記憶に残っている先生の言葉3選
①高校1年生のころの担任教師(男性)の言葉
「駅前とかで募金活動をしている人、いるでしょう?
あれを、私は '偽善' だと思っています。
学生や働くことが困難な人は別ですが、成人して働ける人は '募金箱を持っている間にバイトでもして全額募金すればいい' と思っています。
あそこで呼びかけているだけでは、集まる額はたかがしれているでしょう?」
言わんとしていることはわからなくもないですが、生徒約40名の前で声高々に言うことではない
と当時の私は思いました
いまも同様に感じています
②小学6年生のころの担任教師(女性)の言葉
理科が専門の先生でした
私がハムスターを飼い始めたことを言うと、「つがい?」と聞かれました
つがいだとこたえると、
「もしよければ、赤ちゃんを先生にくれない?多ければ多いほど嬉しい。●●大学に渡したいの」
と言われました
実験のためだろうか‥‥と思いつつ親に伝え、そのうち赤ちゃんができました
先生に赤ちゃんが生まれたことを伝えると、
「ちょっと待っててね」
と言われました
「多ければ多いほうがいい」とのことだったので、その後も赤ちゃんを生ませ続けました
20匹を超えたので、先生に
「いつ連れてくればいいですか?」
と尋ねると、
「あ、ごめんね。もう大丈夫」
と‥‥
ハムスターは、全25匹‥‥
一緒のケージに入れておくと喧嘩をし始めるので、部屋にケージが25個
困り顔をしつつも受け入れてくれた親に、申し訳なさと感謝の思いでいっぱいでした
③小学4年生のころの担任教師(女性)の言葉
授業参観の日
テーマは「性教育」でした
「赤ちゃんはどうやってできて、どうやって産まれてくると思う?」
授業は、この質問から始まりました
先生により、男女の身体とsexについて説明されます
「sexは、子どもをつくるためのものです。
私にも子どもが2人いますが、子どもができてからは(sexを)していません」
小学4年生の私は、そのとき何の疑問も感じませんでした
しかし、その夜、母が父に、
「本当だと思う? というか、この教育は正解? 誇るべきことなの?」
と話しているのを聞き、先生の言っていることは間違いだったのかなぁ?と子どもながらに思いました
アラフォーになった私は、親と同じ意見です
なんか‥‥違いますよね
先生の言葉は、生徒に絶大な影響力を与えます
30年前の言葉だってしっかり覚えているぐらい
駅前で募金箱を持っている人を見ると、いまでも高校1年生のころの担任教師を思い出します
先生も人間なので‥‥
先生の言うことは、100%正しいわけではない
ということを子どもたちには理解してほしいなぁ、と勝手に思っています
