本日は糸島E今年最後の公式戦、ポニー九州の1年生大会、試合会場は小郡球場!!

 

 

この球場で試合させてもらうのももう3,4回目となるがやはり立派な球場での試合は(選手以上に)テンション上がる(^-^;。

9:30開始の第1試合、とても素晴らしい好天、かなり秋も深まったが陽が当たる場所は暖かくも感じる絶好のコンディション。

 

 

丁寧にきめ細かく整備された内野の土、そして外野の芝。

 

 

素晴らしいグラウンドコンディション、こういう場所で試合できるなんて選手達がうらやましくさえ感じられる。エラーなんかあるわけがない⁉

 

対戦したのは嘉麻Bと福岡SSの連合チーム。

 

 

昨年は糸島Eも初めて連合チームでの出場となったが今年は単独で出場できることも喜ばしいこと。しかしやはり野球人口は減っているのかな、連合チームで出場せざるを得ないチームが結構あるのは寂しい限り…。福岡SSは最近対戦がないが嘉麻Bは先月、練習試合でかなりの苦戦…1年生にもとてもセンスを感じるいい選手がいた。

 

 

そのノミヤマくんはこの試合1番・ショート、攻守に楽しみな選手。

 

今日勝てば来週の2回戦へ進むことになるが負けるとこれで今シーズンの試合予定はすべて終了、オフ突入ということになる。

ここ数週はかなり練習のボルテージも上げてきた、その成果を少しでも発揮して来週も試合に挑みたいところ…。

 

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といつものような出だしからだが今年の野球シーズンも風前の灯火となった本日は北部九州をぐるっと一周するような野球探訪に打って出た(家族始め周りの方々にはまたまた呆れられそう(*_*))。

 

 

自宅のある糸島・筑前前原から一旦南下し糸島Eの試合会場となった小郡球場まで、そして小郡での試合が終わると大分・中津にあるダイハツ九州スタジアム(大貞公園球場)まで出向いてみることにした。

 

藤蔭高校のある日田まで高速を走りそこから耶馬渓を抜けて北上するルート、このルートで小郡から中津までは約1.5時間。当方、耶馬渓を訪れるのはこれが初めてである。

 

 

紅葉の季節、時間に余裕があれば名所にも立ち寄りたいところだったが目指すは野球のみ、それでもメインルート脇にも風情豊かで趣のある光景が広がっている。

 

 

現在は中津市の一部、「耶馬溪」という地名は歴史で習った頼山陽が名付けたとのことのようだ。岩肌がむき出しになったような山々にも色づいた樹々が季節の遷移をしっかりと感じさせてくれる。これは「青の洞門」と言われるところなのかな。

 

 

道の駅のようなスポットにはほぼ満車に近い観光目的と思わる方々の車が駐車されていたがまさに今こそが1年の中でも最高のシーズンなのだろう。まぁそんなことも気になりつつ、こちらは年中やることは一緒(-.-)、ほぼ予定通りの時間にダイハツ九州スタジアムへ到着。

 

 

この球場を訪れるのは2度目、2015年に開場したまだ新しくてきれいな野球場である。

 

 

バックスクリーン一体型の電光式スコアボードに100×122mの広いフィールドは結構左中間、右中間の膨らみもあるがあるようだ。

 

本日この球場で開催されていたのは九州地区大学野球連盟の新人戦。昨日は西日本工大のグラウンドと併用で1回戦4試合、今日はこのダイハツスタジアムで準決勝2試合と決勝の3試合が行われるという日程。

 

 

1,2年生のみが出場できる新人戦とはいえ各地区予選を勝ち抜いてきた8校での決勝トーナメント、出場する選手は来シーズンの戦力として大いにアピールしたい大会なのだろう。糸島E試合終了後の小郡からの移動、さすがに準決勝には間に合わないものの、決勝戦は見れるのではなかろうかということで本日はこの試合を選択。さて決勝に勝ち上がってきたのはどの大学なのか…。

 

1校目は沖縄大。現在、宮崎梅田学園でプレーする山城修人投手目当てで見に行ったユニバーシアード大会以来の観戦。

 

 

秋の沖縄リーグ戦は沖縄国際大に優勝を譲ったが来春の巻き返しに向けては1,2年生の台頭に期待したところ(←多分)。今日は第2試合で折尾愛真短大に接戦での逆転勝利(←折尾愛真なかなかやる(^-^))、そしてインターバルは約40分、急いで昼食をとってのこの第3試合・決勝戦。

 

