拡散希望 藤原紀香さんに拍手ヽ(゚∀゚)ノ! 秘密保全法・・隠蔽国家への危惧 | 私にとって人間的なもので無縁なものはない

拡散希望 藤原紀香さんに拍手ヽ(゚∀゚)ノ! 秘密保全法・・隠蔽国家への危惧



秘密保全法 岩上安身

http://youtu.be/D1ZL_ESksOE
パブコメフォーム http://bit.ly/161yG88
拡散パブコメ例文 http://nohimityu.exblog.jp/20725356/
秘密保全法Q&A http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/himitsu_hozen_qa.pdf
秘密にします 山本太郎 http://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-11611795313.html
紀香さんブログ http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/14/japan-nsc_n_3926527.html?utm_hp_ref=tw
ニッポン・ダンディ MXTV 2013年9月17日

藤原紀香、「秘密保護法案」に不安…知ることが重要と呼び掛け
(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0056450
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

藤原紀香が「秘密保全法」への危機感 ブログでの勇気ある発言をたたえたい(水島宏明)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mizushimahiroaki/20130914-00028103/
安倍政権が制定を意図する「秘密保全法」。これには、報道各社や日弁連などから反対の声が上がっている。

原発の汚染水が毎日、海に垂れ流されている状態だとしても、首相が「(福島第一原発の汚染水は)0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」などと平気でウソをつくのが政府というものだ。

だから、政府自身が何が「秘密」かを決めるという「秘密保全法案」には反対だ。

報道機関が報道できる範囲が狭まり、ますます権力側のやりたい放題になってしまう。

マスコミ各社もこぞって反対しているが、残念ながら国民の危機感や、問題への関心は高いとはいえないのが実態だ。

「法律のことなんかよく分からないや」

というのが多く国民の感想だろう。

そんななかで、タレントの藤原紀香さんが自身のブログで、政府が進める「秘密保全法」への危機感を表明した。

http://www.norika.ne.jp/cgi-bin/spdiary-j.cgi?id=7&file=201309

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みなさん、「秘密保全法」 って知っていましたか? 知らない人が多いので、今日はダイアリーに書いてみます♪ http これは以前、漁船衝突事件の映像を海上保安官がネットにアップして秘密漏洩した件などをきっかけに防止策として進んでいるものですが。。。 実は、日経や朝日など各新聞の社説でも、これがこのまま通ると大変なことになると書かれており、もしその可能性があるとしたら、国民の一人としていかがなものかと心配しています

出典:藤原紀香オフィシャルブログ
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とても分かりやすい言葉で、自分の考えをきっちり書いている。

