「萌ちゃん、お茶やってるでしょ」
以前、友人のお母さまに言っていただいたことがある。
「グラスを持つ手が美しいから。●●(友人)にも教えてあげて」
おそらくそのお母さまも茶道をされていたのだと思う。
上品にほほ笑んで、お茶が入ったグラスに手をのばした。
その所作は、私なんかよりずっと美しかった
わたしは、高校から社会人まで、茶道を習っていた。
最初は表千家、その後、裏千家
表千家と裏千家では、畳を歩く足数など、初歩的なところから異なる。
ゆえに、どちらも中途半端で師範の資格は持ち合わせていないが、知らず知らずのうちに所作は身に着いたらしい。
茶道から離れて15年ほど経つが、やっていて良かった習い事のひとつだ
もし私に子どもがいたら、それが娘であっても息子であっても、茶道を習わせたい。
姿勢や所作は、美しいほうが良いに決まっている!
たとえ20歳前後の3年間だけでも、姿勢、お辞儀、指先をそろえることなど、普段の生活に所作としてその経験が自然にあらわれると思う。
男性のお点前も素敵だったなぁ
そういえば、従姉妹が法事で畳の縁を普通に踏んで歩いていた。
私は気になってしかたなかったが、茶道をやっていなければ、何とも思わなかっただろう。
やっぱり、私の人生に茶道は必要だった
また始めれば、新たな学びがあるかもしれない。
お茶、いいなぁ
