この1ヶ月、何が起こるかわからないということで、夜勤をはずさせてもらっていた。



明日からまた夜勤が始まる。



だけど、私が夜勤外れちゃうと、他の職員に負担かかるし、お給料にも影響しちゃう。



だから、勤務はもうこのまま変更せず。



仕事中に何かあったらその時は、その時を父が選んだって思うことにする。



だけど逆に夜勤があるほうが、時間的に余裕は多くなる。



頑張るぞ☆





今日は仕事終わって家に帰ると看護婦さんが来た。



お父さんが吐き気止めの注射を頼んだらしい。



週に2回きてくれることになっているけれど、急変したり、何かあったりしたら看護婦さんが来てくれる体制になっている。



だから、何かあっても看護婦さんが常に傍にいてくれてるようで心強い。



不安なことも、私たちにはわからないような事も経験豊富な看護婦さんがサポートしてくれている。



機嫌が悪くて、どうしようもないときも、看護婦さんが間に入ってくれてすごく助かった。





久しぶりに看護婦さんと私は会ったんだけど、看護婦さんの話を聞いてると、現実に引き戻される感じがする。



お父さんの状態は決してよくないんだって。



今の状態に少し慣れてきてるのかな、お父さんがしんどそうにしていても、あまり緊迫感を感じない。



薬の副作用・黄疸・癌の痛み・脱水・・・。



いろんな事がたくさんお父さんの体の中で起きているから、元気なほうがビックリ。



けれど、やっぱりじわじわ進行してるって。



看護婦さんは火曜日と金曜日にくる。



昨日来た看護婦さんと同じ人だったんだけど、昨日よりも腹水がだいぶたまってるって言ってた。



重力とかの関係で腹水もずっと寝てると背中の方に下がってくる。



だから背中からお腹にかけてぱんぱん。



お父さんは、こんなにお腹がパンパンなのに何もしてくれないって不満を抱いている。



腹水を利尿剤を使っておしっことして外に出す手段もあるし、針をさして抜く方法もある。



どちらにしても、一時的には腹水が抜けて楽になるけれど、数日で元に戻ってしまう可能性が高い。



利尿剤を使うと腎臓の機能が今以上に悪くなる。



針をさして抜くと感染症などのリスクも高くなる。



けれど、父には結果よりも行為の方が重要なのかもしれない。



患部に対して何か治療をする。対処療法を行う。



その行為自体がたとえ自分の命を縮めることになったとしても。




去年、もう抗がん剤を使っても意味がないと言われたときも、お父さんは抗がん剤を打ち続けていた。



きっと父にとって何もしないということは、 自分の 『死』 を認めることになるんじゃないかなって思う。




ホント最近は寝てることが多くなったお父さん。


今日は、お父さんのお腹をマッサージ。



看護=手当て。



てを当てることから始まる。



患部にそっとてを当ててさすってあげる。



どんなに苦しそうでも、嫌がらないところをみるといいんだろうな。



飯島夏樹さんもブログで言ってた。『患部をさすってもらうと安心する』 って。



これが一番のお薬じゃないかなって思う。