藤原さんの言う通りで、「国家機密」がどこまでなのか曖昧なのだ。

安倍首相の「汚染水は完全にブロックされている」じゃないけれど、ウソをつくのが習い性である国家権力。

その政府の判断で「これは秘密だからバラした人は処罰する」「報道した人も処罰する」ということになるとどうなるか想像してみてほしい。

国民は「真実」を知らされなくなってしまう。

政府に批判的な報道は許されなくなってしまう。 

もし「実は安倍首相の言ったことは東電関係者の認識とは違っていて、汚染水は港湾の外にも流れ出ている」と官僚がバラすと処罰される。

報道した記者も処罰される。

繰り返すが、権力を持つ側は自分たちに都合の悪いことについては平気で事実をねじ曲げて発表する。

それは私自身も記者生活で嫌というほど経験してきた。

安倍政権に限ったことではない。

国家や地方自治体など、およそ「権力」という存在はウソをつく。

権力にかかわる政治家、あるいは、官僚たち、さらには国家に準じる機関、たとえば、電力関係者・・・。

それぞれ大きなウソもあれば、小さなウソもある。

原発などの原子力関係施設の震災などへの備えの弱さの隠蔽。

原発などの事故や点検ミスの過小評価。 

教育現場における不祥事。いじめの隠蔽。

健康に害を与える農薬の危険性の隠蔽。

自衛隊の不祥事の隠蔽。

警察の不祥事の隠蔽。

北朝鮮外交をめぐる外務省の裏交渉の隠蔽。

生活保護の現場での違法な運用の数々の隠蔽。

国道トンネルの安全点検の不備の隠蔽。

重大な事故が起きた後での「結論先にありき」の事故調査委員会の筋書きの隠蔽。

不正請求を繰り返す医療機関への甘い助言の隠蔽。

違法な働かせ方をするブラック企業への取り組みの甘さ。

自らの組織内でのセクハラ、パワハラの実態の隠蔽。

などなど・・・本当にキリがない。

記者だった頃に取材した問題でも数えきれないほどある。

政治家も官僚も。

中央でも地方でも。

平気でウソをつく。

嫌というほど経験してきた。

だから、「秘密保全法」などというものは信用ができずに反対だ。

それを藤原さんのブログは噛み砕いて、とても心に響く表現で問題のありかを伝えている。

(以下、藤原紀香さんのブログより)

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秘密保全法案を、各所で読んでみたらその適用範囲が曖昧なので、 そのようなスパイ行為にあたるものだけでなく、国が‘この案件は国家機密である’と決めたことに関しては、国民には全く知らされないことになり、 放 射能汚染、被爆などのことや、他に、もし国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、しかも真実をネットなどに書い た人は罰せられてしまう。。。なんて恐ろしいことになる可能性も考えられるというので、とても不安です(>_<) もちろん、日本を陥れるべくスパイ行為を働いた輩には罰を与えるべきだと思うし、そのようなスパイ行為が起きないよう なんらかの法案が必要となるとは思います。 が、原発の問題や放射能の問題は、国民が知るべきことだと思うので、その国家機密にあたる範囲がどこまでなのか、曖昧なのが問題なのだと思います。 上記のURLの日経新聞の社説にも書いてありますが、「国の情報は公開が大原則のはず。」 そうですよね、国民は知る権利があると思います~

出典:藤原紀香オフィシャルブログ
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藤原さんのようなタレントが政治的な態度を表明することは日本ではこれまでタブー視されてきた。

何かその種の発言をすると、とたんにテレビなどからいなくなってしまう。

最近では俳優・山本太郎さんが福島第一原発事故の後で、鮮明な反原発運動に参加するようになり、テレビなどの仕事を「干された」ことは記憶に新しい。

山本さんはその後、立候補して参議院議員になったが、タレントとして活動することはできなくなってしまった。

一方、海外ではどうか。

人気タレントが政治的発言をすることは当然のように行われている。

有名なのは、英国のロックグループ「U2」のボノだろう。主にアフリカなど途上国の貧困救済のための活動をしている。

英国がイラク戦争に参加した際に、当時のブレア首相を痛烈に非難した。

そういえば、藤原紀香さんもボノと交流があり、カンボジアなどへの国際的な支援を訴えていたことがあるので、そうした国際性が今回の行動に影響しているのかもしれない。

米国でも俳優のマット・ディモンが、NSA(米国家安全保障局)が個人情報を収集している事実の暴露を受けてオバマ大統領批判にまわったことが話題になっている。
欧米ではこうした有名人の行動が国民に与える影響は少なくない。むしろ一種の義務として賞賛されている印象だ。

