昨日の投稿の続き、5/26に大谷球場で行われた第2試合についてのお話。

ところで本日はチビの小学校の運動会、週間天気では雨も心配されたが素晴らしい好天、絶好の運動会日和に恵まれた。

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しかしこれで小学校の運動会は何度目だろうか。「フル出場」していれば17回目となるが雨で流れた年や仕事で行けなかった年などもあるのでそれでも14か15回目と言ったところか。それでも来年でようやく終わる予定。しかしこの年齢になって競技に借り出されるのは疲れる(>_<)。

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昨日は都市対抗野球九州2次予選、九州三菱自動車と宮崎梅田学園の試合に関する投稿をしたがこれはその後に行われた試合について。

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1次予選を勝ち抜いた12チームで代表2枠を争う戦い。負けなしで3(もしくは4)連勝すれば第1代表、初戦で敗退したチームにも敗者復活からの第2代表を狙うチャンスがあるのは面白いシステムだが1度勝った相手に敗者復活で敗れて代表権を逃す…というようなこともあり、何とも厳しくも切ない代表選考方式でもある。

朝方は曇天、雨も心配されたが第2試合が始まるころには初夏の日差しが一杯、風もあって爽やか、半袖で十分な観戦日和。

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雨の心配どころかグラウンドにはタップリ水が撒かれた。

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球場の管理者の方に九共大野球部の選手たちのサポート、ごくろうさまですm(__)m。

第2試合は昨年の代表Honda熊本と苅田ビクトリーズの対戦。Honda熊本は昨年の代表だけあって戦力は充実しているがさらに楽しみな新人も加わっている。

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大学時代に何度か見に行った屋比久投手もその一人。

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強気かつ制球力のいい投手。今日はシートノックでボール渡しのお仕事。この試合ひょっとして登板あるかなと少し期待してのだが出番なし。荒西投手中心に層の厚い投手陣で頭角を現すのは簡単なことではないと思うが、地元の名門チームでさらにレベルアップを期待したいものだ。

Hondaのスタンドはもうすっかり都市対抗モード、チア含む応援団も繰り出してスタンドは都市対抗の雰囲気そのもの。

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会社をあげてのバックアップ、選手もこの応援にはしっかり応えていくしかないだろう。

対する苅田ビクトリーズは昨秋・宮崎で見た日本選手権の九州予選以来だろうか。

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一昨日の一回戦では同じクラブチームの新日鐵住金大分を打撃戦の末に破ってのこの2回戦。チームは勢いづいているだろうか。

Hondaのスタンドと比べるとかなり寂しいが、それでもとても暖かく、アットホームな応援団がいる(^.^)。

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5人編成のブラスバンド、これは昨秋の宮崎で見た時も同じ。演奏される曲は「マグマ大使」「ウルトラマン」「マジンガーZ」と当方世代にはジャストミートな曲ばかり(^-^;。もう一度聞いてみたいなと思っていたので昨日はなんだかとても嬉しかった(^.^)。数では負けるがチームを思う気持ちはHonda以上!?、ビクトリーズの選手たちはどこまでこの期待に応えられるだろうか。

その期待を背に先発のマウンドにあがったのは原投手、飯塚高校出身の4年目。

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高校時代にも1度見たことがあるが、この秋の九州六大学でMVPを獲得した現・福岡大の秋山投手を擁する田川高校との試合だった。コンパクトなテークバック、長身から投げ下ろす低めの速球はさすが飯塚の「背番号1」だなぁと感心したように覚えている。

先発マスクは同じ飯塚高出身のこちらはルーキー、笹田選手。世代的には原投手とは高校は入れ替わりということなのだろう。

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この選手は高校の1年生大会で初めて見たが本当に1年生かと思うような立派な体格、確か打順も4番だったと思うが、これは将来かなり楽しみなのではないかなと(またまた勝手に)期待していた。

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昨夏、最後の試合も見る機会があったが社会人で頑張っていたとは知らなかった。まだ19(18?)才、これからもっともっと伸びていく可能性があるだろう。この笹田くんとバッテリー組んでた林投手もいい投手だったが今はどこで野球を続けているのだろうか…。

対するHondaの先発は押しも押されぬ大黒柱の荒西投手。

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熊本・玉名工から入ってもう8年目(?)の投手だがここ数年でさらにレベルアップした感がある。リラックスしたフォームで制球重視、コースを丁寧かつ大胆に突く巧さが格段によくなっている気がする(スミマセン、過去はあまり見たことがないので勝手な想像ですm(__)m)。

リードするのはベテランの浜岡捕手。九州学院からの亜細亜大、もう33才になるのだろうか。

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昨日は打つ方でも4番、ヒットはなかったと思うがフェンスギリギリの大飛球に盗塁を刺した肩も健在。九州でベテラン捕手と言えば何と言ってもJR九州の中野選手だが、その中野選手よりはまだ5つも年下(GRAND SRAM見ながら書いてます(^-^;)、まだまだチームのけん引役として頑張って欲しい選手。

さて試合は9-1でHonda熊本が快勝、コールドゲームは逃れたがHondaが投打に圧倒的な力を見せつけた試合となった。

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Hondaは右・左、パワー・スピードと打者にいろんなバリエーションがあって厚みを感じる。大学時代には投手としてしか見たことない北村選手は2回に先制の2点タイムリー。

