8月以来の地元・人吉。
帰省した際には立ち寄らずにはいられない川上記念球場。今は完全なオフシーズン、誰かがグラウンドにいるわけでもなし。
冷たい風だけが通り過ぎていく静寂感…。それでも先日20日にはホークス・和田投手とジャイアンツ・杉内コーチという「同期」2選手による少年野球教室が開催されたようだ。
(by 熊本日日新聞)
今年は何と言ってもコロナに翻弄された年となったが加えて人吉・球磨地区は7月に未曽有の大水害に見舞われた。復興も着々と進んでいるが慰問も兼ねての人吉での野球教室、ありがたいことである。当方も参加したかった(^-^;。
川上球場の右中間後方、もともとは何もない雑木林だったと記憶しているがそこにも仮設住宅が設置されていた。
市内数ヵ所にこういう仮設住宅が急ピッチで建造が進められたが人吉市の公式SNSによると12月28日を以ってすべての避難所が閉鎖されたとのこと。こういう仮設住宅や修復が済んだ自宅などへの移住が完了したということなのだろう。避難所生活を送られていた方にとってはとても長い5ヶ月だったに違いないが、新しい年を迎えるお正月に間に合ったのは本当によかったと思う。
そして夕刻、自宅からは徒歩3分、鮮ど市場をのぞいてみた。
年末には多くの客でにぎわうお店だが今日はやや少なめ?それでも正月用の食材で店内は活況、いろいろ新鮮な食材が陳列されていて見ているだけでも気持ちが明るくなるスーパーである。
そう言えば先の川上球場では先月、来シーズンからスタートする九州独立リーグのトライアウトも行われたようだ。
(by 熊本日日新聞)
何故に人吉での開催となったのかはわからないがこれも観戦可であったならば見てみたかった(>_<)。
まず創設されるのは2チーム、大分B-リングスと火の国サラマンダーズ。この人吉でのトライアウトに合格した選手や他チームからの移籍選手など入団する選手達が徐々に発表されていてなんかとてもワクワク感が高まっている。
今年は1試合だけ見る機会があった「鮮ど市場ヒゴバックス」、強肩・強打の捕手という印象が残った後藤選手は大分へ入団するようだ。
この選手も鮮ど市場の売り場に立っていたのかな。
「火の国…」は今年限りで活動を休止する鮮ど市場が親会社のゴールデンラークスが母体となっているが、ラークスから移籍入団する選手も何人か既に発表されている。
その他、他球団へ移籍する選手もいるようだが何人かの選手は兄弟チーム(?)のヒゴバックスへ移籍して社会人野球を続けるとのこと。どの選手が移籍するのかは興味があるところだが後藤選手のようにヒゴバックスから「火の国…」ではなく大分の独立リーグへ進む選手がいるというのもなかなか興味深い。
とにかくこのリーグが盛り上がることを期待、是非に試合見に行きたい。
そして鮮ど市場では当方にとって正月には欠かせない具材をゲット。
酢ダコは福岡ではあまり見かけない気がするが熊本では必需品、辛子蓮根に至ってはシーズン関係なし(^-^;。これで新たな年を迎える準備も整った(^-^;。
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さて糸島Eは先日日曜で練習収め、これで完全に今年の野球も終了。そしてこの時期、毎年の恒例行事だが先週、今週と来春中学に入学する6年生を招いての体験入団会を行った。
例年はだいたい2回開催、1度に40~50人と多くの6年生が参加してくれるのだが今年はコロナ禍で開催要領も変更。1回あたり10~20人程度に絞り5回(6回?)に小分けしての開催となっている。
しかしやはりこの行事はとても面白い、当方にとっては本当に心踊るような楽しいイベントである。
今年も先週、先々週と個性豊かな選手達が参加してくれたのはよかった。野球女子が増加している話はもう何度もこのブログにも記載させてもらっているがこの日曜日には女子選手も体験入団会に参加、いやーうまかったなぁ。バッティングもショートの守備も全くのお世辞抜きにレベルが高かった(*_*)。
今年ようやく糸島Eにも女子団員が誕生したが1人だけではちょっと寂しいので来年も女子に入団してもらえたらと思う。ミツキさん、熱血お待ちしてます!!
