先週別府まで遠征して観戦した九州地区大学野球連盟2部リーグの決勝リーグ。1部復帰へ王手をかけた久留米工大。

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投打にしっかりした試合ぶりを見せてもらったが本日はその久留米工大まで。例年この時期に開催されるポニー九州連盟の「久留米工大旗争奪トーナメント大会」、もちろん糸島Eも参戦。

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秋季リーグ戦もまだ継続中だがその合間に行われる新チームにとっては初のトーナメント大会。試練が続く糸島Eの新チームだが「一発勝負」のトーナメントにどう対応していけるか…。

この頃の週末は悪天候に悩まされることが多かったがこの土日はとても爽やかな快晴、やや汗ばむくらいの小春日和に恵まれた。そんな時に限って昨日は休日出勤、日頃の行いがよくないのか…(-.-)。福岡では高校野球の1年生大会も始まっているが見てみたい試合もあったのでちょっと残念。

さて本日の久留米工大旗大会は久留米工大グラウンドで開会式が行われた後、3会場に分散して1回戦が行われたが糸島Eの試合は第3試合でかなり時間が空くということもあって当方開会式はパス(監督、スミマセンm(__)m)させてもらい例によって「寄り道」しながら試合会場へ向かった。

佐賀で九州大会初出場を決めた未探訪の北陵高校のグラウンドでものぞいてみようかと思ったのだが九州大会直前にそういうのもどうかと自重(?)、結局、八女市にある西日本短大付のグラウンドを数年ぶりに探訪してみた。久留米工大からは距離にして7~8㎞、車で15~20分と近い場所にある。

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前回来たのはもう5年前か、その時は熊本・必由館との練習試合が行われていたが、本日も練習試合開催中。例によって何の事前情報もない行き当たりばったりの野球探訪だが試合観戦の機会を得たのはありがたい。

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西短は夏全国制覇の経験も持つ筑後地区の強豪校、今年の5月に筑後地区大会でも見たが前チームもレベルの高いいい選手が揃っていた。この秋も優勝候補の一角だったに違いないがベスト8まで進出したものの九州国際大付に1-2で惜敗、既に目標は来夏に切り替わっている。

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さて新チームはどんな選手がいるのだろうか。

その西短に遠征で来ていたのは神村学園、こちらは秋の鹿児島大会で優勝、センバツをかけた九州大会への出場を決めている。

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場内アナウンスによると先発投手はクワハラくん、まだ1年生のようだが力のあるいいボールを投げている。っていうか九州大会出場直前のチームは「そっとしておく」べく自重したはずだったのだが結局そういうチームと出くわしてしまった、何という引きの強さ!?しかも九州大会の初戦で神村は北陵と対戦する(*_*;。ということで試合内容の詳細は控えめに…;。

にしても神村とは本当によく出くわす。これまで大濠、佐賀商、海星のグラウンドを探訪した時にも偶然神村学園とのカードにあたったことがあるが何か縁でもあるのか(もちろんそんなわけない)。神村は毎週のように北部九州まで遠征して強豪校と対戦することで経験値を積み重ね強くなっているのだろう。今年は対外試合禁止処分もあり夏はよもやの初戦敗退となったが、秋にここまで盛り返してくるとはさすがである。

一方西短の先発はヤマシタくん、この投手は見てみたいと思っていた選手だったのでこれはよかった。

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ポニー九州・田川Hの出身。あれは2年前のポニー選手権の初戦だっただろうか、糸島Eはこのヤマシタくんがいた田川Hと対戦、ほぼ完璧と言っていいくらいに抑え込まれて敗退した。

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とてもしなやかな腕の振り、伸びのあるストレートと低めへ鋭くキレる変化球、相手チームながらこれはいい投手だなぁと痛く感心し、その後のことが勝手に気になっていたのだが強豪校で主力投手に成長してくるとはさすが。今日のピッチングは(当たり前だが)中学時代より力強さは増して堂々たるピッチング、夏にリベンジてくる可能性は大いにありそうだ。

前チームから4番を打つ神宮くんは今日の試合でも4番・捕手、いい当たりを連発していたが将来楽しみな強打者である。

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長打もあるが広角に打てるのがいい。それに続く5番打者も鋭いバッティングしていた(名前聞き取れずm(__)m)。

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西短やはり力のある打者がずらっと並ぶが今日もっとも印象に残ったのは2番に入るハルヤマくん。小柄な左打者、本当に投手にとっては厄介な打者だろう。

