腰が痛い、なんか頭もボーっとする。まぁあんだけ長期間、GWの休暇を取ってあちこち野球探訪していればそうもなるだろう。普通の日常生活に戻るにはもうしばらく時間がかかりそうだ…。

話は昨日のことになるが糸島Eも練習休み、いろいろ考えたが他にやること思いつかないので結局、野球探訪に行くことにした。さてどこへ行くか。
下関へ中国六大学を見に行くかあるいは昨日から開幕したJABA九州大会を見に行くかで悩んだ。どちらにも現在最も見てみたい投手が出場する(可能性がある)。疲労も溜まっているしできるだけ近いところがいいかなとかUターンラッシュに巻き込まれないところがいいかなとかGW期間中ガソリン代、高速代もかなり使ったのでなるべくお金がかからないところがいいかなとか…例によって優柔不断の虫が全開(-.-)。で、最終的にはJABA九州大会に行くことで決定、疲れた身体にムチ打ってなるべく有料道路を使わないように早めに自宅を出発。

北九州までの道中、いくつかの高校のグラウンドを覗いてみた。まぁこの辺がいかにもというかなんとも…(+_+)。
まずは水巻町にある折尾愛真高校のグラウンドへ。

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学校自体は北九州・八幡、その名の通り折尾にあるのだが野球グランドは遠賀川を渡る手前、国道3号線から見えるところにある。以前からこの辺通るたびに気になっていた場所。
外野後方からしばらく見ていたがこの日は祐誠高校が練習試合に来ていた。両校ともに強豪の私立なるももう一歩甲子園には届いていない。詳しくは知らないが折尾愛真は2002年に女子高から共学となりそれ以降に野球部も創設され近年力を入れているようだ。ちなみに今年の阪神ドラ2・ルーキー、小野投手も同校の出身。もっとも女子も硬式の野球部がありなかなか強いとのことだが、こちらは3月末に行われた全国大会にも出場している。女子野球も一度見てみる機会があればと思う。TVでしか見たことないが女子プロの選手はかなりうまいm(__)m。

そしてさらに北上し途中、東筑高校(←練習試合開始前)を経由して星琳高校のグラウンドへ。

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北筑高校の真隣にグラウンドはあった。こちらも折尾愛真と同じ時期、2002年に女子高から共学化されている。このグラウンドは2013年に竣工されたとのことだが98×122mの広さを持つ立派な野球場である。こちらもまだ甲子園出場はないが昨夏はベスト8に進出するなど力をつけてきている学校。この日は長崎の高校と練習試合が行われていたが投手の投げる球はキレがあるし、捕手の肩は強いし、中軸打者は力がある(+_+)。

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この高校が甲子園に行く日も遠くないかもしれない。

と散々寄り道してようやくメインの目的地、大谷球場へ到着した。

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昨年は熊本地震の影響で5月から8月に延期、真夏の灼熱の太陽の元での開催となったが今年は例年通り、無事この時期での開催となった。

ただいきなり心配なことが…。
球場入り口付近で首をガッチリ固定されて横たわっている選手が。しばらくするとそのまま救急車で搬送された。第1試合に登場したJR九州の藤島選手である(この写真は去年のJABA九州大会です)。

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試合を見てないので何ともコメントできないが試合中のケガだろうか。当方の大好きな選手、軽症であることを願いたい。

昨日はその第1試合には間に合わず第2試合と第3試合を見たのだがまずは第3試合の話から。この試合が目当てで北九州まで来たようなものである。だがしかし…である。

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「GRAND SLAM」と突き合わせながら東芝の選手たちを一人一人確認してみたのだが背番号「12」の選手は見当たらない。今日こそはようやく初めて見れるかもと楽しみにしていた熊本・多良木高校出身の善投手はベンチ入りしてなかった。遠征自体にも帯同していないのだろうか。見たい理由はただ同郷というそれだけであるが、そのお目当ての選手にまたまた会えず、残念(>_<)。既に第2試合を見終わったところで疲れもピークに来ていたのでそのまま帰ろうかとも思ったのだが、まぁ途中まででも…と観戦開始。

