今日は何かと充実した野球探訪となった(^_^)。
昨日も今日も晴天に恵まれた。ただ昨日は娘の中学校の運動会。これはさすがに「他人の野球」より「わが子」を優先するしかない(^^ゞ。
こういうイベントごとは兄貴と一緒で大好きみたいだ。リレーの選手にも選ばれていたが、その他「棒引き」や「ムカデ」でもイキイキとやっていた、いいことだ。
中学校の運動会は見ているだけで結構楽しい。騎馬戦にリレー、なかなかの迫力である。個人競技はない。みんなで力を合わせて勝利を目指す、なんかいいなぁ。
そして本日は満を持して「チビとの野球探訪」(ｰｰ)。いろいろHPで調べていると今日は高校野球で見たい試合があったのだが、はたしてチビと一緒に行って集中できるのか…。
遠くまで遠征して試合に集中できない状況は最悪、そこは「賭け」だったが腹を決めて出発。まぁいくつか仕込みは入れたが。
いつも休日は9時ごろにしか起きてこないチビをムリヤリたたき起こして、車に押し込んで早朝6：45には自宅を出発。目指すは熊本!!なんとか目標通りに到着することができた。
今週ソフトバンクは「復刻」シリーズだが、チビもレジェンドモード(^_^)。
昨日TVでソフトバンクの試合見ていると「いつもと服と帽子が違う!!」と気が付いたみたいだ。
「お父さんその帽子持ってるよ」って言うとチビのテンションは一気にMAX！この帽子がかぶりたくて早起きにも応じてくれた。これが一つ目の仕込み(^_^)V。十数年前にネットで購入したものだが、復刻シリーズのおかげでチビを誘い出すことができた。
さて今日の目的地は熊本「藤崎台県営球場」、熊本県民の野球ファンにとってはこの藤崎台球場は特別なものだ（多分）。昨日、本日と「RKK招待高校野球大会」が開催される。
ここ数年、夏の選手権はおそらく日程の関係上からこの藤崎台と八代の2会場で開催されているが、以前は藤崎台だけで行われていた時代が結構長く続いた。そういう意味ではまさに熊本高校野球の「聖地」。
かつては熊本工・伊東と八代・秋山が選手権決勝であいまみえたのもこの球場。そんな特別な思いを抱きながらなんやかんやで初めて訪問した(^_^)。
球場は両翼99m、中堅122mで24000人収容、マルチビジョンのスコアボードと立派なスペックだが、なんと言ってもセンターバックスクリーン横に大きくせり出した楠が特徴的。この楠がいい感じの日陰を作り出してくれる。
今日は今年のドラフトの超目玉となるだろう選手が出場するとあって、ネット裏は満員に近い人出となった。
さてその「超目玉」とは済美高校の安樂投手である。
去年のセンバツの準優勝投手、夏の甲子園にも出場した。まぁほれぼれするような立派な体格だ。上背もさることながら身体の厚みも感じる。それでいて腕の振りはしなやかで太くて強いムチのような投球フォーム。これはやはり半端ない素材だ!!
この招待野球は昨日も開催されていて、安樂くんは昨日も9回完投していたので今日投げてくれるかどうか心配だったのだが、先発してくれて本当によかった、熊本まで来たかいがあったd=(^o^)=b
ただ今日は抑え気味の投球内容(?)、100km前後のカーブを多投し、ストレートも130km台前半。それでもボールの伸びと力強さを感じるからさすがだ。
制球もよく多分無四球だったと思う。力をこめて投げたのは数球だったと思うが、MAXは143km、腕のふりがいいからかとても速く感じる。これまで見た高校生投手の中ではもっとも楽しみな存在かもしれない。
打つ方でも4番、今日はタイムリー含む2安打、打撃も迫力がある。
結局投げては7回4安打で0封。先週は宮崎で招待試合、それで今週は熊本と多忙な週末だが、夏の選手権までにケガなどないように慎重に調整して欲しい。
さて対戦相手は熊本工、このユニフォームは藤崎台球場の存在と同じくらいに熊本の野球ファンにはなにか重みを感じるものではないだろうか。
これまで多くのプロ野球選手を輩出してきている。シードされてなくても夏には必ず上位に進出してくる。現チームにもサードの工藤くんやショートの西山くんなど素質のある選手がいるが、今日は4番を打つ高木選手に注目してみた。
決して大きな身体ではないが1年夏から甲子園で主軸を打っていた選手だ。今日も安楽くんからヒット1本、今年もチームを甲子園に導けるか!?
