うっかりしていてニュースをチェックしてなかったが今年も決まりました、センバツ出場32校。

この日を待つ選手達の気持ち、特に当落線上と予想されているような高校の選手、関係者の方々は本当に夜も眠れぬくらいの心持ちだったかもしれない。

 

九州の一般枠は例年通りの4校、昨秋の九州大会で4強に進出したチームがすんなりと選出された。

大濠はこれまでもう数えきれないくらいに試合を見ているチームだが、やはり福岡の高校、グラウンドが当方の自宅からは近いところにあるチームなのでしっかりと応援したい。

 

 

昨秋は山下舜平太投手をオリックスへドラフト1位で送り込んだ大濠だが現チームにもプロから注目されている投手もいるようなので甲子園での戦いぶりが楽しみ。

 

明豊も過去何度か見たことがあるが現在、九州では最も安定した力を持っている高校かも知れない。

 

 

こちらの前チームのエース・若杉投手は社会人の強豪、ENEOSに進むようだ。昨秋の県準決勝では糸島EのOBがエースで投げているチームを撃破、その勢いのまま九州大会もベスト4まで勝ち上がった。(ちょっと気は早いが)夏は糸島E・OBのリベンジも期待したい。

 

52年ぶりというのはやや意外だが宮崎商も選出。宮崎商は「ニアミス」でこれまでまだ試合で見る機会がない(当方が球場着いた時は既に試合を終えていてスタンドで宮崎商メンバの隣に座りながら次の試合を観ていたことはありました、どうでもいいですが(-.-))。

 

かつては広島-阪急で主軸打者として活躍された水谷実雄さんも輩出した伝統校だが現在も九州の社会人、大学で活躍している選手は多い。当方の記憶にあるだけでもJR九州の吉田(奈)投手。

 

 

150㎞級の速球を武器とする右の本格派。

一昨年のチーム創設時からチームの主将で主軸を任されるREXパワーズの東選手(富士大)。

 

 

懐が深く、しっかりボールを呼び込んで遠くへ飛ばすスラッガー。

昨年まででラークスを退団した境田選手(宮崎産経大)。

 

 

俊足、好守、そして巧打本当にいい選手だったと思う。さて宮崎商、今年のチームにはどんな選手がいるのだろうか。

 

そして高校自体もOBも見たことのない大崎高校は当方にとってはまだ謎のベールに包まれたチームである。(橋でつながっているものの)長崎県・北西部の離島にある小さな公立校、それが秋の九州王者として堂々と選出されたのにはやはり感嘆に値する👏。

 

 

公立校だが(離島ということもあってか)選手は全員寮住まい、野球が強くなるための環境は揃っているいるのだろう。長崎ではかつて、やはり地元の子だけで編成された片田舎の清峰高校が今村猛投手を擁してセンバツを制した。公立では波佐見なども例年県上位に進出する力があるが長崎は公立で指導される先生、監督さんの手腕に何か秘密(って何?)がある県なのかもしれない。

 

また21世紀枠では沖縄・具志川商が初選出。具志川商もまだ見る機会はないがこの高校のことは沖縄大・山城修人投手を初めて見た時にしっかりと当方の中にインプットされた。

 

 

まぁそれだけ山城投手の精密機械のような抜群の制球力が際立った投球が印象深かったということになるが当方の大好きな小柄なサウスポーである。現在は宮崎梅田学園で野球続行中。

 

 

今シーズンのさらなるブレークを期待。

もう3年前になるが東亜大の徳嶺春樹選手も確か具志川商だった(もう山城投手を見て以来、「具志川商」の文字には目が留まるようになっていた(^-^;)。

 

 

藤本王将選手目当てで出向いた東亜大の試合、その藤本投手は結局見る機会がなかったものの徳嶺選手は大学時代に2-3回見る機会があったがこの選手も好打のいい内野手だった。4年時は主将も務めた?今はもう野球は続けてないのかなー。

でもこういう選手達を見てきて具志川商が甲子園に行くのもそう遠くないと思っていたのだが、21世紀枠からの出場になるとはちょっと(当方勝手な)想定外。きっと夏の沖縄も頂点まで勝ち上がる強さを持ったチームなのだろう。

 

しかし…21世紀枠の選考基準は今年もよく解せないまま。選出要件には「困難な練習環境を克服したり…」というのが最初に記載されているが、そういう意味では連合チームながら北信越大会まで出場した高校などは是非に選ばれて欲しかったと思わないこともない(もうしそうだったら「33校・32チーム」という表現になるのだろうか!?)