東芝の試合を見るのは3回目?前回見たのはもう4年前、川崎・東芝グラウンドでのオープン戦だった。その当時からプレーする林主将は1番・DHでスタメン。初回いきなりいい当たりのヒットを放った。

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次の打席もいい当たりのライナーだったがやはり打撃センスは高い。あの甲子園での活躍が懐かしく思われる。こういう甲子園で活躍した選手がたくさんいるのも強豪・東芝を観戦する上での楽しみであることは間違いない。

それにしてもこういう場所、こういう試合でこのお二人を見ることができるのも不思議な感じがする。

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西部ガスの香田コーチ。林選手とはかつては監督と主将として夏の甲子園を制覇した間柄。いろんな人生のつながりがあるようで面白い(^^)。しかし香田コーチの三塁ベースコーチは見ていて勉強になる。やはりあれくらい大きな声でタイミングよくしっかり指示をしないといけないだろう。香田コーチの声に相手の守備も一瞬ハッとする雰囲気さえある。三塁コーチの役割はとても大切m(__)m。

東芝はこちらも甲子園で活躍したルーキーの岡野投手から福本投手へのリレー。

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それぞれ高校は聖光学院、大阪桐蔭だが大学はともに青山学院大。青学のグラウンドも2度探訪したことがあるがそのいずれの試合でも福本投手が登板してくれた。

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青学のキャンパスはきれいだったなぁ(^^)。
福本投手は細身で長身の左腕、腕の振りがしなやかで伸びのあるボールが特徴的。この福本選手が実は福岡の出身であることは最近糸島Eの関係者の方に教えてもらうまで知らなかった(^-^;。福岡から大阪桐蔭で活躍する選手も結構いるんだなぁとまたまた感心。
岡野投手も大学1年生の時に青学グラウンドで見て以来、昨日の試合では緩急をうまく使って西部ガス打線に隙を見せないいい立ち上がりを見せた。

東芝には甲子園だけでなく東京六大学・神宮で活躍した選手たちもいる。佐藤旭選手と松本幸一郎選手はそれぞれ慶應と立教で主将も務めた。

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佐藤選手は昨日もヒットを打ったが脚もあるいい選手。松本選手は大学時代にも見たがまさに走攻守揃ったセンスの塊のような選手。この選手などはプロに行けないのが不思議な感じさするがそれだけプロのレベルは高いということなのだろう。でもいい選手には違いない!

堀米選手は小柄な2番打者、でもパンチ力はある。

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昨日は「コツン」とあてた打球がレフト方向へグングン伸びてポール際惜しくもファールになった打球があった。ポールまでは102mと広い大谷球場で逆方向にこれだけの当たりが打てるのはスゴイ(@_@。ショートの守備の良さだけでなく小さな身体にパワーも凝縮されている。

そんな「スター」揃いの東芝相手に西部ガスが見事な試合ぶりを見せてくれた。
先発は2年目の村田健投手、社会人になってから初めて見るがこの選手も大学時に1度見たことがある(こんな話ばかりですみませんm(__)m。)

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あれは3年前の2月、1度だけ行った東農大グラウンドでの帝京大とのオープン戦、先発で投げたのがこの村田投手だった(こんな写真ではホントにそうかわかりませんね(*_*))。

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その時は熊本・ルーテルの出身なんだということはしっかり記憶に留められたが投球内容については覚えていない(すみまんせん!!)。驚くような速いボールがあるわけではないがしっかり制球よくコースに投げて試合を作れるピッチャーとの印象だったが昨日はその制球力がとても素晴らしく、この投手は「こんないい投手だったのか!」と再認識せざる得ない投球内容(^^)。プレートの一塁側を踏んでさらにクロスに左打者の膝元、右打者のアウトローに絶妙のコントロール、また緩急の使い方も良くまっすぐがすごく速く感じられた。東芝の打者が見逃し三振を多く奪われたところにこの投手の持ち味が現れている。当方この試合は5回までしか見なかったが見事に無失点、結局7回投げて1失点で勝利に貢献したようだ。この投球が続けば西部ガスにとっては頼もしい。

リードしたのはルーキーの大久保捕手。

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昨日の村田投手はリードしていて楽しかったのではないかな。これはどうでもいいことだが大久保選手は福岡大出身だがお父さんは九産大の大久保監督だという噂を聞いたことがある。本当なのかな??

