私は全部の部屋での慣らしのあと赤ちゃんの部屋に配属が決まりました。

だけど当時のルールで子育て経験のない人は半年間は担当がつきませんでした。


※乳児院では、子ども1~2人をその子が乳児院をでるまでずっと担当するシステムがあります。

簡単に言うと親代わりになり、その子と信頼関係を深め、その子の成長に応じて離乳食の形態を管理したり、ミルクの量を決めたり、その子の発達によって一緒に進級したり、その子のアルバムを作ったり、その子に関わる全ての書類を書いたり、誕生日やクリスマスプレゼント、服などを買ったりします。


赤ちゃんのお部屋で働くうちに1人の男の子が私にすごく懐いてくれるようになりました。

(その子を今後は王子と書かせてもらいます)

王子は当時1歳程でしたが、発達障害があり、まだつかまり立ちもしない状態でした。

ある日、王子がベビーサークルの中で遊んでいる時、私に抱っこを求めて泣きました。

私はサークルの側に両手を広げながら近づき抱っこに応えようとすると……

王子が初めてつかまり立ちをしたのです!!

それが嬉しくて嬉しくて感動し、号泣したのを覚えています。


そして入社してから半年後…

心理士の先生と主任に呼び出さました。

元々担当職員がついていた王子ですが、ここまで私に懐いているので、担当してあげてくれないか?

王子の両親も大変なタイプだし、王子自信も発達障害を抱えているから本当はベテランの職員にこのまま担当してもらう方がいいのだと思うが、本当にあなたに懐いているので、色々大変なのを承知の上で、王子の担当を引き受けてくれないか?という話しでした。


私は本当に嬉しくて、私自身もここまで懐いてくれる王子の気持ちに応えたいと思いながらも、担当の職員に悪くないか!?など遠慮もありました。

だから正式に担当させてもらえることが決まり、本当に嬉しくて泣いたのを覚えています。


そしてここから王子と新米職員の私と二人三脚が始まるのでした💕