もう口にするのもいやなほど「暑い」。そんな土日の振り返りを。

 

土曜日は朝から糸島Eの練習へ。

7/26まで行われたポニー全国大会での東京遠征、それが3年生にとっては最後の試合となり、この土曜日からは新チームがスタートした。

 

 

最後の試合を同じ場所で共有できなかったのでなんかあっという間の"代"替わり。前回選手たちと会った時とはもうすっかり別チームの印象さえあるが、例年のことではあるものの若干の寂しさと新チームへの期待が入り混じる。

 

新チームは2年生8名、1年生18名の26名、新しいキャプテンも決まった。特に2年生はしばらくの間、3年生がいなくなった穴の大きさを改めて身をもって感じることになると思うが、8/11からはいきなり「ポニー西日本大会」というトーナメント大会に挑む。

 

そして9月からは秋季リーグ戦。1年生にとってもこれまでの"経験を積む"というステージから"チームが勝つための戦力"へと移行していく。

 

正直、課題は山積しているがまぁいつもこんなもん。秋の実戦を通していろいろ学び、冬場に課題を克服して、来春へと準備を進める。代替わりしたばかりだが「あっ」という間に時は過ぎ去っていくので一瞬を無駄にしないよう26名全員で頑張ってもらえたらと思う。

 

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そして本日日曜日は特にあてもなく唐津方面をぶらり。すると唐津球場ではボーイズリーグの大会が開催中、ちょっとだけ中をのぞいてみることにした。

 

 

 

何の大会なのかはわからないが1試合目では大分・玖珠Bと武雄Bがものすごい熱戦。玖珠Bで最後に投げた投手は128~129㎞を連発していたが九州の中学生でも130㎞オーバーの選手は珍しくなくなってきそう。

 

第2試合、地元の強豪・佐賀東松Bと西福岡Bのシートノックが始まったところで球場失礼しようとしたのだが見知らぬ年配の方に話しかけられた。御年80代後半、この唐津球場近くお住いの方とのことだがとてもにこやかで楽しそうに野球の話をされるので当方もしばらく話し込んでしまった。

 

 

東松Bの監督さんは(かなり年齢は離れていると思われるが)高校の後輩(唐津商?)、現役時代は3番・ショートでとてもいい選手だったというようなことから話は始まり、自らが現役だったころのことへ。

 

市の職員を務めながら「オール唐津」という社会人のチームでプレーされていたとのことで、いろんなチームと対戦されたようだ。原貢さんも在籍されていた東洋高圧大牟田の「タナカキハチロウ」という投手は驚くほど球が速かったとかいう次元になるとおそらく当方が生まれる前、1960年代初頭のことになるので当方ついていくのもやっと。田中喜八郎さんはその後西鉄でプロとしてプレー、中西太さんや豊田泰光さんと同時期の選手のようである。

 

それからやっと話題は"現在"に近づき、故・藤井将雄さんは野球選手としてだけでなく人間的にもすばらしい選手だったとか、宮﨑敏郎選手は変わった打撃フォームながらインパクトの瞬間はビシッと完璧だなどと技術論的なことも交えての話へ。

 

奇しくも唐津出身、唐津球場のエントランスに展示が飾られている選手達についてである。

 

 

「このごろの佐賀の高校野球のレベルは…」と苦言も呈されていたが唐津を愛し、佐賀の高校野球を愛するから故のことであることは間違いない。(失礼ながら)久々に父親と話しているような気分(←実の父親ともこんなに話したことはないです)になってしまい一日中、唐津球場に居座ってしまいそうになったが是非にまたお会いできたらと思う。お話しありがとうございました🙇。

 

もうここまでで十分長いですが、話の後半を…😪。

 

それから唐津からは約45分、久々に江北町にある花山球場へ。

 

 

ここも焼けるような暑さは同じ、そんな中でクラブチーム同士のオープン戦が開催中、ご苦労様です💦。

 

対戦していたのは"ホーム"・佐賀魂と嘉麻市バーニングヒーローズ(以下BHで)。

 

 

佐賀魂は今年はこれが初見、毎年2-3試合は見る機会があるが今年は都市対抗、クラブ選手権の予選もタイミング会わず。九州クラブ選手権では一次予選を突破し、来週末に鹿児島で行われる九州予選への進出を決めている。

 

球場のコンクリート打ちのスタンドがかなり熱そうだったことと、他に観戦されている方もいらっしゃらなかったことから球場には入らず、駐車場にある階段の木陰から遠巻きに観戦。場内アナウンスもなく選手名は背番号と背中のネームだけが頼りにはなるがここからだと全体が見渡されるのはいい。

 

スコアボードもない(使用されていない)ので得点経過も不明だが佐賀魂が終始押し気味、試合後半の集中打で(おそらく)勝利した。その佐賀魂はこれまでも何度か見たことのある選手が躍動。

 

⚾廣江敦選手(柏陵-沖CKG) 

 

先発のアンダーハンド、緩い変化球と浮き上がるようなボールの巧みなコンビネーションで好投。昨年は選手不足からか野手でスタメン出場していた試合も見たが左打ちの打撃もなかなかの選手。ベテランの寺尾選手も健在だが二次予選ではとにかく相手に的を絞らせない継投がカギになってきそう。そういう意味でも廣江投手にも出番回ってくる可能性大(ではないでしょうか!?)

