昔から
手先は器用なほうでしたが
器用に生きることは苦手でした
頭はまぁまぁよかったので
先生に目をつけられることもなく
まじめに生きておりました。
こうしろ、と言われたら
そうしなければいけないと学びました。
こうだよね、と言われたら
そうだよね~と言わなければいけないと学びました。
それは学校で、おんな社会で、バイト先で、家庭で、
さまざまなところで学びました。
しかし、そうではない人たちが
笑顔で過ごしていることに気づきました。
そう、わたしはこの年になるまでに
自分の良しとしていたことが間違いなのではないかと
疑いはじめたのです。
自分なりの答えをだしては
歩き出し
また疑い、
そしてまだわからず、
ついに、
歩き出すことが
苦しくなってしまいました。
弱い自分に気づいたとき
強がっていた自分が
懐かしくも
羨ましくも
虚しくも
悲しくも
ほほえましくも感じました。
今日は笑顔ですごしました。
ありがとう
と何度も言われました。