今朝、「ガタガタガタガタ!」と洗濯機が暴れだした。

 


我が家の洗濯機は、洗濯物を詰め込みすぎると、すすぎや脱水の際に結構な音を立ててガタガタと暴れる。



「ごめんなさい、ごめんなさい、わたしが詰め込みすぎたんです、ごめんなさい‥‥」
階下の住人に謝っているのか、洗濯機に謝っているか。
自分でもわからないが、心の中で呪文のように謝罪をしつつ、洗濯機を抱きしめて振動を抑える。


ひと暴れして落ち着きを取り戻した洗濯機は、静かに規則的な音を立てはじめた。

「はぁ、やっと落ち着いてくれた」
椅子に座って、一息つく。

そもそも、今日の洗濯物はそれほど多かっただろうか?
いや、多くなかったはずだ。

洗濯機の気分だろうか――?



私も何か気に食わないことがあったら、洗濯機のようにすぐに主張すればいいのだ。
悶々としながらその思いを持ち帰るから、その気持ちの処理に時間がかかる。


洗濯機が「詰め込みすぎだよ、ガタガタ」と暴れたように、私もその場で訴えれば手っ取り早いのだ。


そんなことを考えながら珈琲をすすっていると、隣室のベランダから「カチッ、カチッ」とライターの音が聞こえ、しばらくすると煙草の不快なにおいが微かに漂ってきた。

「煙草は嫌い!マンションの規約違反だ!ベランダで吸うな!」

洗濯機がそうしたように、私も声を大にして訴えたかったのだが‥‥
そっとそっと、静かに窓を閉めた。


人ってものは、そう簡単に変われるものじゃないらしいチーン

 

 

 

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