日本では人気タレントが政治的な問題について意見を言うのはまだごく少数派だが、藤原さんのブログ発言はとても勇気ある行動だと思う。

藤原さんには「第二の山本太郎」にはならず、女優・タレントとしての仕事も続けながら、市民のひとりとして発信してほしいと願う。

それにはマスコミの側も、色眼鏡でみないで、そういうことは海外ではごく普通のことなのだと受け止めてもらいたい。

(以下、藤原紀香さんのブログより)
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大好きな日本にずっとずっと住んでいたいし、いま一人一人が自分の声をあげないと、 秋の臨時国会にはこの法案がこのまま通ってしまうとのことで、これはきちんと国民の一人として意見しなければと調べましたら、 意見提出期限は9月17日(火)必着です。と電子政府の総合窓口に書いてありました。 こんなに大切な事柄なのに、たった2週間受け付けるパブリックコメントで、この法案を決めてしまうの?! あと4日足らずなので、それぞれ、賛成、反対などの意見を書きましょう♪ この法案のこと、周りに聞いたら、知らない人が多くて。賛成するのも、反対するのも、こんな法案が秋から実施されることになっているんだよと、まずは‘知ること’が大事ですよね。 だから、皆さんに伝えるために書きました=(*^_^*) 賛成の人、反対の人、それぞれ、意見は政府へのパブリックコメントに書きましょう~。 意見を送る方は以下参照で、とのこと。政府のページから添付です。 ↓次のいずれかで日本語にて提出してください。 1)電子メールの場合以下のメールアドレスに送信してください。 tokuteihimitu@cas.go.jp ※ 文字化け等を防ぐため、半角カナ、丸数字、特殊文字は使用しないでください。 (2) 郵送の場合以下の宛先に送付してください。 〒100-8968 東京都千代田区1-6-1 内閣官房内閣情報調査室「意見募集」係宛 (3) FAXの場合以下のFAX番号・宛先に送信してください。 03‐3592‐2307 内閣官房内閣情報調査室「意見募集」係宛 ちなみに、「秘密保全法」ってなに?という方は、こちらのサイトをご覧ください。 日本弁護士連合会「秘密保全法とは?」 http このまま施行されてしまうと、「日本の国土がどれくらい汚染されたのか明らかにしたい」ということさえ、タブーになってしまう可能性があるとのこと。 国が、これらを「特定秘密」に指定すれば、反対の声を挙げている人たちや、真実を知ろうとして民間で調査している人やマスコミ関係者などが逮捕されてしまう可能性があるって。。。日本は民主主義国家ではなくなってしまうのかな(T_T) 私も自分の意見、パブコメに送らせていただきました。国民の一人として。 賛成の人、反対の人、みなさんそれぞれの考え方あると思うから、上記にある政府へのパブリックコメント、自由に書いたら良いと思う!(*^_^*) ここからも書き込めますよ

出典:藤原紀香オフィシャルブログ
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藤原さんのブログのすごいところは、政府のパブリックコメントの募集がわずかしか期間がない点を指摘し、有名人としての発信力を生かして、パブコメに書き込むことを求めている点だ。

パブリックコメントは、意見が分かれるような問題について、「国民の声」を募集して、法案などを通す時にそれを「参考」にするものだが、事実上は行政が「国民にも意見を求めましたよ」というアリバイとして使われているのが実態だ。

パブコメの募集自体、あまり周知されずに「ひっそりと」行われることも多く、藤原さんが指摘するように、意見を言えるのは「わずか数日間」でしかない。

実際には、そんな形で「国民の声を聞きましたよ」などと言われてもほとんどの人は知らないし、そうやって「秘密保全法」の法制化が進むこと自体が民主主義の危機だと言ってよい。

藤原さんの言うように、賛成でも反対でも国民の声をまずちゃんと届けて、聞いてもらう、というのが肝心なのだ。

今回、僕は藤原さんのブログについて、フェイスブックで話題にした人がいたので偶然知った。

有名人が何か目立つことをすると「人気とり」だの「話題づくり」だのと批判する人もいるだろう。

でも、文章というものは正直で、彼女の文章からは率直な人柄や普通の人としての実感から来る危機意識がじわじわと伝わってくる。

日本でも芸能人がもっと政治的な問題、おかしいと思ったことについて、どんどん発信して良いと思う。

目立たないブログという形ながら、しっかりと態度を表明した藤原紀香さん。

そのささやかな行動に拍手を送りたい。


私にとって人間的なもので無縁なものはない-藤原紀香さん 秘密保護法案懸念 東京新聞


【IWJブログ】パブコメ提出期限目前!
秘密保全法の危険性を検証!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/101896
【特集】国会提出迫る秘密保全法~米国によって剥奪される国民の知る権利

 安倍政権が今秋の臨時国会での成立を目指す「秘密保全法」。現在、政府はパブリックコメントを募集していますが、秘密保全法案のはらむ危険性が十分に周知されているとは、言いがたい状況です。そうした中、パブコメの締め切りは明日に迫りました。

 今回の秘密保全法案は、民主党時の案と違い、1,防衛、2,外交、3,外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止、4,テロ活動防止の4分野の中から、「その漏えいが我が国の安全保障に著しく支障を与えるおそれがある」と判断した情報を、国が「特定秘密」に指定するものです。

