(2018.4.8更新)

一旦緩んだようにも思えた寒波はさらに威力を増して居座り続けている、寒くてたまらない…。
それでも来週からは2月、早いものでプロ野球もキャンプが始まるが26日には今年のセンバツ出場校も発表された。九州地区は秋のベスト4がすんなりと選出された感じだが21世紀枠に伊万里高校が入ったのはよかった。佐賀からのセンバツは11年ぶり、また佐賀から21世紀枠での選出は初。これで九州・沖縄地区で21世紀枠の選出がないのは福岡、長崎、熊本の3県になった。伊万里高校は春夏通じて初の甲子園、糸島Eの保護者にも同校野球部のOBの方がいらっしゃるが相当喜んでおられるに違いない(^.^)。

その糸島Eは今週末も冬トレ、寒波も影響しているのだろう、インフルエンザが蔓延していて学年閉鎖となった中学校もあり練習に参加できていない子も結構いた。昨日は練習前に少し時間をもらって先週聞いて来た智辯和歌山・高嶋監督の講話の内容を選手に話したがみんな何か感じるところはあっただろうか。まぁいきなりあのレベルの練習をするのは中学生には難しいと思うがそれでも目標高く、自主性をもって、やるからには「全国制覇」するくらいのつもりで必死に日々練習を積み上げて欲しいものだ。

そうすれば野球への取り組み方も自ずと変わってくるだろう。

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という感じで特に投稿ネタもないのだが毎週の課題のようにもなっているのでちょっとムリヤリ( 一一)。

先週日曜は4月に中学生になる小学校6年生とその保護者の方に対して糸島Eの入団説明会が行われた。先の体験会に来てくれた子ども中心に結構な数のご家族に参加いただけたのはよかった。

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リーグ・チーム概要、指導方針、年間活動予定など当方なりにできるだけわかりやすくお話させてもらったつもりだが伝わらなかったところも多々あるのではなかろうか…。近隣の球団も同様な説明会を開催するのでいろんなチームの説明を聞かれるご家族もあるだろう(当方もそういう感じだった)。それでその中から糸島Eを選んでもらえたならとても喜ばしいことである。少しでも興味がある子は是非土日にグラウンドに来て一緒に練習に参加してください!!

ということでその説明会の中でもお話ししたが改めて「ポニーリーグ九州連盟」について少しご紹介を。
あら、いまさら(*_*)、でも本当にこれくらいしか今回は投稿ネタ思い浮かばず(>_<)。

ポニーリーグは北海道から沖縄まで約130のチームが加盟する中学硬式野球の団体である。日本国内のチーム数でいけばリトルシニアやボーイズに比べると少ないがリーグ自体はアメリカに本拠をおき、欧州、アジアなど世界的に見ればもっとも加盟チーム数の多いリーグとのことらしい。

ポニーリーグ九州連盟は福岡を中心に佐賀、長崎と現在は18球団が加盟している。もともとは「ジャパンリーグ」(福岡のリーグなのに名前は大きい(^-^;)という独立したリーグだったのだが2014年にリーグそのものがポニーへ移籍、加盟する形で現在の形態になった。当方が糸島Eに関わり出した10年前はまだジャパンリーグの時代で当時は山口・小野田にもチームがあったがチーム数は微妙に増減しながら現在のチーム数に至っている。

九州連盟はさらに北部地区と南部地区それぞれ9チームずつに分かれリーグ戦を行うが、連盟代表をかけるトーナメント大会となれば地区関係なく18チームがガチンコで頂点を目指す。

ではまずは南部地区のチームから簡単にご紹介。
福岡県の最南端、ほぼ熊本県に近い大牟田を本拠地とするのが大牟田ビクトリー。

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かつては三池炭鉱で採掘された石炭を送り出すことで栄えた大牟田港にある緑地公園球場を練習拠点としているようだ。例年いい選手が揃っている印象があるが昨年夏、嬉野大会で見たチームも強かった。昨秋は福六で2位に躍進した日経大の森投手はこのチームのOB。

