松栄堂は、創業安政元年(1854年)。高野山で最古の和菓子店で 総本山御用達の御菓子司です。
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  ここの名物が「かるかや餅」。お店の近くに刈萱堂(かるかやどう)がありますが、仏教説話で知られる哀話「石童丸物語」の舞台なんです。
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高野山で僧侶になった父を探すため、福岡県から高野山に来て僧侶になった石堂丸の話です。父は、加藤左衛門繁氏といい、平安末期の 筑紫の国の領主。父の旧友の遺児、千里を引き取ったことから悲劇の始まり。愛人となった千里と妻の争う姿で、わが身の罪の深さに驚き、出家。高野山に入ります。千里の生んだ子供が石堂丸。石堂丸は父に会いたさに、母と高野山を訪れます。しかし、女人禁制で母は高野山に入れず、石堂丸も父に顔を知らないので、父からは自分は父ではないと言われ、母のもとへ返されます。しかし、母は、急病で亡くなっており、石童丸も仏門へ。父の弟子となるのですが、生涯父子の名乗りをすることはなかったのです。イメージ 2
                            かるかや餅(1個130円)
餡子をお餅で包んで黄粉を塗した餅菓子です。ばら売りもあるので、散歩をしながら味見をするのも良いですね。
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 バースデーケーキ 菓匠 松栄堂 本店 バースデーケーキ
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山766
TEL・予約:0736-56-2047
交通手段:高野山駅南海電気鉄道から1,950m
定休日:無休(冬期不定休あり)
ホームページ:http://syoueidou.com/
オープン日:1854