昨日、日曜日は糸島Eの秋季リーグ開幕戦。新チームによる初の公式戦が行われた。会場となったのは旧八女郡黒木町にある「サンスポーツ黒木」球場。これぞ「ザ・山の中」球場という感じの周辺には自然以外には何もないシンプルな野球場である。

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早朝に熊本の実家を出発、九州道を北上し植木ICからは一般道、山鹿市内から福岡の県境にある鹿牟田峠を抜けるルートで球場へ向かった。途中(どうしても寄り道せずにいられなくて困るのだが…)城北高校のグラウンドや山鹿市民球場を覗きつつの「ドライブ」。熊本方面からこの球場にアクセスしたのは今回が初めてだが期待通りの山道、峠道を進むとほぼ熊本と福岡の県境に近いところに球場があることを再認識。

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この球場は以前は糸島Eの遠征で来る機会が多かったが今回は6、7年ぶりだろうか。当方が一時期、糸島Eを離れていたということもあるがこの球場を本拠地としていたチームが部員数不足からか現在休部状態になっていることも影響しているかもしれない。グラウンドは全面土、砂地で両翼は90mないくらいの狭いグラウンドだがそれを補うかのように外野のフェンスは高く設置してある。それでも照明設備もあって1,3塁側にそれぞれコンクリートの小さなスタンドも設置されている。こじんまりとしているが当方の好きな空気感を持つグラウンドである。

さて秋季リーグは3つのパートに分かれて開催され各パート1位チームでプレーオフを行い優勝を決めるという方式。この黒木球場で開会式が行われた後、早速秋季チャンピオンを目指した熱い戦いが始まっていた。

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どのチームも初々しさはあるがいい選手がいる。

糸島Eは第3試合、開会式からはかなりの時間待たせれた形になったが、糸島からは遠く離れているにもかかわらずたくさんの保護者の方や引退した3年生部員達も応援に来てくれていたのでとにかく元気一杯のプレーを見せて欲しいところ。

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まさか緊張はしていないと思うが…。

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開幕戦の相手は大川C、7月の嬉野大会でも対戦したがその時のメンバーそのまま。元々1,2年生のみのチームだがとにかく早いカウントから積極的に打ってくる打撃は印象的だった。

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その大川の打線は今日も積極的、重心を落としてややノーステップ気味にフルスイングしてくる。今年の甲子園でもそういうチームが多かったような気がするが最近のトレンドなのだろうか。たまたまこちらの先発投手が制球も球威も安定していたので失点はなかったがこれを続けられるとベンチにいてちょっと嫌な感じもした。2番を打つタナカくんはとても小柄な選手、ヒットにはならなかったが各打席しっかり芯で捕えていた。先発投手も務めていたがなかなか野球センスのあるいい選手である。これからこのチームも強くなってくるだろう。

一方糸島Eの打線はそのタナカくんの山なりのスローボールに苦労する打者、うまく対応できた打者で明暗(?)がわかれた。緩いボールを打つのに力任せに振り回したりボールを待ちきれず身体が突っ込んでしまってはなかなかクリーンに捕えることはできない。そんな中ランニングHR含む3長打した選手もいたがしっかりボールを引き付けられていたのだろう。先発投手もしっかり投げ切り開幕戦は白星発進となった。う~ん、少し成長!?

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(グラウンド整備の砂埃でかすんでますが8-0ですm(__)m。)

つまらない四球やエラーがなかったのもよかったがランナーがアウトカウントをよく把握できていなかったり、リードがしっかりとれてなかったりと課題が多いのもまだまだこれからの修正点。

それでも新チームも何とか…。

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勝利で発進できたことは何より。この秋に経験積んで目標はあくまで来春のリーグ選手権。
今年こそは全国へ…というには(現時点では)ちょっとおこがましいチーム力かもしれないが「伸びシロ」には大いに期待できそうな気もする。

来週もいい試合を。

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糸島Eの試合中もその他の野球の途中経過は気になる^^;。特に最近見たチームや選手の動向はどうしても気になってしまう(>_<)。

昨日宮崎で見た社会人の日本選手権予選、沖コンは昨日完投した緒方投手が連投で先発するも強豪・Honda熊本に敗戦。

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「専門学校旋風」とはならなかったが緒方くん中心にいいチームだった。この後クラブチームの九州大会にもエントリーしているようだがそこでの健闘を期待したい。

しかし沖コンを破ったHonda熊本も本日、九州三菱自動車に惜敗したようだ。都市対抗出場したチーム同士の対戦、九三は谷川投手に次ぐ「第2の投手」が課題と先日九三グラウンドで一緒に観戦いただいた「解説者」の方も話されていたが昨日は白幡投手が先発で好投したようだ。

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先日見たオープン戦でも登板、スピードというより低めにキレのいい変化球を集めて打たせて取るサウスポー。試合見てないので何とも言えないがその持ち味が発揮されたのだろう。これで九三は第1代表決定戦進出が決定、都市対抗に続いての全国切符を手にすることがきでるか。

そしてその九三と第1代表をかけて戦うのは沖縄電力、延長にもつれ込む接戦の末にJR九州を振り切った。こちらは6月都市対抗の予選で見た狩俣投手が好投したようだ。

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球威、変化球、制球どれも安定していてまとまりのある投手との印象が残ったがやはりこの投手は力がある。リリーフで投げた伊波伸投手も好投手だったがこちらは都市対抗のリベンジを果たしたいところだろう。

メットライフドームでのクラブ選手権では鹿児島DWが奮闘したが惜しくも2回戦で敗退したようだ。

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こちらも試合は見ていないので何ともコメントできないが優勝した箕島球友会に0-5で敗戦。それでも全国でしっかりといい試合ができたのではなかろうか。投打に若くていい選手が揃っていたので来シーズンはさらに飛躍することが大いに期待できそうだ。

そして当方的にもっとも驚いたのは福岡六大学、開幕2戦目で日経大が九共大に土をつけたがそれに大いに貢献したのが1年生の藤本穂高選手。なんとグラウンドスラムを放ったようだ。

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先日見た九三とのオープン戦でも5の5を打って驚かされたが公式戦で九共大相手に大したものだ。藤本選手は春季リーグで既に3HR記録していてこれが4本目とのこと。このリーグの最多記録が何本なのかは知らないが記録更新の期待もかかる…というのはまだ少し気が早い!?
身体は小柄で決してHR打者というタイプではないが身体のバネとセンスを活かした打撃はかなりのもの。九共大の同じ1年生・平良竜哉選手とともに最注目の1年生であることは間違いない。

王者・九産大は順調に連勝スタートしたが日経大が台風の目となって混戦になることを楽しみにしたい。

いよいよ野球の秋、タケナワである。