買い物を終えて3時間後...


お風呂に入るために再び彼が来た


お風呂場の扉そーっと開けては

何度となくチラッと顔を覗かせてみたり

閉じたと思ったらまたそーっと扉を開けて

ジーッと私を見て見たり

彼にしてはとても珍しく妙におどけている

まるで子供みたい


⋯何?どうしたの? 笑

と聞いたら


『アイスコーヒー飲みたいかも~』と言いながら

彼は顔を引っ込めて

お風呂場の扉がきちんと閉まった


普段はツンデレクールなくせに

たまーに可愛いの

⋯ズルいよなぁ凝視



お夕飯は彼リクエストの

『豚肉のネギ塩ダレ丼』を作った


『ほんの気持ちレモンを追加しても良いかも』

『いや、これで良いかも』



いつものように

食後彼の足は私の太ももの上で



いつもと違ったのは


錯覚なのかもしれないけれど




以前よりも

もっと心の距離が近くなったような感覚がした昇天