祇王寺 | 小さな好奇心

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読書と大阪・京都へのお出かけ(特に展覧会巡り)が大好きです♪

広くはありませんが、京都では珍しく300円という安さで入れます。

祇王とは平清盛の割愛を受けた白拍子(歌舞の一種を演じる)のことです。

平家物語にも出てきます。


故郷の野洲に水路(祇王井川)まで作ってくれたのに、他の人(仏御前)に心を奪われて祇王を捨てるなんて。

私はあまり平清盛が好きではないため、祇王の悲恋話を知ってさらに好きではなくなりました。

そして、その悲恋の舞台になったのが祇王寺なのです。


平清盛によって都を追われた祇王が、出家して入寺した尼寺。

自殺しかけたほど悲しんだ祇王は、ここでどのように過ごしたのでしょう。

「平清盛なんかさっさと忘れて次にいき!」と言いたくもなりますが、恋を失った切なさはわかります。

そういったこともあり、庭園を覆う苔や青もみじの美しさはとても素晴らしいのですが、なんとなく寂しくも感じられました。


平家物語に思いを馳せて物悲しさを味わうのも、祇王寺での1つの過ごし方かもしれません。

文句無しの美しさの庭園をのぞいてみてください。

また、祇王寺は大覚寺の塔頭寺院のため、両方行かれる方は拝観料が800円(大覚寺は500円)→600円になるそうです。

2ヶ所は徒歩で25分ほど離れていますが、ご参考までに。