今週に入ってハマった漫画があるんですけど、いいですか←


出会いはLINE漫画

退屈しのぎに、LINE漫画を読んでいました。ストーリーを理解しようとか考えずに、頭空っぽにして気楽に読めそうなハーレークインのちょろいん(どんなにクソ男でも、「君のその瞳は僕の故郷の海の色さ…忘れられるわけない…」みたいなセリフで、それまでクソ男に対して嫌悪感抱いてたのに「(トウンク…)あたしの瞳の色が…?忘れられないって…」ってなって、最終話では「あなたを初めて見た時から愛してた事に気づいたのよ」つって難なくほだされる、非常にちょろいヒロイン)漫画を読んでいたんですが、そんな展開にくわえて似たりよったりなストーリー(金に困ってる女のところに突如降って湧く富豪との婚姻話。いったんは金で身は売らないってなるのに、ちょろいん展開でもって結婚または処女を捧げて即妊娠する)で飽きてきたし、曜日配信の漫画一覧には読みたくなるタイトルも見当たらないし、そろそろLINE漫画は終わりにしようかなと思っていたところ、「コレットは死ぬことにした」が目に入りまして。死ぬことにした というフレーズのわりにはなんだか明るい表紙。もしかして怖くないやつ?試しに一話読んでみたのがはじまりです。

 

あらすじ的な

どこか架空の世界の、山間の村が舞台です。

 

薬師コレットは朝昼夜中関係なく患者に追われ休む間もない状態が続いています。往診から戻ったらもう夜明けで、夜が明けたらまた患者が押し寄せる…。ご飯も食べられない、夜も眠れないで、もうやだと井戸に身を投じたわけだけど、井戸は冥府とつながっていて、気づいたら冥府の牢屋内。薬師であることを知った家来たちにより病に伏す冥王の前に連れていかれます。そうしてこの先、冥府と村を行き来しながら、薬師として、また冥王ハデス様の恋人として生きるお話です。2014年からはじまった作品で、先週の花とゆめで103話目。来月20日あたりに17巻発売らしいです。お話はまだ続きそうです。

 

現実世界でも可能な、ありそうな恋愛じゃなくて、冥府の王様とのロマンスですよ、非日常過ぎて大好物です、こういうの!!!←こじらせてる

 

好物過ぎて、最新刊まで読んだあとにまたはじめから読むの何周目?

次は自分なりに好きなシーンをノートに書き残しておこうかな?←ほんとうにこじらせてる

 

 

 


登場する神様たち

主にギリシャ神話がモチーフのようで、主人公と懇ろになる相手は神様です。相手となる冥王以外にも、ギリシャ神話に出てくる名だたる神様達と絡んでいくことになります。伝令神、竈の女神、愛の女神、全知全能の神、戦の神・・・。人間臭くてめんどうくさくて人の話を聞かない神様達。この神様達が気まぐれに人間になりすまし下界に下りてきてはコレットと絡んで天界に帰っていくわけです。

 

ハデス様の次にコレットが関わったのはゼウス。ゼウスは猫に姿を変える事が出来て、時々この猫になって登場します。この猫ゼウスがかわいいったらない。神話には、数々の愛人たちにあわせて姿を変えていたと描かれています。他にも、ラダマンテュスと花冠、ヘラとデュオニソスの関係、などなどギリシア神話に基づいて神様達のキャラや取り巻くエピソードが描かれているのでとても面白いです。ここまで神話を組み込んで描いているなんてスゴイです。ギリシア神話を知っていれば作品をより楽しめるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

ハデス様にも神話に関わるアイテムがいつくも出てきて、はゎゎわわわってなります←

 

ポセイドン様も大変に美しい方でいらっしゃいます!長髪ストレートで見目麗しい…ハデス様と双璧…

 

女神のアルテミスとニケ、アフロディーテも非常に魅力的で可愛らしいし、アテナは強くてかっこいいし、ヘラ様は危なくていいし、もう全部いい。それからこの作家さんのデフォルメキャラもすごく好きぃ…!

