自分の小さい時の写真が1枚もない
家族写真がない
僕には家族がない
いつも独り膝を抱えて部屋の隅にいた
いつも薄暗い部屋で独り泣いていた
幼いときの微かな記憶
良い思い出は何一つない
誰とも話すことなく
周りに気を使い
楽しい悲しい苦しい暑い寒い
決して自分から発しなかった
ただ無口でおとなしい子っと言われていた
ずっとそうやって生きてきた
だから今も思いが口にできないんだ
嫌なことも
わがままも
楽しいことも楽しいと…
独り心のなか
だから人と話すの苦手
人と一緒にいるの苦手
人に甘えることを知らない
ちゃんと愛をうけなかった
行き場のない想い
歪んだ生活
片寄った心
まともに育つはずがない環境…
どうかこんな私みたいにならないように
そんな子供はいないように
僕は願ふ