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大牟田の北側、ウナギで有名な柳川市を本拠地にするのは柳川ボーイズ。

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柳川の干拓地、有明湾沿いにあるグラウンドが本拠地。グラウンドのすぐ隣には日本でここだけという競艇選手育成施設「やまと学校」がある。かつては地元の強豪、柳川高校とほぼ同じデザインのユニフォームだったが現在は青を基調としたものにリニューアルされている。

いくつかの市町村が合併し福岡県では北九州市に次ぐ面積となった八女市、その八女市の旧・立花町を本拠地する立花ドリームズ。

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熊本県山鹿市の県境近く、周囲を山に囲まれたその名も「山中球場」が練習拠点。選手たちはグラウンドまで行くのも結構大変だと思う。それで体力を培ったのか九州国際大付や熊本・城北から甲子園に出場した選手や社会人でプレーする選手など輩出している。糸島Eもここ数年、なかなか勝てない…。昨年見た中では新日鐵住金広畑の高橋選手もそうだ。

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柳川市の北隣、家具の町として有名な大川市にあるのは大川カージナルス。

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筑後川の河口近く、大きな河川敷にある筑後川総合公園が主たる練習場所。もう7~8年前だろうか、女子のいい投手がいた。その後、女子高校野球の強豪・神村学園で野球を続けたと聞いたが制球力抜群の好投手だった。糸島Eは過去に女子選手はいないが来年、再来年あたりに是非に入団して欲しいものだ。

県境超えて、佐賀。佐賀の神埼地区を拠点としている佐賀ドリームス。

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このチームのことは実はよく存じ上げのないのだが大川カージナルス同様に筑後川公園を主たる練習場所にしているようだ。糸島Eとの対戦は少ないと思うが何年か前にコテンパンに敗れた苦い思い出がある(>_<)。その時の主力で後に創成館高校の投打の中心として甲子園に出場した鷲崎選手が在団した2012年にはジャイアンツカップにも出場している。

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久留米地区にはこの連盟の強豪が揃う。

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現在は久留米市に統合された旧・三潴町にあるのが三潴ファイターズ。

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ピンストライプのユニフォームが何ともカッコいい(^.^)。このチームも対戦する機会は多くないがしっかりした野球をする選手が多い。現・オリックスの武田健吾選手はこのチームのOB。

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久留米ボーイズもこの連盟においては強豪の1つである。

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2013年、2014年と2年連続でジャイアンツカップに出場。ソフトバンクホークスの牧原大成選手はこのチームのOB。どうでもいいがこれは雁の巣で牧原選手が中日の山本昌投手から放ったホームランボール。

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今年は本当に勝負の年だろう、いい選手なので活躍を切に期待したい。

同じ久留米地区、この連盟では常に最多の部員数を誇るのが久留米ペトリオッズ。

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とても規律正しいチームだがチーム内の競争も激しいのだろう。久留米市内、西鉄津福駅近くのグラウンドが練習拠点らしい。プロには中日・若松駿太投手を輩出しているが西部ガスで4番を担う永利選手やJR九州の井上投手など社会人、大学へ多くのOBを輩出する強豪チームである。

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そして過去の実績でいけばこの連盟では「最強」と言ってもいいのが筑後リバース。久留米市の南隣、筑後市周辺を練習の拠点としているらしい。

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ジャイアンツカップには第1回大会はじめ5回の出場、この連盟では断トツ。このチームも例年多くの部員が所属しているが今年の1年生は少ないらしい。それでも昨秋の1年生大会では敗れてしまった…(+_+)。今シーズンは何とかリベンジしたいチームの1つである。

続いて北部地区、福岡から筑豊地区にかけてのチームが所属する。
まずは小郡市を拠点とする福岡フェニックス。

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一昨年、昨年といい試合させてもらっているがあと一歩で勝てないチーム。例年、部員数はそんなに多くないがキラッと光る選手がいる。前チームには写真のU-15日本代表・深浦くん初めいい選手が揃っていた。今年熊本・秀岳館で4番を担うのもこのチーム出身のようだ。

