さあ本日は29日に雨で順延となった糸島E・選手権大会の初戦、「ポニー九州連盟No1」とホークスカップ出場をかけての大事な試合。大牟田緑地球場で9:30PBということもあり早朝6時には自宅を出発。あまり寝てないのだがとても爽やかな朝の空気感と試合への期待(?)で快適にドライブすることができた。
 
当方チームバスとは別ルート、高速を使わず三瀬峠~吉野ヶ里~有明沿岸というルートで移動。家内の実家が吉野ヶ里近辺にあるのでこのルートはもう数えきれないほど過去に通っているのだがこの時期、沿道の山合の至る所に山藤だろうか、紫色の花房が目と心を癒してくれる。
 
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春には見事な桜並木が咲き誇るルートでもあるがこういう景色も見せてくれるのかと改めて感心。早起きと野球に感謝(?)である。それでさらに気分が乗ってということでもないが会場の大牟田緑地球場には1番乗りで到着してしまった(^-^;。
 
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無人の球場、高速使ったチーム本体より早く到着してしまったが一般道や有明沿岸道路も早朝は交通量が少なく所用時間的にはあまり変わりがない。
 
別に当方が早く行っても何の意味もないのだがしばらくしてチーム本体、そして対戦相手の嘉麻Bも球場到着。嘉麻Bには昨秋のトーナメントでシャットアウト負けを喫しているのでそのリベンジの意味でもなんとか打ち勝って初戦突破といきたいところ。
 
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朝早くからの試合、選手たちは頭も身体も目覚めているだろうか。
 
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昨年に続いて保護者の方々から送られた想いの籠った鶴もベンチ入り。
 
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本当に頭が下がりますm(__)m。
まずは試合序盤、先行して試合を優位に進めたいところ。
 
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予定より約10分早くPB、しっかりスムーズに試合に入っていけるかな。
 
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話は一旦、上記糸島Eの試合終了後のことへ。
(なんかこういう構成が定着化してしまったなぁ、ワンパターン( 一一))。
 
5月の連休と言えば…鳥栖リーグ(!?)。今年もクロスロードの時期になった。大牟田での糸島Eの試合が終わると午後から鳥栖方面へ移動、大牟田から鳥栖へは1時間程度の道程。途中、鳥栖球場やいくつかの学校グラウンドをのぞいてみたが、鳥栖商グラウンドではちょうど宮崎・日南学園と佐賀・東明館の試合が始まるところだったのでこの試合を観戦。このグラウンドは2回目か、学校の敷地内にある野球専用のグラウンドである。
 
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東明館は以前に一度だけ見たことがある。3年前の秋だったか、緒方くんという好投手がいたがその世代。東明館はかつては私学の進学校という印象が強かったがここ数年は野球もかなり力を付けてきているようだ。その東明館には是非にもう1度見てみたいと思っていた選手がいたので今日のこのカードは当方にとっては好都合。果たしてその選手は3番・セカンドでスタメン出場(多分、この選手です)。
 
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2年前の糸島Eの選手権大会は初戦は突破したものの小郡球場での2回戦で福岡Pに敗退。
 
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U-15日本代表、現在は2年生にして福岡大大濠の投打の中心となっている深浦投手に食い下がったが最終回に突き放されて敗れた試合。ただ当方にとっては深浦くん以上に福岡Pで深く印象に残ったのが本日、東明館で3番を打っていた柴田くんだった。中学時代に何度か対戦したことがあるがまずはショートの守備に感心。
 
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グラブの使い方、足の運びなどが基本に忠実で見ていてカッコいいし安心感がある。打つ方ではオーバーフェンスするくらいのフルスイングをしてきたかと思うと逆方向へも器用に打ち返す巧さもある。
 
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今日の試合でもそういうスタイルがさらに成長したところを十分に見せてもらったのはもう1度見れた甲斐が十分にあった。(本当の余計なお世話ですが)身体も大きくなって確実に成長している気がする。まだ2年生、これから(勝手に)ますます楽しみにさせてもらうことにしよう。
 
日南学園は昨夏の宮崎を制して甲子園へコマを進めた。今年は2年連続での夏の聖地を狙うということになる。4年前にもこのクロスロードで少しだけ見る機会があったが毎年参戦しているのだろう。当時は今春のオープン戦でも見た現在・三菱重工高砂でプレーする前田選手らがいた時代だった。
 
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その時対戦していた鳥栖高の帆足くんというのもいい投手だったなぁ。確か打つ方でも4番を打っていた。
 
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まぁそんなことも思い出しながら今日の試合。
 
先発はなかなかボールに力がある右の本格派。
 
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ハガ(?)くん、力を感じるのは決して近くで見ているからということではないだろう。打線で気になったのは3,4番を打っていた2人の「イワクニ(?)」くん。兄弟だったりすのかな?
 