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微妙なボールは執拗にファールで粘って四球を選んだかと思うと、脚を活かした絶妙のセーフティバントを決めるなど当方が見た3打席すべて出塁した。こういう「つなぎ」の選手の存在はチームにとって大きい。センバツは逃したが西短は新チームもポテンシャルはかなり高そうだ。

神村の主軸も力強いスイングをする。4番はタモトくん、5番はイノウエくんだろうか。

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特にイノウエくんの体格の見事さにはびっくり(@_@。芯食ったらどこまででも打球は飛んでいきそう。その他にも西短同様に脚のある選手や抜群の守備力を見せる選手が揃っていたが鹿児島を制したというのもうなづける。

九州大会は来週末から熊本で開催、以前開催県は4校出場できたが今年は各県2校ずつ。九州大会での神村の活躍ぶりにも注目。

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九州大会見に行けるかな~、見に行きたいなぁー。

さてこの試合を5回まで見終わったところで「寄り道」終了、糸島Eの試合会場へ移動。会場となったのは久留米工大の系列校、祐誠高校のグラウンド、このグラウンドは2年ぶり。

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2年前も久留米工大旗のついでに立ち寄ったのだがその時は田浦投手、川端投手らを擁する秀岳館高校が練習時試合に来ていた。校舎に隣接する形で野球部専用グラウンドも設置されているがかなり広い面積、特にセンター後方から右中間にかけては深く広がっているので外野を抜けてしまうとランニングホームランの可能性が高まる。実際、糸島Eの前の試合でも2本のランニングHRが飛び出した。グラウンドにいた祐誠の野球部員に聞いたところ高校生の試合でもセンターを超えるとランニングHRになってしまうことがあるようなので外野の守備は要注意だ。そういう我が家にもその広い外野の恩恵を受けたホームランボールがある(^-^;。

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もう9年も前のことになるが糸島Eとしてこのグラウンドをお借りして試合するのは当方にとってはその時以来。祐誠高校はまだ春夏通じて甲子園の出場はないが例年上位に食い込む強豪校、今年はベスト16で先ほど「寄り道」した西短に敗れている。近年はプロ野球選手も輩出しているが甲子園に出場する日もそう遠くはないだろう。

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さて初戦の相手は福岡D、前チームは練習試合含めてよく対戦した。新チームも力量の差はそんなにないはず。

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いきなり雰囲気のある1番打者が登場…いやいや大丈夫。

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リーグ戦、コルト大会と苦戦続き、とにかく打撃不振は深刻な状況だが試合前の監督の指示通り、フライになろうがゴロになろうが空振りしようが結果を気にせずフルスイングできるだろうか。

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投手の頑張りももちろん重要!!

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初回に2点を先制されその裏三者凡退に終わった時は「またかー(>_<)」とちょっと嫌な予感が横切ったが久々(?)の会心のヒットをきっかけに相手四球やスクイズなどがからんで逆転、その後も四死球をたくさんもらったこともあって初戦突破、まぁ内容はともかく久々の勝利、勝ち負けにこだわるつもりはないがやっぱ負けるより勝った方がちょっと嬉しい(^.^)。これまでより打席で必死に食らいつく姿、積極的に振っていく姿が見えたのではないかな。守りでも2回以降は1人も走者を出さず、しっかり守れたのも良かった。

やはり試合にはムードというか流れがある。その流れを持ってこれるかどうかは大きく試合結果を左右する。チームにいいプレーが出た時、得点が入った時などはもっとチーム全体で盛り上がって仲間を褒め称えて欲しい。流れは自分たちで持ってくるもの、つかむものである。チーム全体の雰囲気がよくなれば個々の選手もノッてきて、もっと思い切りバットが振れるし、ボールにチャージできるのではなかろうか。委縮する気持ちが消えて勇気が湧いてくるのではなかろうか。

来週の2回戦以降はもっとそういう気持ちを出して頑張ってください。
と言いつつ来週は所用で試合参加できず、スミマセンm(__)m。

この大会のホスト役、久留米工大と祐誠高校の野球部員たちにグラウンド整備など試合運営のお手伝いをしていただいた。例年のことではあるが自分たちの練習もあるだろうにありがたいことである。

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今日の糸島Eの試合時間とほぼ同時刻に1部リーグ復帰をかけた久留米工大の最終戦も西日本工大グラウンドで行なわれた。結果、長崎大を破り1シーズンでの1部復帰を決めたようだ。先週、当方が見た試合でも見事な完封勝利をあげた澤邉投手が今日も完封。

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やっぱいい投手。
久留米工大のみなさん、1部復帰おめでとうございます。

また来週もお世話になりますm(__)m。