真昼の妄想② | o○☆●o。..:貧 乏 き り ぎ り す の生活風景:..。o○☆●o。

真昼の妄想②

直射日光に照らされて彷徨っている。

 あちちち。100均の麦わら帽子を

  水に漬けてかぶると少しは涼しい。

 

気を紛らわすのに妄想癖は続く。

 

 

俺は前回と同じく無能の酒のセールスマン。

どこの得意先も相手にしてくれないから

先輩の酒屋さんに入り浸る。

  でも何も買ってくれない。

    冗談ばっかしで毎回終わる・

 

”おいお前はミナミのT組しってるか?

  そこの姉御は超美人らしいゾ。”

 

ハイ、この前売り込みに行かされましたけど....

 

途端に先輩は黙り込む。

  いくら最低社員だからってそこまでの扱いとは

    って感じかな。やっぱり先輩なんだぁ

 

 でも 真面目な顔で”俺が呼ぶまでもう来るな!”

”お前の担当代理店はY商店だな。

  あそこの○○創業者の一族がいる。

冗談や無駄話するんなら彼と話せ。”って

      えっつここも出入り禁止かい。

 

他に行くとこないし指示通りにY商店に通う。

しかし倉庫責任者しかしらんし、

 月に4万くらいの仕入をお願いするだけなんだが

  ・・・・・倉庫業務でいつも忙しそうだしネエ

 

そしてやっぱりキレられた。しつこく来るな。

2Fの事務所へ行けよって。

 

勇気を持って訪問したことのない事務所

へ行く。名刺交換した人の中に○○さんがいた。

経理部長の肩書き。毎日行って世間話をする。

まあ暇そうなんでよく付き合ってくれた。

 

でもこうおっしゃる。”私と話しても商品売れないよ、

うちの営業員は朝早くて夜が遅い。無理しても

その時間帯に来ないとね。”

    夜討ち朝駆けというやつだな。。

 

仕方なく出社前と退社後に訪問をし始める。

迷惑そうだったけど営業員全員と名刺交換する。

しかし反応はイマイチ。皆様冷た~い

    

ああああああヤッパシ、悪夢じゃないか。

 

暑いのはイカン。次回に続くとしておこう。