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この試合では7回にもタイムリーがあったかな。計4打点、持永選手と重盗を決めた場面もあったが脚もあってどこでも守れる野球センスの高い選手、チームにとっては貴重な存在だろう。

主将の熊丸選手はこの試合は7番・DH、この選手もパワーは健在。

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逆方向、逆風のライトの頭上を越えていくツーベースがあったが懐が深くて広角に長打が打てる選手だろう。

ただこの試合では左打者陣の力強さに改めて感心させられた。1番・ショートで出場の稲垣選手、この選手も過去に3,4回見たことがあって走攻守に上が狙えるレベルの選手だと感じていたがこの試合ではそういう巧さだけでなく力強さも見せつけられた。

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4回、コンパクトにしっかり振りぬいた打球は多分逆風だったと思うのだが両翼102mと広い大谷球場の右中間フェンスをオーバー、いやぁ大したものだ。

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既に2回にも2点二塁打を放っていたがなかなかのパンチ力、決してごついという体格ではないがしっかりスイングできているのだろう。また守備でも難しいファールフライを好捕したプレーがあった。いまさら当方が言うまでももないがかなりいい選手だと思う。

さらには8番に入った持永選手もライト頭上を越える2点ツーベース。

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この選手も小柄だがしっかりとボールをミートして振り切っている。その次の打席はまた同じようなライトへ高く舞い上がる打球、当方も「今度こそはHRか!?」と一瞬身を乗り出したが、フェンスに張りついたライトの10mほど前に打球はポトリ、目測を誤ったか風に戻されたか…。ただ打球が上がった瞬間に「行ったのでは」と思わせるような勢いがある。それでも9回にはきっちり送りバントも決めた。「次」を見据えての攻撃であろう。

長池選手も相変わらずいいパンチしている。この試合はレフト前に運ぶタイムリー1本、プレーの一つ一つに躍動感のあるエネルギッシュな選手。

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持永選手にしても長池選手にしても170㎝ない小柄な選手だがパワーが身体に凝縮されたかのような強さ、逞しさを感じさせてくれる打者である。

本日購入したパンフで見ると苅田は大学を経由せず高校から入っている選手が大半を占めているが、その数少ない大学経由、九国大出身の白石選手は4回にチーム初ヒットなるライト線への2塁打。

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荒西投手に完全に抑え込まれている感じだったのでこのヒットはなんか見ている当方もホッとした(^-^;。すると次の4番の古川選手もライト前ヒットで続いた。

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古川選手は西短で甲子園にも出場しているが中学時代は(糸島Eがなかなか勝てない)筑後Rに所属。11年前のスコアブックを見直してみたが古川選手がいた時代の筑後Rとのリーグ戦、やはりいい感じで敗けている(>_<)。
古川選手は今日は2安打、是非に頑張って欲しいが現役・糸島E的にはなんとか筑後Rに一矢報いたいm(__)m。

そして昨日の苅田の打者の中では最も印象に残ったのが5番の脇園選手、チーム唯一の得点となるタイムリーヒットを放った。

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この試合ではセンター前とレフト前に2安打したがバットコントロールの良さを感じるいい選手である。大会パンフによると名門・鹿児島実の出身、なるほどなるほど。

苅田ビクトリーズが本拠地として使用している苅田町の日産自動車九州の敷地内にある「日産スターグランド」、その本部席の裏に小さな慰霊碑がある。

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このことは以前このブログにも書かせてもらったことがあるが、日産九州自動車時代、チームの主将を務めていた選手が試合中に突然倒れ、そのまま30前半の若さで亡くなられたというようなことがあり、この慰霊碑が作られたようだ。ある方のTwitterで知ったのだが今シーズンからその亡くなられた選手の奥さんがチームスコアラーに就任されチームをバックアップされているという毎日新聞のネットの記事があった。昨日、ベンチにおられたのかどうかはわからないがこの都市対抗予選もチームのサポートをされるということだった。

かつて「日産自動車九州」時代には都市対抗にも6回出場した強豪である。現在のチームは高校から直接入った20代前半の選手が多い。クラブチームという形態に移行し、野球に打ち込むにもいろんな制限があると思うが個々には将来性を感じる若い選手たちが揃っている。

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敗者復活にまわったがまたかつての栄光を取り戻すべく、チームが活性化、勢いづくのを是非に期待したい。
そうしないと九州の「枠」も2つに減らされたままになってしまう。

やっちゃえ、日産(ちょっと古い!?)

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そして運動会から戻ってきて本日の試合結果チェック、苅田は残念ながら敗戦、この都市対抗予選はここで敗退となった…。

勝ったのは沖コンピュータ(CKG)、昨秋の日本選手権予選でも同じカードを見てその時もCKGが勝ったが今の世代のCKGはかなり強い。苅田は残念だがCKGには「専門学校初」の全国切符を狙って欲しいものだ。

新日鐵住金大分も本日で敗退、こちらの試合も見たかった。

とまぁ社会人野球も興味は尽きない。

そして来週は糸島Eのポニー九州選手権大会、
「めざせヤフオクドーム!!」である。