある😵‍💫。福大でもきっと戦力になってくるだろう。福岡・京築Bの出身。

 

ここまでが「前置き」。

もう十分に長くなってしまったが、この試合はWヘッダーの第2試合。第1試合では福岡大のBチームと準硬式野球部の練習試合が行われたとのこと。これは見てみたかったー😣。

 

それで福大のSNSを見てみると、本日も午後からの西南大とのオープン戦に先立って準硬式野球部との試合が予定されていることが分かった。

 

以前、福大準硬式野球部に糸島EのOBが在籍していた頃、硬式野球部と練習試合することもありますよとは聞いていたものの実際に見たことがないので気になる…。

 

 

"ナガセケンコー"の準硬式球を使った硬式チームとの試合はどんな感じなのか。

 

ルールとして使用球は守備側に合わせる。硬式が守備の時は「硬式球」、準硬式が守備の時は「準硬式球」。そして使用するバットは硬式は木製、準硬式は金属。他は全く同じ。

 

結果、試合見ていて「言われないとわからない」くらい普段見ている硬式野球と何ら変わりのない試合となったが、"九州王者"、準硬式野球部の強さが随所に目立った。

 

■先発投手

 

⚾今村一心選手(4年・佐賀北)

 

準硬の先発マウンドは昨秋、偶然やはりこの福岡大グラウンドで見たこの投手。

 

 

九州選抜チームの一員として関西選抜チーム相手に先発を任されていた。重そうな速球を主体とした組み立てでとてもいい投球を見せてもらったがそのピッチングは今日の試合でも全開、いやーもうしびれた🤣。

 

ストレートは140㎞は裕に超えているだろう。それに鋭い変化球を交えて全く危なげないピッチング。三振もかなり奪ったが7回投げて打たれたヒットは2本?、3本?。春季リーグ戦でも最多勝のタイトルを獲得したのは至極納得。

 

(ここからはいつものごとく余計な詮索ですが)佐賀北時代は現在、北九大(硬式)でエース格の川﨑大輝選手と同級になるのかな。

 

 

川﨑投手もかなりの好投手、高3夏はエースとして甲子園出場の原動力にもなった。一方で今村選手は(多分)甲子園でベンチ入りさえしていない。これだけの好投手がメンバーに入らないのはちょっと不可思議だが故障でもあったのだろうか。

 

川﨑、今村左右の二枚看板が確立されていれば甲子園でも上位進出できていたかもしれない(なんて勝手なタラレバはダメですね✖)。


まぁ過ぎたことをどうこう言っても仕方ないが、昨年準硬のエースだった西山侑氷投手が社会人の新海屋で活躍しているのと同様に今村投手の続きもまだ見てみたい。それくらいの好投手(だと思います)。

 

⚾森國成也選手(4年・岩国商)

 

硬式の先発は4年生のこの投手、こちらは当方初見。春季リーグ戦でも登板機会があったようだが、去る8/15に行われた「九六選抜」vs西部ガスの交流戦メンバーにも選出されている(←試合見に行けませんでしたが登板あったのでしょうか!?)。

 

右の本格派、真っ向から投げ下ろす速球は今村投手同様に力を感じる。高校時代(←これも余計な詮索です)は2年秋に中国大会でも投げているようだ(センバツまであと少し😰)。

 

福大硬式野球部浮上のカギは投手陣、秋も森國投手に出番が回ってきそう。

 

■クリーンアップ

 

ロ―スコアな展開にはなったが準硬のクリーンアップの力強い打撃は印象に残った。

 

⚾池田和樹選手(4年・佐伯鶴城)

 

「4番・ファースト」でチームの主将。小柄ながら横幅のある身体つきは打席でも迫力がある。この選手も昨秋の選抜チームの試合で見たが、その選抜チームでも確か主将を任されていた。

 

 

リーダーシップも兼ね備えた選手なのだろう。今日の試合、逆方向への痛烈なライナーもあれば、泳がされそうになるのをぐっとこらえてライト前へうまく運んだヒットもあった。

 

 

ベンチからも思わず「巧い❗」と声が飛んでいたが剛柔両方備えた好打者であることを再確認。

 

⚾高浪光太選手(4年・西短)

 

こちらも昨秋の九州選抜で見た選手(←選抜チームは福大の選手、結構多かったです)。今日は「5番・レフト」、力感あふれるとてもパワフルなスイングが魅力的だが1打席目、2打席目と続けて送りバントを決めた小技も見事👏。 

 

筑後地区の名門、西短の出身で2019年夏は主軸として決勝進出に貢献している(甲子園へはあと一歩😭)。糸島B出身のようですね、なるほど🤔。

 

⚾富﨑光星選手(4年・神埼清明)

 

「3番・ショート」、パワーとスピード、総合的な身体能力ではチームNo1のように感じた。高校時代にも1度見たことがあるが当時は外野で確か1番打者を任されていた。

 

 

高校時代からスピードもウリの選手だったように思う。今日の試合は相手守備の好守に阻まれてヒットこそなかったがどの打席もしっかりと捉えたいい当たり、打線の中で最も"合って"いたように見えた。

 

 

