12月とは思えないような暖かさから一変、この週末はそれ「らしい」寒波がやってきた。

土曜日はポニー九州連盟の納会に出席。球団代表、監督とともに初めて出席させてもらったが来賓の方、各球団関係者初め約50名の方が列席されていた。

当方忘年会にでも参加するような軽い気持ちでジャージ姿で赴いたのだが参加者みなさんスーツやジャケット着用、これはちょっと焦った(・.・;)。

それでも他の球団の方と少しお話させてもらう機会になったのはよかった。やはりどのチームも部員確保には苦労されているとのこと。少子化に野球離れ、他球団との取り合いというより野球やっている子供自体が減っている。

我が家のチビも野球ではなくサッカーとバスケに夢中だが、野球好きとしてはやはりさびしい限りである。糸島Eも入団体験会など来春に向けた勧誘活動が本格化するが多くの新入団員が入ってきてくれることを切に願いたい。

だがまず「勧誘」の前に「送り出し」。毎年同じような投稿しているが昨日日曜日は3年生部員の卒団式が執り行われた。

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グラウンドでの式は寒さで震えっぱなしだったが、昨年は開始直前で雨に降られ、急遽場所を変えての開催となったので今年は無事グラウンドで送り出すことができたのはよかった。

約2年半、最後まで頑張った団員は10名。

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卒団生1人、1人に卒団証書が贈られた。ポニーは米国に本拠を置く連盟なので証書に記載された名前もローマ字表記である。

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証書には日本ポニー連盟理事長・廣澤克実さんのサイン(←印刷です)もある。

式の後はこれまた恒例の卒団生と在団生による紅白戦、しばらく実戦からは遠ざかっている卒団生だがそこはやはり先輩の威厳は見せられたかな。中学生において1年の差はまだまだ大きい、みな入団した時と比べると格段に逞しくなった。

そして夜は保護者会と球団スタッフによる懇親会へ…。

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さてこれまた例年同様の投稿となるが野球ネタのないオフシーズン、今年の探訪記の振り返りでも。

今年は糸島E関連の試合以外で約45試合観戦、昨年よりは10試合減だが今年も印象に残る球場、試合、選手たち、そしてプレーを探訪の中で体感することができた。

それを列挙していくと数知れず、ちょっと整理するのに大変な思いをしている(好きでやってることですが)。

それでも頑張って整理(?)、そして今年印象に残った選手やチームをこれまた勝手に振り返ってみたい。題して「Himaoyaji Awards 2018」、まったく余計なお世話だが今年もまずは「野球の華」ホームランから。

数えてみると今年は(多分)19本のHRを見ることができた。HRはどれも印象に残るものだがその中でも特に当方の心に残った一打はどの選手の一打だったか…。

まずは社会人、今年初の野球探訪となった2月のえびの・王子原球場でのオープン戦、JX-ENEOSとの試合で一発を放ったのはJR九州の岩切選手。

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先の「勝手にドラフト」ではヒマオヤジ球団として指名させてもらったが九州社会人随一の長距離砲。

190cm近い長身からしなるようなフォローの大きなスイングで長打を量産する。当方が見た試合では完封寸前の9回に豪快にバックスクリーンに打ち込んだ。来シーズンもさらに上を目指して大いに期待できる選手。

5月の都市対抗予選、広い大谷球場で一発を放ったのはHonda熊本の稲垣選手。

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決してHRバッターというタイプではないと思うが走攻守揃うセンス抜群の選手。それでもツボに入った時はオーバーフェンスする力も十分にある。

来年で高卒8年目、今年は1つ上の荒西選手がドラフト指名を受けたが岩切選手同様にまだまだ上を目指せるポテンシャルを持った選手。

8月、合志球場での福岡大とのオープン戦で一発放ったのは鮮ど市場GLの鈴木翔太選手。

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今年も2度、昨年以前にも何度か見ている選手だがパワーは年々増しているような気がする。

往年の中村ノリ選手バリの狭いスタンス、高いグリップから強烈なスイングで放たれる打球は一見の価値がある。右方向に力強い当たりが打てるのも魅力的。

その試合では當銘選手も代打でHRを放った。

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芯で捕えた打球は合志球場のライト場外一直線。この選手は国士舘大時代にもオープン戦でやはり同じく代打HRを見たことがあったがその時以来、5年ぶりにHRを見れたのは個人的には感慨深い。

今年開場、初探訪となった西部ガスの東浜マリンフィールドで見たのは山中選手のライトポール際への一発。

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165㎝くらいの小柄な内野手だがうまくすくった打球は風にも乗ってオーバーフェンス。