 「特定秘密」を漏洩した者だけでなく、秘密にアクセスした、もしくはアクセスを試みた取材者などの第三者(民間人含む)までもを罰しようとするものです。最高刑は懲役10年と、重罰。憲法の保障する「国民の知る権利」や「報道の自由」に真っ向から反するとして、多くの反対の声が上がっています。


 一見、さほど問題がない法のようにもみえますが、そうではありません。法が成立すれば、本来、国民が知るべき情報を、一部の政府関係者らの判断で一方的に「特定秘密」が決められてしまいます。その情報が「特定秘密」として適切かどうか監視することもでず、恣意的な乱用が懸念されます。

【例①】例えば、国民生活に直接関わる「TPP」に関する情報なども、安全保障に支障をきたす「外交問題」として「秘密」に指定される可能性があります。TPPは農業、食品の安全、医療など、我々の生活に密接に関わってくる情報が満載です。そこに秘密の鍵をかけられる危険性があります。

【例②】原発に関する情報も「防衛」、「テロ活動防止」などとして「特定秘密」に指定される懸念もあります。五輪開催のために、福島第一を「コントロールできている」などと世界に向けて語った以上、この言葉を覆すような事実は、隠蔽したいと考えても不思議ではありません。

【例③】公正な裁判が行われない懸念。秘密保全法違反で起訴されれば、漏洩したとはいえ、公にまではなっていない「特定秘密」も、法廷で扱うことになります。裁判公開の原則から、裁判を通して秘密が明るみに出ます。裁判手続に例外規定ができる可能性もゼロではありません。

【例④】「特定秘密」を扱う者は、「適正評価制度」として、身辺調査にかけられます。犯罪歴、精神疾患歴、薬歴、対象者の経済状況などが調べられ、また、家族などの周辺調査も行われる可能性があります。憲法の保障する「プライバシー権」を侵害する制度であると考えられます。

【例⑤】国による「差別」も考えられます。「適正評価制度」によって、対象者の出身や対象者周辺の人間の国籍、信仰、思想などが精査された結果、恣意的に「不適正」とされる可能性があります。法自体に「外国の利益を図る目的で~」と含まれていることからも、国による差別が行われる、という強い懸念があります。

【例⑥】秘密保全法案をまとめた自民党PTの町村信孝座長は「(取材方法について)何が不当かは議論が分かれる」と述べ、取材活動の違法性に関する基準は定まっていないとの認識を示しました。これは、「特定秘密」への取材は、行政の判断により、すべて違法とされる可能性があるということを意味します。

【例⑦】エドワード・スノーデン氏が暴露した機密資料により、NSA(米国家安全保障局)は日本大使館に対して盗聴を行っていたことが明らかになりました。これは明らかに「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動」にあたります。しかし、日本政府は現在に至るまで、米国側に抗議を行っていません。

【例⑦-2】つまり、「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止」と謳いながら、米国による諜報活動防止は念頭にないと思われます。日本の情報はこれまで通り米国に提供されながらも、日本国民に対しては情報を遮断する――主権は国民でなく、米国に握られてしまう危険があります。

 日弁連は秘密保全法案のパブコメについて、この法案の重要さから、募集期間を二ヶ月間に延長すべきだと訴える意見書を、政府(内閣情報調査室)に送りました。今回のパブコメ募集期間は15日間。パブコメ全体の平均募集期間は27日。あまりにも短すぎます。しかし、政府から返答はありません。

 政府募集の、秘密保全法案に対するパブリックコメントの締め切りは、明日、9月17日。もう時間が迫っていますが、是非、ご自身の意見を表明されてみてはいかがでしょうか。→ http://bit.ly/14Va2Gc

 NPO法人・情報公開クリアリングハウスも、秘密保全法について情報開示請求し、法案を分析して見解を発表していますので、そちらも参考に。
※情報公開クリアリングハウス http://clearinghouse.main.jp/wp/?p=789

 日弁連も、秘密保全法に対する意見書を提出し、秘密保全法の制定反対を表明しています。弁護士チームが秘密保全法の問題点を詳しく言及しているので、こちらも参考になさってみてください。 http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/2013/opinion_130912.pdf

 また、女優の藤原紀香さんが秘密保全法の問題に関心を持ち、自身のブログで警鐘を鳴らしました。対象が広範にまたがり、かつ、曖昧であるため、恣意的な運用がされる可能性について指摘しています。是非、目を通してみてはいかがでしょうか。 http://www.norika.ne.jp/cgi-bin/spdiary-j.cgi?id=7&file=201309


