家内が庭のプランターに植えたプチトマトの苗が成長、実がきれいに色づいた。

 

 

どなたからかプランターと野菜の苗をいただいてきた(?)ようで「これ植えるけん土買ってきて!」と言われるままにホームセンターに出向き、腐葉土を購入。その土にただ植えただけだが既に収穫して食するほど実が付いた。もう20年近く前になるが現在の自宅を購入し、転居してきた初めの頃は一応家庭菜園的なものに憧れ、狭い庭の一角を自ら耕し、肥料を撒き、畝を作ってプチトマトやらシシトウやらナスやらキュウリやらの苗を植えてみた。毎週末、水をまいたり、雑草を抜いたり手を施す(←現在の野球三昧の週末とはエライ違い(-.-))と想像以上の収穫量となった。「これは面白い」と翌年もまた同じように苗や種を植えてみたのだが2年目はまったくと言っていいほど成長せず…。それなりに肥料なども加えたつもりだが畑の栄養分がなくなり土が痩せてしまったのだろうか。1年目はうまくいっても土壌改善など少し手を入れないと2年目も同じようには育たない…。なんか簡単ではないなぁと思ったのを記憶している。

 

 #ここまでは前振りです

 

さて本日は「ポニー九州連盟選手権大会」初日、コロナ影響でその他のトーナメントは軒並み中止、3年生にとっては今年度唯一、そしてこの1年間この大会で勝つことを目標としてきた最大の大会でもある。

 

県道53号から三国ケ丘団地方面を抜けてしばらく車を南へ向かって走らせると田んぼの奥、左前方に小郡球場の照明やスコアボードが目に飛び込んでくる。

 

 

一気に野球好きのテンションがmaxまで上り詰める当方の大好きなポイントである。ここまでくればあと数分、7:30頃に糸島の自宅を出発、約1.5時間で本日の試合会場、小郡球場へ到着。

 

 

例年ならこの時期、この球場では甲子園をかけた熱い、熱い試合が繰り広げられているはずである。福岡の代替大会はまず4地区に分散して開催されるが試合会場や開始時間などは「非公表」。無観客を徹底するための念の入れよう。大会序盤は学校のグラウンドなども使用して行われているようでこの時期にこの立派な球場で試合ができるというチャンスを得た。

 

 

この球場で試合するのは当方にとってもう3回目か4回目か…。リーグ選手権という3年生最後の大きな大会を戦うにはこの上ない舞台。学年関係なく大きな声を出して3年生を盛り上げる試合にできるか。まだまだこの夏、ここで終わるわけにはいかない。

 

さて糸島Eは第2試合、第1試合では先日芥屋まで練習試合に来てもらった福岡Dと大川Cが対戦、なかなか激しい点の取り合いとなった。福岡D・フジノくんは先日の練習試合では出場なかったのではないかな。

 

 

(多分)主将、打っては1番、守りではショートから投手と奮闘。そしてレフトに起用されていたミズサキくんは(多分)まだ1年生、先の練習試合で(ある意味)もっとも印象に残った選手。

 

 

まだ中1らしいあどけなさの残る、小柄な選手だがとにかく守備についている間は守備位置から(本当)に大きな声をずっーと出し続けている。それは先の練習試合も今日の試合も全く変わらず。1年生にして立派なこと、なかなかこれだけ元気を表に出せる選手はいない。野球技術の向上もさることながら2年生、3年生になってもこのスタイルを頑張って貫き抜き通してください(^.^)。

 

対する大川Cの4番・捕手、ヤマダくんはまぁこれまた立派な体格(@_@。

 

 

当方がたまたま見た打席も右中間、高々と外野の頭を超えていくすごい打球。見た目の雰囲気も含めもう十分に高校生である。

 

ところで大川Cの練習グラウンドは筑後川の河川敷にある。今回の大雨で筑後川も至る所で氾濫したが試合前に大川Cの保護者の方にいろいろ話を聞くと幸い(というか奇跡的に)グラウンドは無傷、難は逃れたとのことだった。それでも大川近辺の久留米、柳川あたりでは氾濫した箇所も複数あり、自宅が被害を受けた選手などもいるかもしれない。今回の九州豪雨、やはりかなりの広範囲に被害が及んでいることを再実感する…。

