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職場での話です。
白黒はっきりしないと
怒鳴るようなタイプの男性が
ガンで弱ってきました。
「ここまでようもたせてくれたな
あんたには感謝してるんや」
半殺しの状態
生煮えの状態
高齢者が最期を迎えるにあたり
そう感じることがよくあります。
すぐに決着はつかない
じっと耐えるだけ
そして徐々に諦めていく。
身体が弱った今できることは
どうにか精神状態を保つことだけ。
この男性は
葛藤しながらも保ってきました。
そして私にできることは
その葛藤に寄り添うことだけです。
こんな場面で
人間の崇高な尊厳を感じます。