$私にとって人間的なもので無縁なものはない米国と日本は研究と一般情報の標準確立を実現化するための、共同サイバーセキュリティーセンターを設立すべきである。




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もともと地下水で沼状態だった福島第一原発原子炉建屋の地下
(逝きし世の面影)
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/adc60236ebc881cae446442fed756b9b
$私にとって人間的なもので無縁なものはない

『もともと地下水で沼状態だった福島第一原発原子炉建屋の地下』

福島第一原発の敷地ですが、元々は海抜30メートル以上の崖になっていた。
ところが、原子炉冷却用の海水汲み上げの経費削減目的で海抜10メートルまで掘り下げて原子炉やタービン建屋を建設している。
この為に、阿武隈山系からの豊富な地下水が原子炉建屋敷地に大量に流れ込むようになっていた。
『「あとは野となれ山となれ」高濃度放射能汚染水の海洋投棄』2013年09月07日(放射能と情報操作)の図にある、原子炉建屋の直ぐそばの山側にある12本の汲み上げ井戸(サブドレーン)ですが、原発事故後に掘ったものではなくて事故以前から存在していた。
サブドレーン(汲み上げ井戸)は、大量の地下水で建屋建物に働く浮力を防止する目的で東京電力が掘ったもので、2年半前の3月11日の福島第一原発事故までは1日当たり850トンもの地下水を汲み上げていたと元電力中央研究所主任研究員の本島勳が9月16日の赤旗で語っている。

『2年半前の事実が、3ヶ月前?から出て来る1日850トンの地下水汲み上げ』

2年半前の事故以前に東電が1日850トンの地下水を汲み上げていた事実は、2013年06月19日『福島原発、終わりのない「水」との戦い 〈現地ルポ〉廃炉への遠い道のり(上)』で『サブドレンでくみ上げる大量の水(大震災前は1日850トン)』が初見。
誰にも分からないように、さりげなく触れられていたので気が付かなかった。
他には7月27日『元福島第一原子力発電所作業員で爆発事故処理作業も担当された東電社員の方の 福島第一原子力発電所原子炉建屋地下水の海への流出の話』で、『事故前の福島第一原子力発電所では1号機から4号機の廻りにサブドレンシステムというモノがありそのサブドレンシステムで1日に約850トンの地下水を汲み上げていた。』
2013/08/08 『阪上「事故前から850トンの地下水をくみ上げていたことを知っていたか」規制庁「くみ上げ事態は認識していた。トン数は一連の状況の中で知った」』とのグリンピースのツイッター。
田中龍作者ジャーナル8月9日『人類が経験したことのない海洋汚染が始まろうとしている』記事とか数種類あるが、何れも数ヶ月前からであり極最近。
マスコミで最初に850トンもの地下水くみ上げの事実が出てくるのは福島第一原発事故から2年半後の9月16日赤旗の本島勳発言が初めてだった。

『東電の地下水バイパス計画の真っ赤な嘘』

東電とかマスコミの言う『地下水バイパス計画』ですが、目新しいものではなくて、何と原発事故が起きる2年半前までは地下水バイパスが実際に稼動していたのである。
今は原発事故で汲み上げていないが、これまでの地下水バイパスのマスコミ報道はほとんど詐欺ですよ。
今まで東電は原発敷地内に1日あたり1000トンの地下水が流入しているとは発表していた。
ところが流入量が1日1000トンなのに海への流出量は『400トン』だの『300トン』だのと香具師のバナナの叩き売りの如く値切っていたのである。
地下水流ですが、地上の河川と同じで流入量と流出量は必ず同一。
原発敷地の建屋地下は貯水ダムでは無いのですから、東電のマスコミ発表のように出入量の違いがあっては駄目なのです。
今回の1日1000トン中で『原発事故以前は1日850トン汲み上げていた』(残りの150トンが海に流出)との大事な情報は、今までマスコミでは一回も取り上げられていない。
それなら東電が少し前から海側だけに作り出した水ガラスによる遮水壁(スクリーン)が、意味不明なのです。
多分東電は海への放射能汚染水の流出を止めたかったのでしょうが、海側を止めれば水位上昇は当然なのです。
いまのマスコミには発表されていないが、何か解決不能な大きな不都合が、福島第一原発の事故現場で起きているのでしょう。