 

人間と神様の間に生まれたデュオニソス、伝令神ヘルメスがコレットと旅を共にするようになるんですが、彼らが心強いんです。デュオニソスは酒の神で、料理もウマい。行く先々の村で人々と馴染むのが早いし、ヘルメスは口達者なのでこのあたりも助かります。

 

あっ、冒頭でヘラクレスとも関わります。十二の功業です。エウリュステウスが命じた願いを叶えるべく世界を旅し、最後にハデス様のケルベロスを捕まえに冥府へ辿り着くわけですが、、、!この時のハデス様はまさに冥王様って感じで怖カッコいいです。

 

エリュシオン(死後の楽園)に住まうアイアコス・ミノス・ラダマンテュスが冥界の審判員というのも本編に出てくるし、いろいろとフオオオオオ‼ってなります。ガイコツに負けないくらいに。

 

魅力的な登場人物たち

ハデス様

はじめは突然現れたコレットに苛ついていたのに、自分の体調不良を治してもらうため毎日訪れるコレットと話したり叱責したり話を聞いたりしているうちに、面白い奴だ、と好転していきます。出会ってすぐに、オレが好きなんだろ?お前はオレに仕えろとか強引バカじゃないのがすごく好感!!ジワジワと好きになっていくのたまらないですね。

 

冥王となって、他者との付き合いや楽しみやそういったものを捨て諦め手放して冥王としての誇りを確立させてきたわけだけど、でもこれらは手放さなくてもよかったんだ、と気づくときの描写がとてもかわいい。ハデス様から★が一つずつこぼれていって、でもこぼれた★をコレットが、後ろから一つずつ拾い集めて、両腕いっぱいに★を抱えて笑顔でハデス様に届けるという描写でね…このあたりからコレットへの思いが膨らみます!

 

だけどここから先は冥王の理性がガチガチに作用して、ひとりの男になりきれない自分にまた悶々としてました。こうして付かず離れずな関係を保っていたのに、ある日…ヒョーちゅー

 

 

コレット

いやコレットが主人公なんだから書くならこっちが先だけども。

はじめは、薬師である自分にとっても自信があって強引で傲慢なところも見え隠れしていたのだけど、ハデス様と関わって傲慢さが消えていきます。強引なのは変わらないけどハデス様が寡黙なのでちょうどいいバランスw

 

死者の魂と触れ合ったりハデス様から言われたり家来のガイコツ達から教えられたりと色々と学び成長していきますが、中でも好きなのが、眠れないハデス様のためにラベンダーポプリを取りに診療所へ戻ってきた時のエピ。

 

何十個もあったのに一つ残らず買ってくれた行商人を捜しに外へ出たら熱中症の方がいて救急搬送からの治療がはじまり、気がついたらもう夕方。「ハデス様なら患者優先は当たり前だっていう。だからポプリはまた今度届けよう」と思うんだけど、「眠れない」のは「今」なのに「今度」なの?と自問。。。ぐぬぬ。また、はないんですよね。眠れないのは「今」なんだもの。それで走って行商人を捜し、一つ返してもらってハデス様のところへ届けます。

 

わたしも看護実習の際、担当患者さんの爪切りを計画に入れていたのにやりませんでした。時間が無かったからという理由で。だけど本当は忘れてしまっていたの。そうしたら見抜いた指導員から叱られました。「爪切りに何時間かけるつもりなの?話のついでに切れるでしょう?なにやってたの?」ほんと何やってたんだろ?ww次の日、担当患者さんは急変して爪切りどころではなくなりました…爪を切るのはあの日でした。

 

まあそんなことを思い出して、コレットの「今」にグッときたわけです…。

 

*  *  *

 

冥府で滞在するコレットには、ガイコツの針子が服を作ってくれていてそれに着替えます。冬服もこしらえてくれ、おめかしドレスまで。デザインはガイコツが自ら描いていて、これがいちいちかわいい。コレットはお胸が豊かなので何を着ても似合う。レースのワンピースの上にオーガンジーみたいなの羽織ってたり、胸元にバラの刺繍が入ったシンプルなドレスだったり、へそ出しのかわいいお出かけ着だったり…(まあ作家さんのセンスなんだけども)コレットの衣装も楽しみです。

 