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ともにガッチリした体格で目一杯バットを振ってくるので守る側としては常に長打を警戒せざるを得ない雰囲気がある。「バーチャル甲子園」で見ると秋、春とあまりいい成績が残せていないようだがこの鳥栖から夏へ向けてあげてくるだろう。小林西当たりとの対戦があれば楽しみ。
 
にしても東明館は強いと感じるチームだった。今年の春季大会は初戦で敗れたようだがちょっと信じられない感じ。打者では先の柴田くん以外にも4番のテラサキくん、1番のオオクマくんあたりは力のありそうないい打者。実際にこの試合でもいい当たりのヒットがあった。
 
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このオオクマくんも中学時代には糸島Eと試合したことのあるこの選手ではなかろうか。
 
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強豪・久留米Pでも1番打者で活躍していたが中学時代から脚もパワーもあって警戒せざるを得ないような雰囲気があった。柴田くん同様に頑張ってくださいm(__)m。
 
そして何より投手陣、先発はとても小柄なサイドスローのイチノセくん。
 
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身体は小さくても投げっぷりは小気味よくてとても気持ちがいい。伸びのあるボールを内外角にきっちり投げ分けて強打・日南打線をしっかりと抑えていった。見ていて何かワクワクする、いい投手である。
 
2番手のカワグチくんは長身からボールを投げおろすこれぞ右の本格派。
 
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昨夏の佐賀大会のパンフを見返してみたところでは「1番」付けていたのがこの投手なのかな。ボールに角度と力を感じる好投手。この他にも投手はいるようだがいろんなタイプの投手がいて、力とスピードのある野手が揃うこのチームは昨日見た龍谷などとも力の差を感じない。こちらもこの夏、佐賀の有力な候補になってくるだろう。
 
今年も本命なき佐賀の熱き夏に期待!!
 
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さて冒頭の糸島Eの選手権大会、結果からいくと残念ながら初戦敗退となった。
 
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初回に先制されるも次の回にすぐさま逆転、これはいい流れと思ったのだが…。その裏、先頭を四球で出すも2死2塁までこぎつけながら相手にビッグイニングを作られてしまった。昨日見た佐賀の高校野球の試合も同じだが突然"ゾーン"に入ったように打線がつながることがある。守りのリズムが単調になってしまうからなのかなんなのか…。高校野球なら伝令、プロ野球ならコーチがマウンドへ行き一呼吸入れるようなシーンでもある。その後は打線も奮起し相手の8本を上回る11本のヒットを放ったが集中打とはいかず試合をひっくり返すまでには至らなかった。
 
嘉麻Bは主力に2年生の多いチーム。今日投げた2人の投手は昨秋完封された投手とは別の選手達、ともに2年生のようである。先発のモリくんはコントロール抜群、2番手のトヨナガくんはかなり山なりのスローカーブをうまく使う。
 
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レフト頭上を超えるタイムリーを打ったテラハマくんも2年生のようだ。
 
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この選手たちはまだまだ来年以降も伸びていきそうだ。糸島Eは全員3年生がスタメンだったが試合に出ている以上、学年は関係ない。こちらも新1年生を代打で起用した場面があったがトーナメントともなればそういうこともある。嘉麻Bの主将、4番・捕手のシマダくんはやはりいい選手だ。
 
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強肩強打、最後はこちらベンチ前のファールフライをこの選手に好捕されゲームセットになったが、明るく元気にチームを引っ張っている感じがベンチにいてよく伝わってきた。
 
こちらの捕手も奇しくも同じ背番号だが今日は3安打3打点と活躍。
 
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それ以上にボールを低めに集めようとする投手たちのワンバウンドのボールを身体で何度も止めたプレーはとてもよかったと思う。そういういいプレーも随所に見られた試合ではあったが負けは負け、やはりとても残念。
 
いつも投手がピシッと抑えてくれるわけではない、今日みたいに序盤に大量リードを許す展開の試合もある。でも7点取られたら8点取り返せばいい。実際に相手を上回るヒットを放ったしそのチャンスは十分にあった。逆に打線が機能せず投手が踏ん張るような試合展開もある。そんな試合ではたった1つの四球、たった1つの送りバント、たった1つのエラーが明暗を分けることもあるだろう。それが野球である。試合前から緊張感と集中力を如何に高めていけるかは大切。今日の試合に向けたフィジカル、メンタル両面での準備は万全だっただろうか。
 
試合前の道具の手入れ、準備も大切なことである。
 
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試合後、監督から話があったように1年生もこういうことを勉強していかないといけない。先に言った通り、どうしても勝たないといけない試合では学年は関係ない。そして実際に試合に出た1年生もいる、もう全員がチームの戦力である。
 
さぁもう切り替えていくしかない。今月末にはこの選手権大会同様に最大の目標としてきた「ジャイアンツカップ予選」も開催される。そこへは今日以上の最高の準備で臨まないといけない。
 
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この試合の後、他チームの試合も少し見たが昨秋からは地力を伸ばしていると感じる部分は多い。この春へ向けた秋から冬へかけての準備がしっかりできていたのだろう。
 
もう残された時間はわずかだが試合日から逆算してあと何ができるか。
試合前日には何をするか、そして試合当日にはどういう準備をするか。
 
フィールドに立つ選手もベンチにいる選手もランナーコーチもスタンドにいる選手もみな試合に勝つためには必要かつ重要な要素である。誰かがやることではなくチーム全員がやること。
 
次こそは絶対に勝つために最高の準備を。