細かいことまで書いているのでとても長いです。

記憶を辿って書いているので、間違いもあるかと思います。

自分の為の記録として残しておきたいので、ご容赦ください。

 

 

【ERCP検査の為の入院】前編

 

コロナ禍の為、入院前日(もしくは入院が午後からなら当日の午前中まで)に、事前に受け取っていた容器に唾液を入れて病院に届けなくてはいけません。

その後、検査結果が陽性だった場合は病院から電話がかかってくるので入院は中止。電話がかかってこなければそのまま入院となります。

病院から電話が無かったので、私はそのまま入院となりました。

 

 

少し話が逸れますが。

病棟はコロナの影響で全面面会禁止となっています。

病院のあちらこにらに「全面面会禁止」の張り紙があり、病棟へのエレベーターホールには特大の「全面面会禁止」の立て看板があります。

 

入院案内の際に“患者の名前が書かれた小さな紙”が、一枚だけ家族に渡されます。

患者に用がある家族はその紙を持って病院裏口にある専用の受け付けに行き(時間も午後数時間のみ受け付け可)、紙を提示して所定の紙に住所・氏名を書き込むと小さな許可証をもらえます。

それを持って病棟のナースステーションへ行き「○○□□の家族です」と、許可証を見せると患者に渡したい荷物(洗濯物等)を看護師さんに預ける事が出来ます。

看護師さんはすぐにそれを持って病室の患者のところへ行き「こちら、ご家族からお預かりしました。お渡しするものはありますか?お伝えしたい事があれば伺います。」と言われるので看護師さんに御礼を言って、引き換えに持って帰って欲しいものを渡し、伝言があれば伝えます。

看護師さんは折り返しすぐに患者から預かった荷物を家族に渡してくれます。

家族は御礼を言って、許可証を受け取った窓口に許可証を返却して帰宅します。

家族で言葉を交わすどころか、顔を見る事も許されません。

書いていてもまどろっこしく、面倒になるくらいですがこれが徹底されています。

 

 

火曜の午後入院して、水曜日に検査。木曜日の朝には退院なので大部屋(4人部屋)を希望しました。

入院した日は特にする事もなく、消化器内科の前回検査&説明をしてくれたA医師が来て、

 

「私の十二指腸はちょっと形?がやり難いので、上手く行くかわからない。膵臓に針を刺して細胞を採取する方法もあるけれど、近くに太い血管があり非常に危険なので、カメラの先にブラシをつけて擦って採取する方法をとります。細胞が採れない場合もあるし、膵臓の全ての部位で採取するわけではないので、採取した場所にがん細胞が確認出来なかったと言って、がん細胞が無いとは言えません。」

 

と言う事を、前回同様、優し〜く噛み砕いて説明してくれました。

 

「前回、麻酔が効かなくて地獄を見たので、今回はガッツリ眠らせてください!少々身体に悪くてもバンバン麻酔をお願いします。」

 

私がそう必死で訴えると、苦笑しながら

 

「前回は酷かったね…。麻酔、効き難いよね。今回は違う薬にするし、地獄は見せないようにするので大丈夫。任せて。」

 

と言って、去って行きました。でも不安は拭えない私。

 

その後は暇で静かに過ぎるはずが、同室の女の子が泣いたり喚いたりを繰り返していて、気持ちは落ち着かないし、夜も眠れませんでした。(これはまた後日)