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この連盟では唯一、福岡市内を活動拠点としているのが福岡ドラゴンズ。東区を中心に練習しているらしい。

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糸島Eとはもっとも地理的に近いチームなので練習試合する機会も多い。昨年の連盟選手権大会では延長タイブレークの大熱戦があった。今年も切磋琢磨させてもらえればと思う。

続いて、筑豊地区。田川市にあるのは田川ホークス。

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田川市に隣接する大任町民球場が主たる練習場所のようだ。過去には勝ったり、敗れたりいい試合をさせてもらっているが例年とても逞しくてガッツのある選手がいる印象がある。

田川市の隣、同じ筑豊地区にあるのが嘉麻ボーイズ。このチームが以前からあるのかどうか詳しいことは知らないがこの連盟に加盟したのはまだ数年前と新しいチームだと思う。

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嘉麻市にある稲築球場が練習拠点のようだ。まだ歴史の浅い(?)チームだが一昨年はU-15日本代表選手も出している。筑豊地区は野球の盛んなところだがこのチームもまだまだ強くなってくるかな!?

再び佐賀へ。北部地区に所属しているのは佐賀ビクトリー。

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福岡に隣接する鳥栖市から神埼市にかけて選手たちが集まってきているようで鳥栖市の九州龍谷短大のグラウンドを練習拠点にしているようだ。部員数は決して多くないがとにかく元気一杯で明るい子達が楽しそうに野球をやっている好印象の残るチームである。

福岡市の南隣、春日市、那珂川町を活動拠点としている博多南シャークス。

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このチームも糸島Eとは地理的に近いこともあり以前から頻繁に練習試合していた。とにかく思い切りバットを振る選手が多い印象がある。阪神・梅野捕手はこのチームのOBだがかつては大阪桐蔭の主力選手として全国制覇した選手もいた。昨年はCKGの柳瀬選手やリーグ首位打者を獲得した別府大の青木選手等を見る機会があったがいまでも社会人、大学で活躍している選手も多い。

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福岡県北部、福津市で活動しているのが福岡スーパースターズ。

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福津市のみずがめの里・久末球場のすぐそば、国道3号線沿いに練習グラウンドを見ることができる。しっかりした施設なのでこれから強くなっていくだろう。

一気に長崎に飛ぶが昨年この連盟に加盟したばかりの西海オーシャンズ。

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長崎県の西海市、周囲を海に囲まれた西海橋近くに練習場所があるとお聞きした。この連盟の中でもっとも近いところにあるのが糸島Eだと思うがそれでも車で1時間半はかかる。昨年は(当方不参加ながら)合同合宿もさせてもらった。今年は長崎遠征する機会があれば…と思うが。

そして糸島イーグルス、福岡県の西端、糸島市(旧・前原市)に31年前に誕生した球団である。

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糸島も野球は盛んで西武・野田投手を輩出した伊都BBCや今年ホークスに入団した田浦投手の糸島ボーイズなど中学硬式チームが5球団もある。糸島Eも糸島市はもとより福岡市西区方面から自転車で頑張って練習に来ている子もたくさんいる。ここ数年甲子園へたどり着いたOBは出ていないが球団創設初期には甲子園で全国制覇した選手も輩出している。現役選手達にはもちろん、OB達の活躍にも大いに期待したい。

以上の18球団が「ポニーリーグ九州連盟」として春・秋のリーグ戦や各トーナメント大会でしのぎを削り、そして「ジャイアンツカップ」という中学硬式野球の最高峰を目指して頑張っている。またポニーリーグ内にも全国大会はあるし、個人的にはポニー代表メンバーで国際大会に出場したり、もちろんU-15の日本代表に選ばれる可能性もあることは上述の通りである。

ポニーリーグ九州連盟で、さらには糸島イーグルスで野球をしてみたいと思う野球少年たちが1人でも多く現れることを祈念してこの投稿は終了m(__)m。

グラウンドで待ってます(^^)/。