5年生の息子が、クリスマスに欲しがっていたニンテンドースイッチを、【イブ前日】になって
「お母さん、やっぱりもらうのやめる」
「欲しいけど、夢中になりそうだから」
「今は勉強の方が大事」
と言い、それも少し寂しそうに言い、すでにスイッチを仕入れていたサンタを思いっきり悩ませたクリスマスが、、、終わりました。
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私は自分の判断にさらなるプレッシャーを感じつつ、イブの夜中まで、あげるかあげないか悩みに悩みました。
迷わなくても、子供からそんなこと言うならあげなくていいじゃん!と言われそうですが、
悩むのは、
中学受験生であると同時に【遊びたい盛りな11歳の男子】である息子が、【クリスマスなのに】、【無理して】、言ってるような気がしてしまったのです。(だってすごい寂しそうに言うんだもん)
加えて、昔から欲しい欲しいと言わない性格の息子が珍しく欲しがったこと、毎日に机に長時間向かって勉強を努力していること、すでに持っているDSでは土日30分と自分でけじめをつけられること、スイッチ発売当初からおもちゃ屋さんでカタログを貰ってきては本棚にコレクションし、よく眺めていること、友達が持ってる話をよくすること、、、
さらに、この悩めるクリスマスイブに出た週テストの結果も息子としては良く、上がったばかりのBで週報(最初のページ)に載りました。大喜び。
『大丈夫、この子はけじめをつけられる、勉強とのメリハリになる、11歳の今しかない楽しみも必要だ。』
悩みに悩みながら、イブの夜中に旦那と結論を出し
スイッチ、あげたのです。
ただ、息子に、という名目をやめ、『家族へのプレゼント』とサンタが手紙を書き(下の子たちもいます)、スイッチを手にする息子の後ろめたさ(?)を和らげたつもりでした。
『いっぱい遊んで、いっぱい頑張ろう』的なことも書きました。
これがサンタが苦しみながら産みだした【落としどころ】だったのですが、、、
息子は、喜ばなかった。
箱の中も覗かず、淡々と『びっくりしたー」とだけ言って、学校に行きました。照れ隠しかな?帰ってきたら、ねえねえやろうよと言うかな、設定に時間かかるんだろうなぁと思っていたら、帰ってきても何も言わない。見ない。
違う遊びをし、勉強をし、また息抜きをし、勉強をし、妹と遊び、勉強をし、寝る時間になりました。
布団の中の息子といろいろ他愛もないことをしゃべり、寝る前の最後の最後にさりげな〜く聞きました。「スイッチいらんかった?」
「いらなくないよ、でもやらない」
「お母さん、受験終わるまでとっといてね」
いらない、じゃない。あんなにカタログを眺めてた息子がいらない訳はなく、「やらない」なんです。
箱の中を見ないのも、見たらやりたくなるから。
今は勉強。
本当にそう思ってるんだ、こんな事を考えるようになったんだ、未熟なのは親の方だ、、、と思い、
最初から信じればよかった、大反省です。
寝顔を見て、なんて大きくなったんだろう、なんか自分が情けなくて泣いてしまった。
というわけでスイッチは封印です。合格した後、やれたらいいなぁ。
勉強や生活のことでいろいろ言いたくなるばかりですが、
もっと信じよう。親が思っているより大人だ、親が思ってるより信念がある。この子は大丈夫。
そう思ったクリスマスでした。成長という意味で、もうこの子はサンタを卒業したんだと
泣いたので、多分一生忘れません。
頑張れ!