まずはじめに私の生い立ちについて。


私の家族は両親、姉、弟の5人家族です。

私は、両親の愛情を感じることなく育ちました。
両親に褒められた記憶もありません。


小学生の頃、両親は仕事や、姉と弟の部活に忙しく、私は毎日家にひとりでした。

中学生になると私も部活を始めましたが、両親が見にきてくれることは3年間1度もありませんでした。

高校では、姉と同じ学校へ通いましたが、学校でも家でも真面目で優秀な姉と比べられる日々。

この頃から私は家族を諦め、友達と一緒に悪さばかりしていました。

そして私が問題を起こし、両親が学校へ呼び出されました。その後家へ帰り、「めんどくさい、なんで俺がお前のために頭下げないといけないんだ」と言う父と、私の話は聞こうともせず私をただ殴って「いい加減にして」と言う母。

もう、この家から出て行こうと決意し、高校卒業とともに県外の大学へ。


 この時の私は、解放感でいっぱいだった。
両親の元を離れ、大学で新しくできた友達たちと毎日楽しく過ごした。


そして、今まで適当に付き合っては別れを繰り返していた私に、本当に大好きな彼氏ができた。

ここからが、摂食障害になったきっかけです。


愛情を感じることなく育った私は、初めて実感できた、愛というものに依存してしまいました。


彼氏に依存し、次第に束縛をするようになった私を重たくなった彼は、私に別れを告げました。


やっと手にした愛を失い、またひとりになってしまった私は強い不安感に襲われ、いつも心臓がバクバク(動悸)して眠れず、毎日泣いて過ごし、ご飯も喉を通りませんでした。

心配して食べ物を持って来てくれる先生や友達。

ゼリー1個を1日かけてやっと食べられるような状態でした。

そんなある日、私はふと体重計に乗ってみました。すると、知らないうちに10キロも痩せていました。たった1カ月程でです。

食べなかっただけでこんなにも痩せられるんだと思いました。

別れた彼とは1年間交際していましたが、俗に言う幸せ太りというものなのか、私は交際当初より10キロも太っていたのです。
「最近なんか太ったね」と、彼からよく言われていたこともあり、このまま痩せれば、また誰かが私を好きになってくれるんじゃないかと、思考がおかしくなっていました。

そしてここから、【食べられない】から、【食べない】に変わりました。

これが、私の摂食障害のはじまりです。

私が発症した摂食障害の内容については、次の投稿で詳しくお話し致します。