日に日に変化していってる姉ちゃんの体。
抗がん剤の副作用で、白血球と血小板の数値が下がってる。
打ってもいないのに足にあざができてたり、
今の数値だと抗がん剤は打てないってさ。
今日は、ブラックジャックによろしくって漫画を読み返してた。
告知についていろいろ考える。
余命が後わずかだとしたら、それを自分の体で感じているのに、わざわざ知る必要があるんだろうか。
現実を受け止められないままに、時間が流れ、ようやく現実を受け入れられるようになったときには体が動かなくなってたりって事も考えられる。
もし、そうなってしまったら、告知したことを後悔するだろう。
明日をどう生きる?
日々続いていくと思っている明日。
その明日に、期限があるって現実。
自分に置き換えて考えられるわけがない。
自分がそうなるなんて思ってないんだから。
死って、生きるって、いったいどういうことなんだろう。
そもそも答えを見つけようとすること自体が間違ってるのかな。
もっと別のところに目を向ける必要があるのかな。
気分が悪いって苦しんでても、
癌の痛みに苦しんでても、
目の前にいるのに、痛みをとってあげることできないし、
できることって、何もないかのように感じる。
そして、自分のことを無力だなって思い、落胆する。
もって行き場のない気持ちを抱えてる家族の気持ち。
それでも毎日ちゃんと両足で踏ん張って立ってる兄ちゃんの気持ち。
何もできない無力さを感じるけど、だけどだからってできることまでやめちゃいけないよね。
今日の私は、なんだかすごく気持ちが落ち込んでる。
胃と腸がキューって痛くって、その痛みが余計に気分を落ち込ませる。
けど、癌を患ってる姉ちゃんは、この何倍も何倍も痛い思いして、その度に気分が落ち込んで、
いつまで生きられるかって考えてて、苦しんでる。
それを考えたら、こんなことで私は弱気になってる場合じゃないって思う。
けど・・・。
いろんな事を考えて、今日はいいようのない不安に駆られる自分がいます。
無理に元気出そうとせず、こんな日は寝るしかないよね。
しっかりしなきゃとか、がんばらなくっちゃとか、今日はちょっとそういうのお休みにさせてあげよう。