今日は、訪問看護婦さんの来る日でした。



比較的調子が良くって、久しぶりに看護婦さんに向かって悪態をついたりしてました。



父のバローメータは、看護婦さんに悪態をつけるかどうか。



ある看護婦さんは、我が家に来て父に会うなり 『ばばあ!』 って言われます。



ケド、看護婦さんは笑顔でいつも答えてくれます。



けれど調子の悪い時には、看護婦さんが来ても眠ったままの日もあります。



だから 『ばばあ!!』 って言う=調子がいい 。




そして今日はお医者さんの往診もありました。



このお医者さん、父の地元の先輩で、くるといつも共通の知人の話に花が咲きます。



余命3ヶ月といわれながらも、その3ヶ月は過ぎ、一時期よりも状態がよく見えます。



けれど、今日ちょっとショックな事がありました。



父がトイレに行くというので起き上がる際に私の手を握って起き上がろうとしたとき、



私は、骨と皮の父の手を握って引っ張ったら痛いだろうと重い、父の手すり代わりになり父に私の手を引っ張ってもらいました。



父は、起き上がれませんでした。



結局私が手を引っ張ってようやく起き上がる事が出来ました。




今日、ウインナーを焼いて食べてた時、調子がよさそうなので父に1本上げました。



父は一口食べてあとは口にしませんでした。



『味がわからん・・・。』 って言いました。



何を食べても同じ。って。



肉らしいものを食べてないから少しでもって思ってあげたけれど、かえってそれで父を落ち込ませてしまったようで心が痛みました。



良かれと思ってした行為が、必ずしもいいことではない っていう事を、父と過ごしていてよく感じます。



これは自分の仕事にも通じる事。



鈍感な心は人を傷つける。



そんな感じのことをテレビで誰かが言っていたのを思い出しました。



相手の目線に立つこと。



相手の目線に立つ努力をする事。



簡単なようで、維持していく事は私にはまだまだ容易でないなと感じました。



21日から職場復帰。



認知症のお年寄りと接するのは、自分の状態がよくないときにはドキドキします。



自分の心が見透かされてる気がするからです。



接する側の心理状態によっても、認知症の症状の出方がかわってくるからです。



コチラが落ち着きのないそわそわした感じだと、相手もそわそわして徘徊や問題行動と呼ばれる行動も増えます。



切り替えなくちゃ。