『オーラの発表会』 綿矢りさ (集英社、2021)
「人を好きになる気持ちが分からないんです」
海松子(みるこ)、大学一年生。
他人に興味を抱いたり、気持ちを推しはかったりするのが苦手。
友達は「まね師」の萌音(もね)、ひとりだけ。
なのに、幼馴染の同い年男子と、男前の社会人から、 気づけばアプローチを受けていて……。
他人の気持ちを読めない女子の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。
(「オーラの発表会Amazon」より一部抜粋)
これが、好きって気持ちなのか!(p.164)
思春期からいままで一度も男性との触れ合いが無かった私は、相当情欲がたまってたんだと思います。(p.170)
人付き合いが苦手でまっすぐな海松子のキャラクターが愛らしくてたまらない
甘酸っぱいストーリーにドキドキする
このようなストーリーは幾多ありそうなのだが、まったくそう感じさせないのは、著者・綿矢りささんの技量か
引き込まれて、一気読み
そして、
>ロングだから頻繁に切らなくても大丈夫~、なんて幻想だから。(p.105)
に別の意味でドキッ
理美容院に行かなくちゃ
