カレが泊まりにきたとき、よく手を繋いで寝ています
大好きな作家・中村文則さんと談笑している幸せな夢を見ていると、隣でカレが動いたので目が覚めました
わたしは眠りが浅いので、すぐに目覚めてしまいます
カレに背を向けて寝ていたので、手を繋ぎたくて、寝ぼけながらカレに手を伸ばしました
あれ?袖の中に手を隠して寝てる‥‥
肌寒いのかな‥‥
と思いつつ、手に触れたくて、お布団の中でガサガサと雑に触って気づきました
これは、手ではなく、カレのモノだ
わたし、こんな夜中に、カレのモノをまさぐっている
これでは欲求不満みたいではないか‥‥
手をとめて、言いました
「ごめん、間違えちゃった‥‥」
「何と間違えたの?」
「おてて‥‥」
カレ、爆笑
その後、無事に手を繋いで、静かに眠りました
カレの手はあたたかかったですが、モノもあたたかかったです
‥‥何の話?
