訪問診療医です。

 

4連休ですが、

土日祝日も休みなく働いています。

医師は働き方改革とは無縁です(笑)

 

今日は、6月から診ている

不眠症の患者さんの薬の調節を行いました。

この患者さんは、睡眠薬の薬漬けで

レン○○○○、ワイ○○○○、デ○○、

が同時に3剤処方されていました。

 

すべてベンゾジアゼピン系といって

「依存性」が非常に高く

現代の医療でこの3剤を同時に処方する

ことは、通常ありません!!

というか非常に危ないです。

 

①ふらつき・転倒の原因となったり

②認知機能を低下させたり

③朝ぼーっとしたり(「持ち越し効果」)

④せん妄を逆に悪化させたり

と、いろいろ厄介な薬です。

 

「抗不安薬」なのに

全然、「抗不安」になってない(笑)

 

じゃあ、どうして

みんな、こぞって処方するのか。

ズバリ、「効く」からです!

あるベンゾジアゼピン系の薬を使うと

よく寝るし、一時的に

抑うつ気分や不安感が改善します。

 

わたしが抗不安薬を使うときは

①ひどい筋緊張性頭痛のとき

②抑うつ気分があるけど、一時的な場合

③抗うつ薬が効く前の期間(2~3週間)

くらいですかねえ。。

 

あとは、④終末期にも使う時があります。

抑うつや睡眠改善、呼吸困難に使う時が

たまにですが、あります。

 

とにかく、わたしは、このクスリに対して

「後ろめたさ」を感じながら使います。

いわゆる「必要悪」です。

言いすぎですかねえ・・・

 

この患者さんに話を戻すと

数か月かけて順調に

睡眠薬を減らしていたのですが

やっぱり駄目でした。

 

「反跳性不眠」が出てきてしまいました。

睡眠薬をやめると、全然寝れなくなって、

不安が増して、落ち着きがなくなるのです。

これは、結構起こります。

 

数か月かけて

徐々に減らしてきたつもりでしたが

減らすスピードが

速かったのかもしれません。

反省・・・

 

患者さんのため、と思ってやったことが

裏目に出てしまい、怒られてしまいました。

反省・・・

 

誰だよ、

こんなヘンテコな処方したのは!!!

前の病院の医師は誰だ!

と、処方医をみると・・・

 

 

・・・ ・・・ ・・・

 

 

うちのクリニックの上司でした。

まあ、内科とか総合診療出身ではなく、

いわゆるマイナー科出身なので

仕方ないですが。。。

 

患者さんは全然悪くないです。

悪いのは、薬を出した、私たち医者です。

なんかなあ、レベルが低い以前に

逆効果なことをやっている。

 

悲しい。

患者さんに申し訳ない。。。