失恋で


痩せて綺麗に


なりました


10年前初彼の浮気を目撃して
激ヤセと引越しを機に一念発起
ホステスになる


今まで気づかなかった自分の魅力を
引き出し4ヶ月後には年下の彼氏が出来ていた


3年後その年下の彼氏は優しかったけど
経済的自立が出来ないダメ男の為
愛想が尽きて破局


なんやかんやズルズルと関係は続きつつも
向こうに彼女が出来たらしく連絡が一方的に途絶える


この時の私は鬱を患って
徒歩5分の距離を歩く事もままならなかったけれど


別れも綺麗に出来ない男と付き合っていて
依存していた自分に凄まじい怒りを覚え


その原動力で出会い系に登録し
デートと言う名のタダ飯を食らうだけの
お遊びをして自身を回復させ


4ヶ月も経てば固定のデート相手も出来た


そのデート相手も今年2月のとある日から突然返信がパッタリと途切れ未読スルーの日々が続き


もう終わりだなぁと
冷静に考えた頃


次のチャンスないかと
思った矢先に友達からの紹介が受けれそうなので


即答で食事会と言う名の合コンもどきをセッティングしようと目論む


不思議なもので
別れが訪れると出会いもまたやって来る


まだ片思いでの失恋しか知らなかった頃は
恋人との別れがこんなに寂しくて悲しいなんて知らなかった


ただ辛くて


涙が止まらなくて


仕事も出来なくて


ご飯も喉を通らなくて


彼氏に綺麗だと、可愛いと言ってもらいたくて背伸びして買った服も下着も彼好みの化粧も全てが無駄になった気がして


虚しかった


感情がコントロールできない
息が苦しくて呼吸が乱れる


今まで私は、どうやって生きてきたの?


私は、どうやって生きるの?


彼氏がいる


それだけで誰かに必要とされる存在で
あれると思っていて


それが女としてのステイタスと
思っていたけれど


実際はんな事なかった


悪い人ではないっていうだけの
クズクソ男といて楽しく美化された
思い出だけで


女としての魅力が
上がるなんてことはない


そもそも恋人という形は双方の
合意のもとでのただの付き合いの
一種であり


愛の方向性が違って当たり前


逃げ出そうとする男たちを追いかけてた
当時の私は今の目線からすると醜い姿だったと思う


むしろ


逃げた奴らに舌打ちして
クソが。ってヤケクソに趣味仕事に打ち込む方が


心も体も健康的で
スキルもアップするし魅力も増す


今の私には
菓子作りとベリーダンスという趣味があり


やりがいはあるけどハードな仕事に恵まれ


疲れたら休めるベットと
ご飯を作って待っててくれる父母と


いつでも駆けつけてくれる
大切な友達がいてくれる


いくつもの失恋を通して


人の浅はかさや醜さや残酷さを
突きつけられる事もあったけど


ボロボロの状態から
這い上がって来れたのは


私の周りの人達が
私を見捨てなかったから


私を理解してくれる人
私を尊敬してくれる人
私を必要としてくれる人


それは恋人じゃなかった


恋人よりも
ずっと頼れて


恋人よりも
ずっと尊敬できて


恋人よりも
ずっと必要で安心できる人がいる


それが幸せだと
30歳になってやっと理解出来た


きっと此の先も
誰かと恋人になる事があって


また別れが来るかもしれないけれど


別れが来ることの怖さは
20歳の頃よりもずっとずっと少ない
未来が待っている