試合が終わった後、熊本工の選手たちはユニフォームのまんまみな自転車で球場から移動していたのがおもしろかった(*^_^*)、さすが地元。
さてチビを飽きさせないようにいろんな手を(^^ゞ。「外野の方を探検して来い!」って言うとボールボーイをしていた選手に試合中話しかけていた、コラコラ(ーー゛)。
朝早く起きてスマホに新しいゲームをダウンロードしていたので試合後半はそのゲームに集中してくれた。安楽くんの投球テンポもよく2時間足らずで試合が終わったこともあってなんとか無事最後まで試合を見ることができた。
ゲームと安楽くん、ありがとう!!
この試合、熊本工の控え部員たちは済美側のスタンドから済美を応援していた。
招待した側としての「おもてなし」なんだろう。
試合後半、外野に行ってみるとスコアボードとバックススクリーンの間のスペースで子供たちが「壁当て」して遊んでいた(*_*)。なんとも地方球場らしい。
ただこれを見たチビが一気に火が付いた。
「野球やろう!!」と(>_<)。まぁ1試合見れたからそれはそれでよしとしよう。
球場に隣接する熊本城公園でしばし野球。公園は緑がいっぱいで結構な面積もあり、後方には熊本城の天守閣も望むなかなかの環境である。
ただしばらくすると近くにいた鳩の群れに興味がいってしまった。野球はそっちのけでちょっとおびえつつも鳩と戯れて楽しんでいた。
それをいいことに一人少しだけ球場に戻ってみると第2試合の沖縄尚学と秀岳館の試合が始まっていた。今年のセンバツベスト8の沖縄尚学、先発のマウンドにはエースの山城大投手があがっていた。
TVで見た通り、左ひざを勢いよく高く上げる独特のピッチングフォーム。球速は130km代中盤という感じだったが、スライダーのキレもよくいい投手だなぁ～と感じさせてくれる。
沖縄尚学は先週も「熊本・沖縄交流戦」とかで熊本に遠征に来ていた。2週連続で熊本、済美と同様に忙しいな!
一方の秀岳館で注目したのは今シーズンから監督に就任された鍛治舎巧さんだ。
甲子園の解説でおなじみ。確かパナソニックで専務職に就かれていたと思うが、八代・秀岳館の監督に就任されたのは少し驚きだった。
中学生の枚方ボーイズの監督としてジャイアンツカップでも優勝されたが、その枚方ボーイズ始め、県外から鍛治舎監督を慕って多くの選手が入部しているようだ。
今日も大きな声を出してチームを指揮されていた。今年の夏は間違いなく秀岳館が注目の存在となるだろう。
ということで2試合目は2イニングほどしか見れなかったが、少しだけでも見ることができたのでよかった。
鳩にも飽きたチビは初めて見る市電に興味津々、少しの区間だけ乗ってみた。
車内でもキョロキョロしていたが満足できたかな?
さて自宅への帰り、チビはすぐに爆睡してしまったので、「これでもか」とばかりに熊本の強豪、九州学院のグラウンドを視察。
グラウンドでは実践的な練習が行われていた。九学が招待試合に出場していないのも意外な気がするが、夏には巻き返してくるか!?
にしても我ながら本当に物好き、野球オタク全開(^_^;)。
熊本往復はさすがに疲れた(>_<)。でも藤崎台球場に行けて、安樂くんも山城くんも鍛治舎監督も?見れて、チビは野球もして市電にも乗ってとても収穫があったと思う。
う～ん、野球は充実(^_^)/~。
そして来週末はチビの運動会…。