そしてもう1校は東海大九州キャンパス、あら、こちらは2週間前のインカレで見たばかり(^_^;)。

 

 

うーん、こういう巡り合わせもあるもんだな。ただ先々週の当方が見たインカレの試合とはかなり選手も入れ替わっていたのでこれはこれでまたどんな選手に会えるか楽しみ。今日は場内アナウンスもあって選手名もしっかりと把握できたが東海大は公式Twitterにオーダー表を掲載してくれているのでインカレの時もそれを見ればよかっただけのこと、気がつきませんでしたm(__)m)。

 

今日の試合で10番を背負うのは3番・センターで出場の藤村選手。

 

 

脚も速くてバットコントロールがよさそうな選手。この試合でもセンター前へのヒットがあったが選球眼がよくてミート力がありそうだ。大分南出身、リーダシップもある選手なのだろう。

 

沖縄大の10番は4番・ファーストの島袋瑶平選手、豊見城高校出身と聞くと当方の世代は「おーっ」と思ったりする部分はやはりある。何打席目だったか3ボールナッシングからこのフルスイング。

 

 

沖縄大はこの島袋選手以外にもボール先行の場面でも甘いボールは積極的に振ってくる打者が多かった印象があるが、これは勢いに乗ると怖そうな感じ。

 

その強打線に挑む東海大の先発は1年生の平野投手、初回にいきなり145㎞を計測したがまっすぐは常時140㎞前後、球速はなかなかのもの。

 

 

それ以上に流れるような変化球、また低めへ鋭く落ちる変化球がとても効果的。立ち上がりこそ失点を許したが試合中盤は三振の山を築いていった。小川工の出身、熊本にまだこんないい投手がいたとは…(@_@。小川投手が抜けた東海大投手陣、このピッチャーはかなり楽しみかも(^-^)/。

 

東海大九州の系列校・星翔高校は昨夏甲子園に出場したが、その星翔出身の1年生も何人かスタメンで出場。先発マスクは鍬田選手、秋の南部ブロックのパンフでは内野手登録となっているがもともと捕手なのかな。

 

 

打順は9番だったが4回に同点に追いつく2点タイムリー、平野投手が調子を上げてきていたのでこの1打は大きかった。

 

昨夏は甲子園でも1番・セカンドで出場した江頭選手はこの試合も1番・セカンド。

 

 

いかにも野球センスの高そうな選手だがライトへ抜けそうな一、二塁間のライナーを横っ飛びで好捕したプレーはさすがという感じ。打つ方でも初回、先頭打者でヒットで出塁、来シーズンはリードオフマンとしての活躍が期待される選手かもしれない。

 

先日のインカレでとても気になった主軸の2人、この試合でもそれぞれ4番、5番で登場。4番は菊田選手、やはり星翔出身の1年生。

 

 

体格も立派だがかなり打球は強烈(*_*)。レフト方向へ2本のヒットがあったがどちらも目の覚めるようなライナー、芯を食った時の打球はかなりのもの。この試合ではサードにスライディングした際に足を痛めて途中退場となってしまったが大事に至ってなければいいが。

 

5番の青木選手は見た目の迫力では菊田選手をさらに上回る(@_@。

 

 

この決勝戦では3本のヒットを放った。

 

 

完全に「行った」かなと思ったいい角度の打球はフェンスオーバーまであと少し、惜しくもフェンス直撃弾となったがやはり長打力はその見た目通りに魅力的。それ以上にファーストのすぐ左のゴロでライト前へ抜けていった打球の速さにも一人で感心しきりとなってしまったがこの選手のパワーは来シーズン大きなチームの武器になってきそうだ。高森高校は(失礼ながら)野球ではあまり聞いたことがないが平野投手同様、熊本にもまだまだ逸材がいる。

うーん菊田、青木この2人選手のパワーはやはり注目。

 

沖縄大では3番手で投げた仲地礼亜投手、スラっとした投手らしい体型から140㎞を超えるボールを放ってくる。

 

 

角度も感じられて低めにビシッと決まったボールは簡単に打てそうな感じではない。知念高校出身の1年生、この投手も来年以降、まだまだ伸びてくるかも。

 

リードする捕手はこちらも1年生の石原選手、なかなかの強肩。

 

 

右投げ左打ちの選手だがこの選手が7回の先頭打者で放ったレフトへのヒットがこの試合の大きなターニングポイントになった…。KBC学園未来沖縄高校の出身、最近高校野球の関連誌でもその名前をよく目にするようになった学校だが創部してまだ4年?5年?。高卒ルーキーながら今年既に1軍出場も果たしたオリックスの宜保翔選手も未来沖縄の出身。この石原選手は同級生!?