 

話変わるが選手達に聞いたところ、大川Cは今年から(?)ユニフォームを新調したようだ。チーム名は「カージナルス」だが新しいユニフォームは「エンゼルス」そのもの(選手達もそう認めていました(^.^))。鮮やかなエンゼルスレッドに身をまといマウンドに立つのは"Shohei Ohtani"ナンバーを背負う投手、「ひょとして」と思ったがやはりこの投手は女の子。思い切りのいい投げっぷりはとてもカッコいい(^^)/

 

 

モトムラさんかな。最近、当ブログでもこの話題は多いが今日も女子選手を目にすることができた。コース一杯なかなかスピードもあるいいボール放っているのでぱっと見だけではわからない。試合後、ベンチ入れ替わりの時、ちょっとすれ違ったが、(この言い方は失礼なれど)女子らしい可愛い顔立ちながら、また同時に浅黒く日焼けした顔とキラキラした瞳は「絶対負けない」という負けず嫌いな気持ちが前面に伝わってくるようなオーラも感じた(とまた勝手なこと言ってます、スミマセン)。糸島Eの男子選手にはいないタイプ…。そしてベンチをよく見るとモトムラさん以外にも女子が2名。大川Cは全部で10数名の部員数だったがうち3名が女の子。そう言えば大川Cには10年近く前にも下川さんという女子のいい投手がいたなぁ。

 

女子野球人口の増加、もう男子に混じって野球している女の子がいることは普通のこと、当方がいちいち驚いて取り立てて言うようなことでもないのかもしれない。機会があれば是非に練習試合お願いいたしますm(__)m。

 

そして第2試合、午後からは雨も心配されたが時折、「パラッ」と降っただけで試合には全く影響なし。コロナ影響でグラウンドの使用頻度も少ないのだろうか、外野の芝は剥げたところもなく鮮やかな緑がとてもいいコンディション。

 

 

うーん、やはりうらやましい。

 

そして対するは強敵・福岡P。ここ小郡を拠点とする球団、このグラウンドでプレーするのは結構慣れているのかもしれない。

 

 

このチームにはここ数年なかなか勝った記憶がないが昨秋、新チーム初の公式戦、秋季リーグの初戦でも敗れている。なんとしても乗り越えないといけない初戦の相手。昨秋もいい選手がいて今日の試合でもマークしていたのだがそういう選手達に加え、その時は出場がなかった3年生が躍動、選手層も厚い(@_@。

 

1番はヤスマルくん、今日は外野を超えていく長打2本を浴びたが1番打つだけあって脚も速い、あっという間に3塁を落とし入れられた。

 

 

パワーとスピード、なかなかの好選手。

 

先制打を打たれたのはこちらも秋の試合では出場がなかった3番のタナカケンセイくん、左打席から2本のタイムリーツーベース。

 

 

その他の打者も力強くて思い切りのいいスイングしている。日頃、どれだけバットを振り込んでいるかが推し量られる好打者達だったように思う。

 

そういう福岡Pの猛打もあって残念ながらこの大会は初戦で敗退、3年生にとっては最大の目標があっという間にすり抜けてしまう結果となった。

 

 

初回、四球に連打が絡んで1死満塁、ここで5番、6番というところだったがあと1本出ず。4回にも連打で無死1,2塁のチャンスを作ったがここでもタイムリーは生まれず。なかなか得点できないことは覚悟していたもののこういうチャンスであと1本出ていれば試合の流れは全然変わったものになっていたと思う。でもそれが野球というものであることも事実、先日の春季リーグ開幕戦に続いて2試合連続で「0封」、本当にホームベースが遠い…。力負け、残念ながらこれが現チームにとっての現実、それはしっかりと受け止めないといけない。

 

それでも3人しかいない3年生はよくやったと思う。今日のヒット4本中、3本は3年生が放ったもの。

ずっとケガに悩まされ一時は野球を辞める決意までした選手、相当辛かったと思うが諦めず最後まで続けてくれた。

 

 

最後まで続けるか途中で辞めるかは大きな違い、本人にとっては大きな財産になったと思うし、自信にもつながったのではなかろうか。

 

4番に起用され強い打球でセンター前へ2安打。

 

 

