三宝荒神様は、家庭でお札を祀る際には仏壇ではなく、一社宮の神棚で祀ります。
 
 
 ※神棚の祀り方※
 
神棚は、家庭の台所の清らかな場所で、目の高さよりやや上にお祀り。
御札は東向き、又は南向きに祀るのが良いが、家の間取りによっては、お祀りするのにふさわしい場所であればどこでも可。但し、北向きだけは避ける。
お社の扉は通常は閉めてお祀りし、年1回新しい御札と交換する時のみ開扉。
神棚・お社が置けない場合は、台所の目の高さよりやや上で柱か壁にテープ等で貼ってお祀りしてもよい。(押しピンは不可)
 
*神棚には、毎朝御飯、お塩、お水、お酒等を供えて礼拝。
*ご飯については、朝ご飯を炊かれるのであれば、炊いた一番のご飯を供える。
朝炊かれない場合は、洗米(洗って干したお米)でも可。
*お酒・お塩もできれば毎日お供えするに越したことはないが、何日か決まった日にお供えするので良い。
*花は榊、又は荒神松を供えます。
 
 
 ※礼拝作法※
 
礼拝は、それぞれお供え物を済ませた後、ロウソク・線香に火を灯し礼拝。本数は特に制限はない。
※礼拝が終わればロウソクの火は確実に消す!※
 
*一礼(深くお辞儀をする)
次に三拍手(この3拍手は「仏・法・僧」の三宝に帰依するという意)
そして最後に一礼(深くお辞儀)。
*「般若心経」。次に、荒神御真言「オン・ケンバヤ・ケンバヤ・ソワカ」を七反唱える。



三宝荒神は、神仏習合のもとで日天の眷属である地震を司る神である剣婆(ケンバヤ)と同一視。
剣婆はサンスクリット語のKampa(地震波)が語源。
この真言は大荒神経に出てくる荒神の真言であり、荒神の真言は様々な真言が大荒神経に記されている。