春のリーグ戦は打点王、チャンスに強いクラッチヒッターでもあるのだろう。母校・神埼清明は2年連続で県決勝で敗退、富﨑選手の代もベスト4まで進出したが甲子園へは届かず。是非に大学の全国大会で活躍してもらえたら思う。いい選手❗

 

■1年生

 

この試合、準硬は(おそらく)1年生の出場はなかったと思うが、硬式はスタメンで3人、途中出場で1人の1年生が出場(違ってたらすみません)。みな初見の選手、やはり新戦力の台頭には期待が高まる⤴。

 

⚾寺内翔波選手(宇部鴻城)

 

「3番・サード」、なんか雰囲気のある選手。コンタクト力の高いスイングは外野の頭を超す力も十分にありそう。昨夏は3番・セカンド、優勝した下関国際に惜敗しているが大学でも主軸を担ってきそうなポテンシャルを感じる。

 

⚾山下颯太選手(真颯館)

 

「5番・DH」、本職は内野手のようだ。とても柔らかいバットコントロール、スピードに慣れてくればしっかりと結果を残してきそう(←ど素人の適当なコメントです🙇)。

 

⚾岩城亜斗夢選手(豊浦)

 

この選手は昨日の日経大とのオープン戦にも出場していたが立派な体格の大型捕手。今日は逆方向に鋭い長打があった。昨夏は4番・捕手で主将、"打てる捕手"としての期待がかかりそう。

 

⚾灰塚隼人選手(福岡舞鶴)

 

スラッとしたいかにも投手らしい体型。しなやかに腕を振って伸びのあるボールを放ってくる。今日は1イニング無安打無失点、まだまだ大きな伸びしろを残す投手。

 

これらの選手が1年後にどう成長しているか勝手に楽しみ。

 

■あー、あの時の

 

これも「例のごとく」だがまた会えてよかった的な。ともに硬式の選手。

 

⚾菊川奨悟選手(3年・城北)

 

今日の試合は切り込み隊長「1番・センター」。守備でも好守があったが軽快なフットワークが魅力の選手。この選手は2019年の秋季九州大会以来。

 

 

この時は4番を任されていたがスピードに加えてパンチ力もある選手なのだろう。同級には現在日本文理大の永谷魁人選手もいた。いい素材を持った選手、まだまだレギュラー狙えるチャンスは十分にあると思う。

 

⚾石橋大志選手(2年・嘉麻市バーニングヒーローズ(九州国際大付))

 

そうかー、この選手も福大だった🤣。こちらは高校時代はクラブチーム・嘉麻市バーニングヒーローズに所属していた選手。

 

 

嘉麻市BH時代に2~3度見る機会があったが小柄で細身ながらプレーに元気があって一生懸命さが伝わってくる選手。今日は「9番・ライト」での出場、とにかく持ち味(←多分です)の小技も絡めた食らいつくようなしぶとい打撃に磨きが掛かれば面白い存在になってきそう。

 

クラブチームから大学野球の世界へ、そういうキャリアの多様性はこれからも増えてくるだろう。その先駆者的存在になってもらいたい。ガンバレー❕

 

試合は準硬が勝利。

 

 

昨日も2-0で準硬が勝ったようなので2連勝。脚やバントを絡めた抜け目のない攻撃、投手中心とした堅い守りもよかった。

 

この試合、特に印象に残った選手たち。

 

⚾島川智哉選手(4年・海田)

 

「1番・センター」での出場。春のリーグ戦の打率はなんと.567😵でMVPを獲得した選手。この試合でも先制の犠牲フライにバントヒット含む2安打とMVPとしての存在感満開。


果敢な盗塁で相手ミスを誘い追加点を挙げたプレーなどはまさにこの選手の真骨頂なのだろう。相手チームからすると塁に出したくない選手。

 

⚾寺内大陸選手(3年・宇部鴻城)

 

こちらも硬式の"寺内"選手同様、宇部鴻城の出身だが特に縁戚関係はないのだろうか。


まぁそういうことは置いといて右中間をライナーで切り裂く3ベースに「ひょっとして入った⁉」と身を乗り出したエンタイトル2ベース‼


「9番・セカンド」での出場ながらコンパクトでパンチ力のあるバッティングはこの試合で最も印象に残ったかも(その時のスイングの写真はありません🙇)。

 

 

ヒットにこそならなかったがレフト方向へも大きな一打、全国の舞台でも「驚異の9番打者」として相手チームを翻弄してもらいたい。

 

そう「全国の舞台」、準硬式野球部は来週大阪で開催される全日本選手権に出場する。

 

 

九州からは5月に行われた九州選手権の上位3チームが出場するが福岡大は"九州王者"として臨むということになる。昨日、今日の練習試合はそのための調整、壮行試合という意味合いもあったのだろう。

 

初戦の相手は近大、準硬式の実力事情はまったくわからないがなんか強そう🤔。


でも今日みたいな試合展開に持ち込めればどのチーム相手でも勝利をもぎ取れる可能性は十分にある。

 

福大準硬式野球部の躍進に大いに期待しつつ、いつもと異なるカメラのテストも兼ねた観戦記はここまで。

 

場所は南港なのかー、先々週行ったなぁ…。

 

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