それにレフト前方への強烈な打球をダイビングキャッチ、このプレーはとてもビックリした。練習でもなかなか打球に飛びつかない(飛びつけない?)選手だが、小郡の芝が生んだプレーなのか!?それは冗談として普段以上のアドレナリンが出ていたのであろう。

 

投手として主将としてチームを引っ張ってきた選手。

 

 

小学生時代のチームも同学年はこの選手のみだったようだが中学では3人。小所帯で苦労をし続けてきている。指導者、スタッフからは主将という立場上、代表として(?)叱られることも多かったが気持ち腐らすことなく本当によくやってきたと素直にそう思う。

 

そして「ラストミーティング」、いつからかなぜか話す順序は当方が1番でその後コーチ陣をはさんで監督が最後というのが通例。

 

高校野球の夏の大会などで敗れたチームの1,2年生が「もっと3年生の先輩たちと長く野球がしたかった」とか「3年生を甲子園に連れて行けず申し訳ない」なんて号泣しながら話しているシーンをよく見かけるが、今日の試合後の2年生はまぁそういう雰囲気でもない。まだ中学生ではそういう感情が芽生える、表に出てくるのは早すぎるのかもしれないが、試合結果だけを見れば2年生たちの3人の先輩に対するバックアップ、「何とかしてやろう」という気持ちが足らなかったのも敗因の1つではないかというようなことを話させてもらった。

 

練習でできないことはできない。昨日、直前の練習でもなんかそういう不安な空気を感じたがある意味それが的中した形になったとも言えるかもしれない。フラッと上がったフライや強いゴロへの甘いチャージ。チャンスの場面でのやや積極性に欠けるバッティング。確かに「序盤はしっかりボールを見ていけ」と監督から指示は出ていたがチャンス、押せ押せの場面ではその限りではないだろう。逆に「この回からは甘い球は積極的に振っていけ」と指示されると「それ、本当に待ってた!?」というような難しいボールに早いカウントから手を出して凡打してしてまう。まぁ決して手を抜いているというわけではないが少し空回りしている部分も感じる。

 

今の2年生が1年後、「最後の大会」という試合で下級生に気のないプレーが出て敗れたらどう感じるだろうか。3年生が3人しかいないというチームの都合上、1年生の時から試合に出ている選手は当然のように多い。入団当初は「試合に出れる!!」という初々しい高揚感もあったに違いないが1年が経過して(かなり穿った見方をすると)「試合に出るのが当たり前」的な緊張感の低下が気持ちのどこかに住みついてしまっているかもしれない(そんなことはないと決してないと思いたいが…)。

 

ということで監督発案の緊急告知、「激熱」予告です!?

 

 

2年生の気持ちのリフレッシュと危機感を促していくための練習企画。

日程も詰まってきたので来週のリーグ戦はWヘッダーで開催されるが、そのスタメンをかけた仁義なき(?)戦い。

 

 

今年の1年生、いい選手が揃っているがそこは「一年の長」がある二年生が意地を見せてくれるのではなかろうか。


1年前の入団当時の気持ちに立ち戻り、家庭菜園の土壌を改善するかのようにさらに2年目の大きな飛躍を促すきっかけになればいいと思う。

 

 #ということでようやく冒頭の"前フリ"につながりましたm(__)m

 

3年生の想い、引き継がねば。



さて改めて3年生の選手、保護者の方はおつかれさまでした。

3人の選手と保護者でチームを運営するのは大変だったことは間違いないがみなさん本当に献身的に協力していただいたと思う。

 

まだリーグ戦も残っているのでこれで終わりではないが一応節目ということでm(__)m。。

 

小雨も上がった試合後の小郡の上空は真っ青な空に完全な夏を思わせる雲。

 

 

大雨の傷跡はまだ癒えないが、もう間もなく梅雨明け宣言もなされるのであろう。

 

コロナが再び野球に暗い影を落とさないかだけが本当に心配…。

 

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追記

 

本日の試合後、ポニー九州連盟の指導者、スタッフ全員に配布された検査キット。

 

 

COVID-19の抗体検査キットである。

有料、個人負担ではあるがこういう検査ができることはありがたい。

 

検査は自分で行い、結果もその場で判明するとのこと(検査方法の動画がLINEで送られてきました)。

 

うーん、明日あたりやってみるか。