マリンフィールドは全面人工芝の素晴らしいグラウンドだったがこれから西部ガスの練習ではもちろんのこと社会人の大会でも活用されていくだろう。この球場で今後もHR見ることがあると思うが、その第1号となった山中選手のHRはやはり記憶に残っていきそうだ。

8月、鳥栖球場での炎天下のオープン戦で一発を放ったのは今年初めて「全国」へコマを進めた宮崎梅田学園の堤選手。

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初出場となった社会人日本選手権では自動車学校のチームとして話題も呼んだがその選手権九州予選前のオープン戦での一打。

ライナー性の当たりは球場後方を走るJR長崎本線に届かんばかりのいい当たりだった。

佐賀学園出身の堤選手にとって鳥栖球場は地元といっても言い場所。この堤選手や福野選手、中武選手、古山選手などチームを長年牽引する攻撃陣の活躍もあって初の全国切符を勝ち取った。

この堤選手のHRはその全国へ弾みを付ける一打にもなったのではなかろうか(ということにしておきたい)。そういう意味では社会人の中ではこの一発が最も印象に残ったかも。

続いて大学生。
4月、下関球場での中国六大学のリーグ戦、岡山商科大との試合でHRを放ったのは東亜大の4番・横石選手。

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この試合は東亜大の藤本投手目当てで行った試合だったがその藤本投手は見れなかったものの同級生の横石選手のHRが見れたのはよかった。

野球処、四国・徳島出身。この試合では初回にスクイズ失敗など厳しい場面もあったがまさに4番としての「面目躍如」の一発だったと思う。

九州屈指の強豪・日本文理大で昨年、1年生時から4番を担う安永選手。

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決して大柄な選手ではないがパンチ力は抜群。10月、ヤフオクドームでの明治神宮大会予選ではやはり4番で逆方向、レフトのホームランテラスにライナーで打ち込んだ。

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九州国際大付時代には主軸で甲子園出場、この選手の打棒は来年以降も注目である。

その試合でこれまた効果的なHRを放ち2年連続でチームを明治神宮へ導いたのは九州共立大の笹井選手。

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この決勝戦は3安打の大活躍、その活躍ぶりが目に留まった(?)のか来年からは西部ガスでプレーするようだ。横幅と厚みのあるガッチリした体格、社会人でのさらなる活躍が期待される。

その時から半年遡るが、同じヤフオクドーム、九州六大学・春季リーグ戦の開幕戦でHRを放ったのは久留米大の4番・吉海選手。

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この選手はその試合の約1ヶ月前、光シーガルズとのオープン戦で初見となったが、その時から迫力ある身体から繰り出されるパワフルなスイングは目に留まり、久留米大の控え選手に名前を聞きに行ったほど。

そして公式戦、開幕戦ではその期待を裏切らない見事な一発。筑陽学園出身の2年生、んっということは糸島E・元主将のトーヤくんとは同級生か!?大学生の中ではこのHRというかこの選手が今年もっとも印象深い打者だったかもしれない。

大学生では4月、トーヤくん(←誰ですかって感じですよね(^-^;)も所属する沖コンピュータ教育学院との試合でHRを放ったのは九産大の2年生・武上選手。

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ライトへ放ったライナー性の当たり、この選手は高校時代から何度か見る機会があったがとてもミート力のある打撃が印象的だった。

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九産大でも1年次からリーグ戦に出場しているがこの武上選手と同期の飯塚高校OBは九州の大学で活躍している選手が多い。来年はこの世代の飯塚OB達の活躍も楽しみ。

その試合で当方の期待通りにHRを放ってくれたのは沖CKGの河添選手。大学ではなく専門学校なので社会人扱いだがまぁ世代的にはここということで。

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昨年の社会人日本選手権九州予選で初見となった選手だがその試合でもアイビースタジアムで強烈なHRを放ってくれた。

その後、「GRAND SLAM」を見直すと当方と同じ中学の出身、それでいきなり気になる存在となりこのオープン戦を見に行ったのだが当方期待通りのHR、これは本当に"ありがとう"である。

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来年からは地元・熊本の鮮ど市場GLでプレーするとのこと。これはまた見に行かずばなるまい。

その河添選手と2者連続でHRを打ったのは久保田選手、こちらは福岡工出身の3年生。

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久保田選手もまだ野球を続けるのだろうか。4月とは言え、やや雨交じりのとても寒い日だったがこの2者連続HRには勝手に熱くなった。うん、熱盛!!