 

2人しかいない捕手登録選手がいい打撃。

 

⚾古賀晴登選手(創成館) 

 

今年も甲子園出場を決めた創成館の出身、160㎝くらいの小柄な捕手だが攻守にいいセンスしているのは以前も記載させてもらった通り。この試合は1打席目にヒットを放つと2打席目にライトの頭上をライナーで超えていくタイムリー(←だったはず)ヒット。これは巧く、そして強く打った。小力もあって強肩、ちなみに佐賀東松B出身のようです。

 

⚾山本翔太郎選手(九産大九産-西南学院大)

 

この試合は「9番・DH」、佐賀魂の試合見るときはまずこの選手が出場しているかが気になってしまうのだが今日は試合終盤にタイムリーヒットも見せてもらえた。

 

 

なんか勝手に嬉しくなったが来週の鹿児島でも貴重な場面で出番が回ってきそう。

 

山本選手はポニー九州・佐賀Vの一期生。糸島Eも参加した先の東京での全国大会、その佐賀Vが見事に優勝を果たした。

 

 

今年佐賀Vとはポニー九州の選手権大会で対決、延長の末1-2で敗れたがそれでも過去の対戦成績など考えればこれはかなり善戦😖した試合。

 

ここ数年、ポニー九州では圧倒的な地力を有する佐賀V、ただ「今年のチームは昨年までと比べると…」なんて大変失礼な予想もしてしまったのだが全国の舞台で決勝まで勝ち上がり、しかもU-15日本代表選手複数が所属する"ポニー最強"と言われていたチーム相手にこの激闘。大一番での粘り、強靭なメンタリティ…ただただ感嘆しかない😵‍💫。

 

その裏でとても悲しいことが起きていたことはこのニュースで当方も初めて知ったが、そういう意味でも本当に負けなくてよかった。同日には神奈川高校野球決勝でOBの横浜・峯選手もハマスタで特大の一発を放ったがこちらもコーチへのいい花向けになったのではなかろうか。

 

話を戻して昨日のオープン戦へ。

 

対戦したBHは真っ赤なユニフォーム、いくら「バーニング」とは言えこの暑さは相当厳しいものであるのは同じはず🔥。


BH見るのは2020年の11月以来なので約3年ぶり、見たい見たいと思いつつも機を逸し続けていたが、おかげ(?)で選手もほぼ総入れ替え、代替わり。

 

⚾杉尾優太朗選手(宮崎第一-APU)

 

前回当方が見た時もチームには所属していたと思われるが、試合出場がなく本日初見。現在、BHの主将を任されている選手のようだ。今年春季リーグ戦で初めて見たAPU(立命館アジア太平洋大)の出身。どっしりした構えから力のありそうな左打ちの打撃、打球への一歩目の判断がいいセンターの守備とさすがキャプテン任される好選手。次は是非に痛烈な快打を見せてもらいたい。

 

で多分この選手は”杉尾”選手で合っていると思うのだが…。

 

というのもこの試合のBHはどうも背番号と選手が一致していない。帰宅後、クラブ選手権福岡予選の名簿と突き合わせながら写真を整理したが明らかに「異なっている」と思われる選手が数名。

 

「1番・レフト」は"10"を背負う左の好打者。 

 

 

均整の取れたいい体格、この試合でもヒットを打ったがミート力もパンチ力もありそうな好打者。それに走者として、また外野手として見せる脚、フットワークも軽快。1番打者らしい選手だが先の選手名簿でいくと"10"は石橋部長(御年56才)になっているので明らかに違う。

 

「2番・ショート」は16番、締まった体格、スイングは鋭くて一発長打もありそうな選手。 

 

 

「16」は工藤監督兼任投手の番号だが、かなりのインターナショナル感🤔。ベンチから指示を出すこちらが本来の16番だと思うのだが。

 

 

にしても今日の16番はとても明るい選手だった。ベンチにいてもその陽気さが伝わってきてなんかいい感じ。

 

「8番・セカンド」の選手がつけていた"8"は井手らっきょ総監督の番号。

 

 

この選手も何か攻守に雰囲気あり、1,2番打者あたりもしっかりとこなしてくれそう。なんか見たことあるような…。

 

ライトの選手がつけていた"99"に至っては選手権予選のパンフに登録されていない。

 

 

"いないはず"の選手だが思い切りのいいスイング、守備の時はライトからいい声も出ていた。

 

