久しぶりに友人と会い現場の話を聞いた。やはり人手不足は非常に厳しい状況とのことで、早く多くの人が働きたい職場の1つになってほしいとまた強く思った。

働く場所は幾らでもあるが自分が余りの長時間労働になってきた為、ここではもう働けないので辞めようと思い相談していたら、その先輩達が先に辞めてしまって辞めるに辞められなくなった友人もいた。

 今後の社会は大変になってくるので早く自分たちの事として気づいて環境を変えていかなければならないが、なかなかそちらの問題にまで話が進まない。

 厚生労働省の調べによると日本人の死亡場所の推移は1951年は自宅での死亡が83%で病院診療所での死亡が12%だが1970年代に逆転し、2014年は病院・診療所での死亡が79%で自宅での死亡が13%となっている。今は8割の人が病院で亡くなっている。

 でも実際は約70%のお年寄りが自宅で最後迄過ごしたい、ピンピンコロリが一番夢だと思っているが、それが厳しいのは家族に迷惑をかけたくないからとの話を聞いた。同居していても実際には息子や娘夫婦やその他の子供達も介護休暇が取れる会社ばかりではなく、仕事や子育てがありずっとそばについていてあげられないので病院に入院してもらいいざという時には医師に頻回に見てもらえるのは安心との声もある。

 最近は少しずつではあるが在宅でも安心して医療を受けて自宅で亡くなる方も増えてきた。痛み等が強いとオキシコンチン等が必要となり精神論だけでは通用しない世界なので医療従事者との連携は必須となる。

 在宅医療のパイオニアである 新宿区の英裕雄先生 豊島区の久保信彦先生  山根明子先生 板橋区の浅海直先生 安井宏仁先生 鈴木陽一先生 若手では安井佑先生等の素晴らしい先生方にご縁があり自宅でご家族と長い時間を過ごしている方もいた。 

 医療技術もさることながら想像できない位の忙しさの中で人柄も素晴らしい先生方で周りの看護師さんやスタッフも尊敬できる方が多かった。その他の在宅の医師も穏やかな優しい人が多いのは驚きだった。

 退院して自宅で介護となると、医師、看護師、薬剤師など家族を支える医療従事者との関係も始まる場合が多くケアマネは介護の専門家達や行政とだけではない自立支援に向けてのチームを一から作っていく。

 そこで在宅医療PA(PAは医師助手 アシスタント)を初めて知った。その職業は医者でも看護師でもない専門職であり、仕事は血圧・脈拍・血中酸素濃度などの測定医療器具の準備やカルテの記入で患者の希望に沿った医療の体制を組むコーディネーターのような役割もする患者さん側のスタッフとの位置付けなのだが、私が知ったPAは看護師資格も持っていて難しい疾患の患者さんにも非常に忙しい中、とても丁寧に親切に対応してくれお陰でその方は在宅生活を全うできた。先生も素晴らしかったがPAがいてくれて危機が起こる度に在宅チームを支えてくれて乗り越える度にご家族と共に感謝の涙を流した。 

 一億総活躍社会は一生働き続けなければならない社会なのか と言った人もいるが、目の前に来る2030年問題は65歳以上の高齢者の割合が現在の4人に1人から3人に1人になるということで病床の不足により看取り難民が47万人と予測されている。特に都市部やベッドタウンの不足が問題になってくる。