当方が帰った後には2番手でこちらもルーキーの山田投手が投げたようだ。

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写真は昨春、鹿児島での亜大と西部ガスのオープン戦の時のものだがこの時にはもう入社決まってたのだろうか。こういう新人たちの活躍も楽しみだが、その新人の中でもっともビックリさせられたのは「2番・サード」で出場の井手選手、同志社大の出身。

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初回はいい当たりのレフトライナーだったが、次打席は4回の先頭でクリーンヒット、そこから怒涛の4連打で先制点につながったが、それまで岡野投手に抑え込まれていたのでチームに勢いをつける一打となった。その次の打席も強い当たりでイレギュラーを導くヒットだったが結局昨日は3本打ったようだ。福岡、最難関の公立校・修猷館高校の出身。前回のブログで触れた九大のモリ選手や東大の捕手から今年アナウンサーになった喜入選手も修猷館出身だが最近野球も強くなってきているようだ。この選手も楽しみ。

そして先制打を放ったのは昨日は4番の永利選手。

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1打席目からクリーンヒットで出塁したが、2打席目に無死2.3塁からこれまた見事な先制の2点タイムリー。この選手のことを投稿するときにはいつも触れることだが旧ジャパンリーグ・久留米Pの出身、中日・若松投手とは同期。うちの息子とは同世代で何度か試合したことがあるが(三潴F・現オリックスの武田選手は見る機会がなかったが)その世代ではもっとも印象に残った選手の一人である。駿足の山下翼選手がDHでこの永利選手がレフトに入るというのもちょっと意外だが確かに中学時代から守備もうまかった。中学時代は1番打つことが多かったと思うが西部ガスで4番を務めるとはやはり大した打者である。にしても今でも強いが永利選手や若松選手がいた時の久留米Pも強かった(>_<)。糸島Eの選手たちもガンバレ!!

昨日は3番・センターで出場の竹松選手も自慢の脚を十分に見せるいい働きをした。

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この選手も帝京大の時に初見、その桁違いの脚の速さには本当にびっくりさせられたがその俊足ぶりはいまだ健在である。ヒットを打った打撃、盗塁を決めた走塁も確かによかったが5回東芝の攻撃は2死2塁、ここで竹松選手の前にいい当たりのヒット、決して前進守備というわけではなかったのでホームは厳しいかなと思ったのだがすごいスピードでボールにダッシュするとホームへローボールの好返球、2バウンドとなったが「ストライク」返球で刺殺、東芝の反撃ムードを絶った。うーん、これはカッコいいプレー(^^)/。小さい選手だがオーバーフェンスするパンチ力もある。この選手なんかもさらに上…でプレーする機会があってもおかしくないと思う。
ちなみにこの竹松選手は折尾愛真高校の出身、ということでうまくこの投稿の冒頭につながった(^.^)。

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結局試合は左打者8人を並べた西部ガスが5-1で東芝を破ったようだ、お見事。
西部ガスの試合は山田投手が投げた去年の亜大とのオープン戦以来だと思うが着実にチーム力はレベルアップしているようだ。この試合で好投した村田投手や花城直投手あたりがきっちり軸になれば選手権や都市対抗も十分視野に入るだろう。

東芝ではやはり善投手が見れなかったのは返す返すも残念。
会社はいろいろ厳しいようだが野球部は必ず存続させて欲しいものだ。
そして次こそはお目当ての投手を見れる日が来ることを心待ちにしたい。

さて次回の投稿はこの前の試合、第2試合のことを。