物語は終盤に入ってきました。ここからは稍重のエピソードが出てきます。コレットさんの過去や心情も描かれていて読むのが辛いところもあります。
 
 もしかしたらこの作品自体を未読の方がいらっしゃるでしょうし、漫画アプリで読み始めたところだからネタバレやめて!という方もいらっしゃるかもしれませんけど、コレット漫画に関しては薄ぼんやりとネタバレしていますから自衛していただきたく思います。
 それでは、勝手に好きなシーンランキングその6です。※ランキングという名だけどただの好きなエピソードについて書いてるだけです。
 

十六巻

 16巻は立ち寄った村で一組の親子と関わります。彼らのこじれたものをゆるく解くお手伝いをしました。そしてこの、セリフが一切書かれていないシーン。セリフは無いけど、何が起きて何を言っているのかがわかります。すごいです。数ページこんな感じで続いています。

 

 

 セリフ無しのシーンの出来事がひと段落したので冥府へやってきたコレットさんが疲れている事を察したハデス様が、どうしたのだと聞くでもなくただ手をつないで寄りかからせてくれてるこのシーン、泣いちゃうんですけど!もうこの阿吽の呼吸は夫婦でいいんじゃないかな!?って思います。 

 

 

(画像:「コレットは死ぬことにした」16巻 幸村アルト著

 

 

十七巻

 ハデス様から、願い事を叶えてやるから言われ、前回の名前同様、動揺する彼ら。何も思い付かないので体を動かそうということになって作業をしていたのだけど、考えつくのはハデス様の事ばかり。この時の様子が可笑しくてかわいくて。

 やがてハデス様が降臨された日の事を思い出したガイコツ達。その降臨の美しさったらなくてですね、珠玉ですよ、必見です。長髪ハデス様。このシーンは1ページぶち抜きで一枚モノでして、正面向いたハデス様はまさしく神……!!!!

 

 

 結局、ガイコツ達のお願いが何になったのかはその目でウフフ。あ、お願い事は冥府のみんな平等にということで、コツメくんも叶えてもらっていまして、非常に和むかわいいシーンでした。

 

 

 はい、ほのぼのはここまで。

 ここから一転、コレットさんの過去回がはじまります。辛いです。遍歴医の村で次に来た薬師から生まれ故郷へのヒントをもらったので、ヘルメス様の助けを借りて生まれ故郷まで行きます。

 

「ああ来ちゃった」と心の中で呟いたわけだけど、何を思って呟いたのかなあ。

 

 二人に、ここで何があったのかを話し出すコレットさん。わりと冷静でいられる自分もいて、だけどもやっぱりどこか動揺もしていそうな感じ。

 

 ハデス様もやってきます。その登場の仕方が、はぅーってなりますからね!

 

 104話は何度読んでも冒頭から泣いちゃう…何があったかは、これまでも作中でたびたび語られてきたから、ここまで読んでいる方なら大体わかると思うので書きません。

 

全て話し終え、

「わたしはひと運がいい。それは大きな財産」

 だと笑顔で言い切るコレットさん。その時ハデス様は、アスポデロスで話したことのある、かつての師匠アンノを思い出していました。アンノ先生が見つけてくれなかったらコレットさんはここに居なかった。それはもう奇跡としか…

 

 

 わたしはこの時のコレットさんが一番好きです。財産だと言い切る強さがたまらなく胸を締め付けてきます。こうなるまでには相当辛かったはずで、何の落ち度もない人間が命を奪われる、その理不尽さに抗うため必死で走り続けてきた末の強さだし、とても美しいなって思いました。

 

 だから、もう、絶対コレットさんを幸せにしてあげる!!って思いましたね。ハデス様が←

 

 

(画像:「コレットは死ぬことにした」17巻 幸村アルト著

 

 

十八巻

 18巻は、故郷の村から冥府へ帰ってきたコレットさんが癒される回と、旅の残りです。

 

 故郷の村に行って来たことをハリーに話します。一人で行かなくてよかった、と。それを聞いたハリーの言葉が泣けます。

 

 ハリーはじめ、シェフもみんなもコレットさんの看護に手を尽くしてくれて、もう冥府の温かさったらないですよ……こんなにイイところ!

 

 そうして一日休んで悲しい夢を見て目を開ければそこにハデス様がいて、兄ちゃん姉ちゃんには言えなかった事を言います。その可愛さったらなくてですね!

 

 クロノス様ご一行様の冥府の部屋が完成したのでそれを見に行ったり、ベッドでハデス様に地上で買ったという本を読んでもらったりしながら、寂しいという感情について語り合って眠りにつきます。

 

 寂しいと言う感情は、逆に楽しい感情を知っているから感じるわけです。ハデス様は、コレットさんが地上に戻る時の寂しさを感じる今のほうが好きだと言います。それは楽しいことを知っているからだもんね、コレットさんは冥府の晴れ空だからね!ね!

 

 無事に村に帰り着いたコレットさんは、夜、イタン兄ちゃんにハデス様の存在を話します。今まで誰にも言えなかったわけで、でも誰かに知っていてほしかったよね、少し安心。

 

 コレットさんが帰って来たことで、イタン兄ちゃんは自分の街へ帰ります。旅を共にしてくれた神様二人も天界へ戻ってしまい村の診療所は途端に寂しくなりますが、それでも薬師の野望のために奮闘を始めます。

 そんな話をしに冥府へ来ていたコレットさん。ハデス様から、地上へ戻る前だけどもうお前が恋しい、と…!コレットさんもデス様と離れ難くて「粋な言い訳」でしばらく二人で充電しあってます。胸キュンです。この時のキャプションがとてもイイの…キャプチャーは載せませんから、ぜひご覧になって……きっとよ……!

 

 18巻には番外編も収録されていてこちらもとても可愛いお話なのです!

 

 

 

(画像:「コレットは死ぬことにした」18巻 幸村アルト著