家来たち

ガイコツ5人の、ハデス様への愛は異常でかわいいですw
とても忠実に誠実にハデス様に仕えていて、でもとっても感情豊かだし働き者のかわいい人?たち。扉絵や本編ページの端っこにある柱部分の小さな漫画にもよく出てくるので見逃せません。

 

後に加わるコツメは小動物で、家来としてなにかお役にたてるんか…思うけど、お酒を運んだり、地上に居る人間に手紙を届けたりと体の小ささを生かして働いていて、ハデス様もコツメの頑張りを認めてくださっているので、意地悪な事を考えてしまい大変申し訳ございません見た目で判断しちゃいけなかったんです反省しています←

コツメが冥府の一員になる経緯が泣けて泣けてもう…

 

カロンはたとえ相手が神様女神様でも、物怖じせず言う強い気持ちの人です。よく人を見てる人で、ハデス様の気持ちの変化に気づいたのもカロンが最初。

物怖じしない言い方をする、これが災いして呪いをかけられてしまうんだけど、それがきっかけでハデス様のもとで働く事になります。死者の魂を裁判所へ送る船頭として。この時の、ハデス様の寛大な振る舞い、慈悲深さには射抜かれます。惚れます。あれは惚れます。無理、惚れないわけない。惚れることにした。

 

ハデス様の父上クロノス様が「家来は王の宝、王の鏡」と家来たちを称賛したのはとても嬉しかったです。ハデス様もきっと嬉しかったはず。

 

 

胸が苦しい、とにかく萌え死ぬ

気持ちを抑えなくなってからのハデス様のデレっぷりには胸キュンしっぱなしで苦しいです。抑えている時も、弱っていたらそりゃあ射抜かれていましたけど、抑えなくていい覚悟を持ったハデス様の色気ったら無い。壁ドンしたり、身長差を如実に表したキスシーンや、普段寡黙で冷静なのにフフッと笑顔を見せてくれたり、それから〜…真正面からこっちを見るお顔とか、たまんねぇなおい!ってなりますよ←

 

コレットは地上だと薬箱を背負い走り回っていてお転婆なんですが、冥府に来ると針子の作った服に着替え髪をおろし、キスされて照れるコレット、抱きつくコレット、押し倒されてえちえち顔のコレットになるの、萌え苦しいです!



あのあの、あとひとついいですか。ハデス様がコレットにキスして押し倒すシーンがあって、大人なキスに戸惑って、待って待って、と照れるコレットに対して「まだ足りない」言うて更にアレなんですけど、「足りない」ってことはよ?その先をハデス様はご存知なわけよね、満足するレベルまでご存知てこと!まあ数百年生きておられるのだから経験豊富なんだろうけども?!


まだ好き好きになる前、コレットが親しげな女神に少し妬いて不安になった時に言ったのよ。


「お前が知らない私がある、でも、お前しか知らない私もある」


「お前が知らない私」は、つまり「まだ足りない」のその先を知っている私でさ!そういう、まだ足りないいうあたりが、なんていうか?!ねえ!←おちつけ


ただもう読むたびに何度でも萌え死ぬ。そして生き返ってまた萌え死ぬの繰り返しでゾンビ化してる。

 

 

おわり

ここまでハマったのは「天は赤い河のほとり」以来です。「天は〜」も、カイル皇子は、いずれ日本に還る娘を愛したらダメだと理性がガチガチに働いて、抱きたいのに耐え抜いてっていう話なんですが、「コレットは〜」もそうですね?そうですね!冥王が、いずれ自分を忘れてしまう「その時」が来る娘を…ダメだ男になれない…その覚悟がまだ持てない…と悩んでます。デュオニソス様が途中でおっしゃっていたのだけど、すごく大事に想ってるんですよ、コレットのこと。だけど、この娘はヒトだからと割り切るには遅いくらいに愛しちゃってて、でもヒトだから(自分の事をいずれ忘れてしまう…)深く踏み込めないんです。あああ尊い…!

 

なんですか自分と生きる世界が違う娘を好きになっちゃって悩み悶え、ついに気持ちを爆発させてしまう系が好物なようですね、わたし。それとも、イケメンが悩み悶える姿が好みなだけですか?