この他にも背番号一致していない選手がいたかもしれない。番号代えているというかひょっとして新入団選手のトライアウトとかでユニ借用だったのかもしれない。そのことをわざわざ三塁側まで聞きに行くのも何だし、そこは思い留まったがなんか気になる🤔。

 

BHは3投手が登板、こちらはベンチから"ツルサワ!!"と声がかかったのでこの選手で間違いないだろう(背番号も一致)。

 

⚾鶴澤裕也選手(福工大城東-広島経済大)

 

真っすぐにスッと立ち、左足をやや高めに上げグラブは思い切りワインドアップ。そしてここから一気に前かがみに体勢を低くしてアンダーハンドから低めに丁寧に放り込んでくる。

 

 

面白い投手、城東時代は夏の大会でもマウンドを踏んでいる選手のようだが佐賀魂だけでなくBHにも個性的な投手がいる。2(か3)イニング、無失点で切り抜けたのではないかな。前回見た2年前からするとBHから他チームへ移籍した選手もいるが登録名簿見る限り選手層は頭数もバリエーションもかなり豊富になっている。秋以降の公式戦が楽しみ🤭。

 

対する佐賀魂にも今年から加入した(←少なくとも当方は初見)と思われる新戦力が数名、なんかセンスありそうな楽しみな選手が多い。

 

⚾早川裕城選手(明豊-城西国際大) 

 

「2番・ショート」、攻守に1ランク上のレベル感を感じさせてくれる選手。小学生の頃には"ホークスジュニアチーム"にも選抜されているようだ。なるほどなるほど。関東の大学野球での経験値はこのチームにもたらしてくれるものもいろいろとありそう。

 

⚾蒲地和也選手(九州文化学園) 

 

左/左の外野手、バットの使い方が柔らかそうでボールに逆らわず広角に打てそうな打者。左投げ、ピッチャーやっても面白い気がするが(←勝手なこと言ってはダメですね😅)。

 

⚾大村輝選手(神村学園)

 

高卒1年目?、こちらは途中代打からの出場ながらしっかりとヒットを放った。なんか安定感を感じる下半身、長打力もありそうな打席での雰囲気はさすが今年も甲子園を決めた強豪校の出身(と勝手に感じました)。

 

福岡の沖CKGや宮崎の福祉医療カレッジなど専門学校が硬式野球部を持ちJABAに社会人登録するケースは増えているが佐賀にはまだそれがない。ということで佐賀魂は高校卒業後も佐賀の社会人クラブチームで野球を続けてもらうために「CODO外語観光専門学校」というところと提携、佐賀で外国語を学びながら野球を続けるという取り組みを始めているがこの大村選手もその1人のようである(多分まだ他にもいると思います)。

 

佐賀には企業登録のチームがないので佐賀魂にはクラブ選手権だけでなく都市対抗の期待もかかる。そのための選手確保策としてはとてもいい試み。高校、大学で佐賀を出ていった有望な選手が是非に佐賀に戻って地元の社会人チームを強くしてもらえたらと思う。

 

⚾松尾優吾選手(柳井学園)   

 

こちらも高卒1年目?パンフによると大学在学中のようだがクラブチームで野球を続けることを選択した選手なのだろう。グラブを付けた左手でしっかり狙いを定め、そこに身体を"グッ"と寄せるようにして角度のあるボールを投げ込んでくる。今日は3(か4)イニング投げたと思うが多分得点は許さなかった。まだまだ伸びしろありそう。

 

そういうNewFaceも加わった佐賀魂、冒頭にも記載したが次週末は鹿児島で全日本クラブ選手権の九州地区予選に臨む。

 

 

初戦の相手はREX、こちらもちょっと間が空いてしまったがかなり選手は入れ替わり力を増しているようだ。気になる…。

 

今日もマルチヒットに盗塁、すっかり攻撃の中心となった感さえある吉田拓斗選手(必由館-城西国際大)が佐賀魂では打撃陣の中心になってくるのだろう。

 

 

大学の後輩も入って来たのでさらにモチベーション上がっているかも。

 

昨年の代表・ビッグ開発は相変わらず強そうだが、昨年この大会で初めて見た同じ沖縄のシンバや今年から参戦するARC九州もどういう戦いぶりを見せてくれるか楽しみ。

 

BHは惜しくも福岡予選で敗退したのでまた来年挑戦ということになるが今日見た新戦力(?)が躍動すれば十分巻き返しできそう。

 

鹿児島行きたいところだがちと遠い😣。

 

 

夕刻、やや曇り空だったがかなり立派な虹が。これだけのものは久しぶりに見た。
糸島Eの新チームの明るい前途を暗示してくれているのかな。

 

高校野球では全国49代表が揃った。が既に福岡では新人戦もスタート。

そして大学野球は8月に夏のオープン戦が佳境を迎える。

 

2023野球・夏の陣。さらに厳しさを増す猛暑の中、悩ましく継続予定。


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