こんにちは。
真宗大谷派僧侶、京都・浄慶寺坊守、さとう式リンパケアセルフケアマスターの
中島千晴と申します
さとう式でいう「リンパ」とは、
いわゆるリンパ管の中を流れるリンパ液のことではなくて。
私たちの体を作ってる37兆個もの細胞たちを満たしている間質液のこと。
心臓の拍動によるポンプ作用で血液が流れるように、
筋肉の伸び縮みによるポンプ作用で、このリンパ間質液は流れてて、
各細胞に酸素と栄養素を届け、二酸化炭素と老廃物を受け取ってる。
つまり、筋肉が緊張して縮んだままになっちゃうと、
リンパ間質液の流れが滞って、細胞たちに必要なものが届かない。
これが不調の原因
じゃぁ、どうするか?
縮んでるなら、引っ張って伸ばす!?
流れが悪いなら、押したり揉んだり、物理的な刺激を加えて流す!??
いいえ
だって、ちょっと考えてみて。
今は過緊張で固くなっちゃったその筋肉も、
本来は赤ちゃんのようにふわふわなもののはず。
で、リンパはさらさら流れているもののはず。
それなら、
流れない⇒だから力を以て流す!!のではなく、
力を抜いて、
ふーっと大きく深呼吸して、
頑張りすぎて固くなっちゃった筋肉に優しく触れて、
ただただ優しく、優しーく揺らしてあげよう
それだけで筋肉は緩むし、筋肉が緩んだらリンパは勝手に流れ出す。
流れないものを流すのではなく、
流れる状態に調える。
本来の私の状態に戻る。
それがさとう式リンパケア
私ねー、この理論を知った時、
仏教との共通点を感じたんです
人生に問題が起きた時、がむしゃらにそこに対処しようともがくんじゃなくて、
力を抜いて、
ふーっと大きく深呼吸して、
頑張りすぎて固くなっちゃった心に優しく触れて、
ただただ優しく、優しーく自分をいたわってあげる
そして気持ちが緩んだとき、
大きな力に守られていたこと、
問題だと思っていたものがそもそも問題ではなかったことに気づく。
問題は勝手に無くなる。
解決しようと躍起になるのではなく、
仏法に照らし合わせて、
自分のあり方を調える。
本来の私の状態に戻る。
そこにあるのは、何ていうのかなー…、
絶対的な安心感
ありのままの私を包み込んでくれる、大きな大きな如来のはからい。
そもそもリンパは流れていた、って気づくのがさとう式なら、
そもそも私は守られていた、って気づくのが仏教。
そんな共通点を、さとう式と仏教に、私は感じているのです
長文、お読み下さってありがとうございました。