 

未来沖縄は春季沖縄大会で優勝したり、早くもプロ野球選手を輩出するほどの強豪校になっているようだがスポーツに力を入れている学校なのだろう。

 

同じくその未来沖縄出身、こちらは2年生の新盛選手は3番・ショート。この選手も好守にセンスを感じる。

 

 

ボールに逆らわないバッティングに軽快な守備、沖縄の選手らしい運動能力の高さを感じさせてくれる。

うーん、KBC学園、気になるなぁ(^-^;。

 

1番・サードで出場の比嘉花道選手は初回にいきなりツーベースで出塁するなど3安打の活躍。

 

 

右に左に強い打球が飛ぶ、とてもアグレッシブさを感じる1番打者。こういう選手が1番で躍動するチームは強い。

 

この試合、沖縄大で最も印象に残ったのは2番・セカンドの松堂選手、2番打者ではあるがこの選手も他の打者同様にスイングは思い切りがいい!

 

 

2打席目だったろうか、左中間へ放った打球はフェンス直撃!?、球場の最深部まで飛んで行ったがいい当たりだった。

 

 

2安打1四球、最後はこの選手の四球で試合が決まった。沖縄大はほぼ全員が地元・沖縄出身、この松堂選手もそのようだが高校は福岡第一。先週見た日経大の比嘉投手などもそうだが第一は沖縄の選手も例年数名在籍している。この秋も見る機会があった福岡の高校出身となるとなんか勝手に応援したくもなる、頑張ってください!!

 

試合はちょっと思わぬ展開…。

一旦は逆転を許した沖縄大だが7回に怒涛の集中打、1アウトも取られることなく打者一巡するというすごいビッグイニングを作って試合を決めた。

 

満塁の場面、代打で起用され初球を左中間へ運んだ大山選手の打撃はちょっと鳥肌が立った。

 

 

走者一掃のツーベース、やはり代打の選手は積極性が大切だがそれを見事に実践してくれた大山選手のバッティングは今日の「熱盛」!!

 

この大山選手の一打などがあり、大会規定でコールドで沖縄大が逆転勝利、新人戦を見事優勝で飾った。

 

 

 

やはり積極的に振る打者が多いので一旦火が付くとなかなか止まらない。遠路沖縄からの参戦、(余計なお世話ながら)遠征費とかも結構かかるだろうし、初日で敗退することなく、決勝まで残ってしっかり優勝できたのはよかったのではないかな。おめでとうございます(^-^)。

 

しかし、いまこの試合を振りかえってみてもなんでこういう展開になったのかがよくわからない…。

両校の力は互角、むしろ中盤以降、東海大が押していたので月並みな言い方にはなるがこれが野球の怖さということなのだろうか。

 

やっぱ勢いというか流れというのがある…。

 

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そして勢いというか流れを掴めないままの糸島E、一年生大会も初戦敗退。

 

 

四球もエラーもあったし、失点につながる挟殺プレーのミスもあった。それでもそれは想定内、昨日の打撃練習など見ていると10点くらいとってくれるのではないかという期待もあった。ここ数週間、みんな手にマメができて血が滲むほどバットを振ってきたのに積極的に試合でバットが振れないのもなぜだろうか…。

 

これで今年の全日程終了、シーズンオフとなるが課題がたくさんあってもう逆になんかワクワクするオフになりそうだ(^^;。

 

 

体力アップのための体幹トレや走り込み。

野球の基礎を積み上げるためのキャッチボール、ノックに打ち込み。

ただ打って投げるだけでない「野球」のことをもっと知るためのケースプレイ。

そして「何としても勝つぞ」という闘争心!!

 

選手個々の潜在能力では決して他チームに引けを取らないと思うのだが来シーズン開幕までの約4か月間、なんとか逞しさとかしたたかさとかが向上できればと思う。

 

 

応援してくれる人はたくさんいる。

あとは自分の問題、やるしかない!!

 

「えっ、これが糸島E⁉」と来春には他チームを見返してやろう。

 

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中津からの帰りは東九州道を北上し、小倉を経由するちょっと「浪費ルート」で帰宅、好きでやってることだが疲れた(>_<)。

野球探訪も今日が今年最後だったかも。

これで今年もオフに突入…なのかな。

 

野球好きにとっては寂しい冬を迎えることになるが楽しい春を迎えるための準備。


今年も(勝手に)いろんなチーム、選手に楽しませてもらって野球に感謝である。