そして高校生。
3月の春季福岡大会、当方にとって今年高校生初のHRを放ったのは九産大九州の小樋井くん。

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もともとこの次の試合を見るのが目的で探訪した久留米球場、当方が球場に入ってすぐの一発だったのでどんなシチュエーションだったかもよく覚えてないがきれいな放物線を描いたアーチは記憶に残っている。

九州高校は今年の夏は南福岡の決勝で0-1の惜敗、甲子園目前に惜しくも涙をのんだ。その試合でも小樋井くんは主軸を任されたようだ。またプレーを見る機会があるだろうか。

夏の熊本大会、山鹿球場での試合、シード・城北相手に一発を放ったのは熊本国府の4番・吉川くん。

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4番を任されるに相応しい立派な体格に迫力ある打席での構え。この吉川くんのHRはシード校相手にコールド勝ちを決める一打となった。国府は秋の新チームも見る機会があったが来年もかなり楽しみな選手が揃っている。

今年の高校生の中でもっとも凄みを感じた一発、夏の前哨戦、筑後地区大会で放った西短・中村くんのHRはかなり鮮烈だった(*_*)。

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引き締まったバランスのよい体格、脚も速くて身体能力はかなり高そうな感じがしていたが、小郡球場で左中間に放った一撃は見事だった。

やや高めの球だったように記憶しているが上からかぶせるように打った打球はぐんぐん伸びて球場最深部へ、いやぁ強烈(+_+)。この秋、ホークスから育成での指名、プロでもこの身体能力の良さがさらに伸ばせればおもしろいかもしれない。

今年は何やらいろいろあって熊本の実家に戻る機会が多かったが、当方が通った小学校の真隣にある球磨工グラウンドで練習試合を見る機会が何度かあった。

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小学校時代から何度も「潜入」したことのあるグラウンドだがここでちゃんと野球の試合を見たのは今年が初めてだったかもしれない。

夏直前、6月には鹿児島工が練習試合に来ていたが2番打者がライトへホームラン、名前は確信はないが「サカイ」くんだったと思う。

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この選手も決してHRバッターではないと思うが金属バットでしっかりミートすれば打球は思いのほか伸びていく。

このHRは確かに印象に残ったが、同時に相手チーム・球磨工の選手たちのことも頭にインプットされた。

夏の前哨戦ともいえる「NHK旗熊本大会」では何と優勝、シード校として挑んだ夏、当方が見たのは山鹿球場での宇土高校との2回戦。3回、チーム初ヒットなる先制アーチを放ったのは大坪くん。

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背番号2桁の2年生、試合前のシートノックでいい動きしていたのが印象的だったが、HRを放つとはビックリ。

そしてこの試合では6番に入る山路くんもHRを放った。

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当方が球磨工グラウンドで見た練習試合では4番を任されていたがやはりパワーがある。

当方の地元・人吉球磨では多良木高校が最後の夏を迎えるということで注目を集めたがこの球磨工が結局ベスト4まで進出、準決勝では優勝した東海大星翔に敗れたものの大いに地元を盛り上げてくれたことには感謝。

来年の夏こそは「人吉・球磨」からの初・甲子園を期待しつつ、「Himaoyaji Awards HR部門」は球磨工のこの2人の選手に授与することで決定、勝手におめでとうございますm(__)m。

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さて番外編になるが冒頭の糸島Eの卒団生にも印象に残るHRを打った選手がいた。

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今年の春季リーグの開幕戦、筑後川運動公園でセンター超えに主砲が放った一打は真っ青でさわやかな春の空に吸い込まれるようなきれいなHRだった。

昨夜の懇親会では酔いに任せて「今年のチームで思い出に残っていることが少ない!」とか(またしても)失言してしまったが、もちろんそんなことはない。

この主砲のHR以外にもとても感心させれる、気持ちがスカッとするような試合やプレーもあったし、「もう少しどうにかならんか(>_<)」とストレスが溜まるようなことがあったのも確か。

1年上の世代は結構しっかりした子達が多かったので正直この代はどうなるのだろうか…なんて余計な心配したこともあったが大きなタイトルはなかったものの最終的には1つ上の代に勝るとも劣らない結果を残してくれたと思う。これも監督の手腕!?

大いに成長した選手、いろんな多面性を見せてくれた選手など10人それぞれだが、総じてまだまだ伸びシロはある。是非に高校でも全員が野球を続けて欲しいものだ。

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糸島Eでプレーしたことを忘れずに。

例年並みの投稿で例年のような締めくくりとなるが、この先の野球探訪でこの選手たちが活躍する場面に遭遇できることを本当に、本当に楽しみにしたい。

真の野球はこれから、みんなガンバレ!!

保護者のみなさんもごくろうさまでした。
他人の子で勝手に楽しませてもらってありがとうございました(^.^)。