に加えてサポートに来てくれた大勢のOB、こちらも本当によかった。現役高校生に大学生、もう社会人になったOBたち、一段レベルの違うプレーは体験してくれた小学生にも現役の部員たちにも大いに刺激になったのではなかろうか。
来年は甲子園や神宮、そしてドラフト?が期待される選手もいる。このOB達の活躍にも大いに期待。
そして年が明けると(こちらも例年のごとく)体験会と並行して入団説明会も開催予定。
ということで説明会資料、鋭意メンテナンス中。
仕事では絶対に見せない(?)根の詰めようでPowerpointに向かい合っている(-_-;)。まぁこれで入団する団員が増えるわけではないが、参加いただける選手、保護者の方がいらっしゃる限りはわかりやすい資料を作成した上でしっかり説明できるようにしたい。
少子化の上にチーム数も多く勧誘活動はなかなか大変なものがあるができるだけ多くの新入生に入団してもらえたらと思う。
(例えるのもおこがましすぎるが)例えば智辯和歌山のように1学年10~12人ずつ選手がいてくれたら練習も試合も何かとちょうどいい。現在は1,2年生合わせて22名、在団選手達も心待ちにしています!!
体験会に関わらず土日、平日いつでも練習参加は可能なので是非にこの選手達との練習を体験してみてください!!
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今年の野球探訪は(糸島E関連を除き)15試合に留まったが、このブログのタイトル「グラウンドおじゃましていいですか」にもあるように当方の目指すところはとにかく1つでも多くの野球場を探訪してみることである。年々試合内容や選手のことを書き過ぎている感があるが本来は「球場探訪記」がこのブログの主題、コロナ影響はあったが今年は3球場を新たに探訪することができた。
2月に探訪したのは宮崎・日向のお倉が浜球場、楽天2軍の春季キャンプ地である。
近鉄時代からキャンプで使用している球場のようなのでその歴史は古い。この試合で先発していたのは2017年のドラ1・近藤弘樹投手、体格は素晴らしく立派でポテンシャルの高さを感じる好投手である。
それでもこのシーズンオフに自由契約…、ちょっと早すぎるなぁなんて思っていたのだがヤクルトと育成契約できたようだ!!
まだまだこれから、この投手の持つ可能性がヤクルトで花開くことを大いに期待したい。
8月、広島出張に絡めておじゃましたのは福山にあるJFE西日本の旭丘グラウンド。
最寄りのバス停まではすんなり進んだものの球場まであと数十mというところで迷ってしまって大慌て、真夏に大汗かいたのがしっかりと記憶に残っている。今年は都市対抗出場ならなかった社会人の強豪チーム、来年は巻き返してくるだろう。
夏が過ぎ、秋も深まった10月におじゃましたのは鹿児島・大隅半島にある鹿屋体育大グラウンド。国内唯一の国立の体育専門大学らしく広大な敷地、緑あふれる野球場もとても立派な設備だった。
鹿屋体育大の試合は過去にも見たことあるがこの「本拠地」をおじゃまするのはこれが初めて。前回見た時よりもいい選手が多く集まっていて確実に強くなっている印象を受けた。
来シーズンは全国の舞台も狙えるチームになってくるのではなかろうか。そして同大学から初のプロ選手も…そんな期待も抱かせてもらえた。
さて来年は新たにいくつの球場を探訪することができるだろうか。当方の人生をかけた(?)長旅、目指すは「全国制覇」、1つでも多くの球場をおじゃまできることを楽しみにしたい。
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ということでこれが今年最後の投稿、今年も野球ド素人がいろんな選手のことを勝手に書かせてもらったm(__)m。
中には名前を間違えるという失礼をお掛けした選手もいたがこの拙いブログに反応、コメントを頂いた選手達には感謝である。
来年さらに飛躍が期待される選手、新たなチームで心機一転を期す選手、そして今年限りで野球から離れる選手…と様々だがいずれの選手にも野球の楽しさを感じさせてもらうことができた。来年はどんな選手に出会うことができるか、今からもう楽しみ。
地元・人吉の災害からの完全復興。
そしてコロナの終息。
まだ時間はかかるかもしれないがそれでも前へ向かっていくしかない。
辛いこととも付き合いながら下を向くことなく自らいい年にしていくしかないと思う。
そう自分に言い聞かせながら今年最後の投稿はここまで。
今年もご愛読、誠にありがとうございました。