紅屋の創業は今からおよそ250年ほど前の宝暦年間(1752~1765)、
四日市市でも屈指な和菓子屋さんです。イメージ 1
紅屋の名は、江戸時代には化粧の紅も扱っていたことからつけられたのだということ。ただ、紅を売る店から菓子屋に転身したのか、菓子屋と共に紅も売っていたのか、はっきりとしないようです。
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             汐見饅頭  5個入り500円。(箱入り)
紅屋の「汐見(しおみ)」が生まれたのは文化文政年間(1804~1830)の頃。
その頃はまだ、白砂に青松が影をさす風光明媚な湊町で、海岸には潮の満干を告げる白い波頭が見えていたといいます。その波頭に散る水玉を題材にして紅屋の三代目が考案したのが、汐見というわけです。汐見は、中に餡を入れた寒梅粉と砂糖の真っ白な打ち物(落雁に似た干菓子)です。、イメージ 3
味は、老舗にあぐらをかいているのかなと思ったんですが、美味しくいただきました。しっかりとした打ち物も、口に含むとふんわりとした感じで、すっと舌の上で溶けるような。中の漉し餡は干菓子とは思えないほどのしっとり感を保っており、甘さも上品ですっきりとしていて、後味もよかったです。小ぶりで美しい姿もあいまって、茶席には、Goodでしょうね。
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ヒヨコ 紅 屋 ヒヨコ
三重県四日市市中部11-5
電 話: 059-352-3774
交通機関:近鉄四日市駅から徒歩11分
営業時間: 8:30~19:00
定休日: 火曜日