 

とにかく九州・沖縄の5校の健闘に大いに期待、そして何より…何より無事開催されることをただ願うばかりである。

 

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話は変わるが前回の投稿で社会人の軟式野球チームに関することを記載させてもらった。その後もいろいろネットで調べていると当方の地元・人吉にも軟式の社会人チームがあることが分かった。(軟式野球のことは詳しくわからないが)全国軟式野球連盟に加盟するチームは強さ(?)でランク分けされていてその最上位に位置する「A級」のチームは熊本県に12チーム、そのうちの1つが人吉にある「文尚堂」。

 

(by 文尚堂HP)

 

当方が子供の頃は「岩本文尚堂」という文房具店だったが現在はOA機器のレンタルなど事業規模を変革、拡大しながら人吉の街に根付いたビジネスを展開されているようだ。もっともこの文尚堂が野球チームのオーナー(?)となったのは平成31年からでもともとは昭和63年に地元のスーパー・ゆたかセンターが設立したチームのようである。ゆたかセンターは当方の母親が長年に渡りレジ打ちの仕事でお世話になったスーパー、母親がそこで頑張って働いてくれたおかげで今の自分がある(といっても過言ではない)。

 

そして平成18年からオーナー(?、この表現は正しいのでしょうか!?)深野酒造に変更、人吉に多数ある焼酎製造会社の1つだが、当方が実家に帰るたびにお世話になっているはこの深野酒造さんである。

 

 

うん、やはり(勝手に)何か縁を感じる(^-^;。

 

さて文尚堂野球部は(前回の福岡トヨタ同様)しっかりとチームHPもあり、所属選手の一覧も掲載されている。どんな選手がいるのか…とのぞいてみると高校時代、大学時代に見たことある選手がやはりいた(こんな話ばかりで恐縮です)。

 

庵本凛太郎選手は熊本随一の名門・熊本工の出身。

 

 

現カープの山口翔投手の1学年下になるが2017年のセンバツではスタメン出場、甲子園の経験もある選手である。脚に魅力を感じるいい選手だった。

 

東海大九州キャンパス出身の内田翔真投手は大学時代に2-3回見たことがある。

 

 

躍動感のあるフォームから伸びのある速球を投げる右の本格派。そして高校・大学と内田投手の2年先輩(?)になるのが辻誠彦投手、当方が初めて東海大九州の試合を観た時に先発していた投手なのでとても印象に残っている。

 

 

これまた当方の大好きな小柄なサウスポー、それでも度胸よく打者の膝元を突くクロスファイヤー、キレのある変化球が光る好投手だった。この写真は九州大学選手権で先の沖縄大・山城投手と投げ合った時のものだと思う。その後はラークスでもプレーしたが文尚堂で野球を続けているとは知らなかった。

 

 

これは俄然、文尚堂の試合も見たくなってきた。ここに掲載させてもらった選手、それ以外の選手にもとても興味がある。

試合に関する情報などありましたらよろしくお願いしますm(__)m。

 

文尚堂に関するネットの情報を見ていると、昨年まででこの文尚堂野球部を引退された方が人吉に中学のクラブチームを立ち上げられるということがわかった。その名も「人吉球磨ビッグボーイズ」、現在選手募集中で4月から始動するとのことのようだ。人吉・球磨に中学のクラブチームができるのは(おそらく)これが最初。

 

 

以前から人吉・球磨にも中学のクラブチームができないかなー(あるいは当方が立ち上げようか、、、冗談です)なんてずっーと思っていたのだがこれはとても興味深い取り組み。監督を務められるのは多良木-東海大九州OBの田浦大輔さんという方。

 

(by 広報ひとよし)

 

田浦さんのことは全く存じ上げないが下薩摩瀬町の方なら中学は当方と同じかもしれない(もちろん年齢は当方が遥に上ですm(__)m)。深野酒造時代からの選手のようでHonda熊本の補強選手として全国大会にも出場されているようだ(軟式にも"補強"あるんですね!)。

 

人吉の活性化のためにいろいろ活動されている方のようだが今回の中学野球チーム立ち上げもそういう信念、志によるところなのだろう。募集ポスター見ると大阪の「堺ビッグボーイズと指導提携を結び…」とあるが、堺ビッグボーイズといえば筒香選手や森友哉選手など蒼々たる強打者を輩出した超名門チーム、「指導提携」というのがどういうものなのかはよくわからないがなんかとても楽しみである。

 

ただチームは硬式ではなくて軟式、近年軟式のクラブチームも増加してきているがそこはやはり何か考えがあるのだろう。

 

今年の当方の母校には県選抜にも選出された130㎞級の剛球を投げる投手が2人もいるようだ(これはこれでどこの高校へ進むのか楽しみ)。

これまで部活しかなった中学野球にクラブチームが参入して人吉球磨の中学野球界がどう様変わりしていくのか、地元ではどう評価されているのかは想像できない部分もあるが、地域の人口減少・過疎化、さらに野球人口の減少という環境の中、とにかく地元中学野球のレベルの底上げが図られ、人吉・球磨から多くの選手が甲子園に出場するようになることを期待するばかり。

 

「人吉・球磨からの甲子園」、その悲願は着々と現実味を帯びてきている気がする。

 

指導者、選手のみなさん、頑張ってください!!

 

硬式だったら糸島Eと練習試合組んでもらいたかったなぁ。