『電力中央研究所とかO.Pの意味』

電力中央研究所は1951年(昭和26年)に設立された公益法人(現在は財団法人)でエネルギーや環境などに関わる研究開発を行ってるシンクタンク。
運営資金は東電など各電力会社の出資だが、東北電力の女川原発の敷地高は15メートル以上必要との提言を行いメルトダウンを辛うじて防いだ実績もある。
東京電力提供の図上のOPとは小名浜港工事基準面(Onahama.Pile.)の意味で、東京湾平均海面(T.P.)より72・7センチ(0.727m)低い。
ただし、福島第一原発付近は3.11東日本大震災で平均70cmの地盤沈下が起きている。(T.P.+0.727m+0.7m)
また福島第一原発付近の平均海面水位は、小名浜港(福島県 いわき市)の水位(O.P.)ではなく82・8センチ高い(O.P.+0.828m)。
東京電力や原子力規制庁は原発建屋の地下水の水位がO.P.2~2.5mと発表している。
8月8日付け東京新聞報道では地下水位は海抜4メートル、建屋内の水位が海抜3メートル。
1メートルの水位差があるので現在は大量の地下水が建屋地下に流れ込んでいることがマスコミ各社によって報道されている。
2年以上隠されていたものが今次々と明らかになる原因とは、明らかに挙国一致の隠蔽工作が限界まで来ているのです。

『不愉快なもの』

テレビに出て来る不愉快なものは数々あるが『霊』だの『超能力』だなどと科学を嘲笑するのは許せないとは物理学者で早大名誉教授の大槻義彦の主張であるが十分頷ける。
大槻義彦が叩いているのがオカルト系のインチキ慈善家のアグネスチャンとか『スピリチュアル』の江原某である。
江原啓之は『スピリチュアル・カウンセリング』なるテレビのバラエティー番組で『自分の子は本当に霊が見えてひどく怖がる。霊が見える子供を今後どのように育てればよいか』との若い母親の質問に、『早く病院に連れて行きなさい』と回答していた。
私はこれを見て、今まで大嫌いだった胡散臭い江原が一変に好きになりましたよ。
テレビで不愉快なものの代表と言えばニュース番組に出て来るみのもんた。娯楽番組と報道番組をテレビ局は勘違いしているのでしょう。
原発事故から半年後に極悪東電の言い分の通りに日本政府はIAEAに対する報告書で『福島第一原発の10メートルの堤防を超える15メートルの大津波』なる国辱的な赤っ恥映像を公開する。
誰が見ても堤防は3メートル程度である。
みのもんたですがニュース写真を見て『これ(防波堤)が10メートルもあるんですか』と驚きの声を上げるが、テレビ局ご用達の有識者が『10メートルあるんです』と真面目な顔で大嘘を答えている。
その後みのもんたと原発ムラの御用学者の間で『これが10メートルもあるんですか』VS『10メートルあるんです』との珍妙なやりとりが何回も繰り返される爆笑場面が見られた。
余りに愉快なので、私は今まで大嫌いだった胡散臭いみのもんたが一変に好きになりましたよ。

『放送界の腐敗堕落』

9月14日に愛知県瀬戸市の『せともの祭』で盗撮で岐阜放送の46歳の副部長が現行犯逮捕されたが、30代の日本放送社員の窃盗未遂と続けば、昨今のマスコミ人の救い難いモラルの低下の様にも思える。
超有名人を親に持ったみのもんた次男は女優の三田佳子次男の甘やかされたバカ息子のようにも見える。
しかしまったく別の見方も出来る。
本人は犯罪事実を否定しているそうです。
証拠はコンビニの防犯カメラの映像ですが、逮捕まで1ヶ月もかかっている。家宅捜索されたが証拠が出て来ない。
この事件ですが、冤罪の可能性も十分にありますよ。
庶民の代表を装うインチキ臭いみのもんたですが、極少ないが偶には良いことも言う。
これが、極限まで右傾化した日本では気に食わない連中が出てきたのですよ。
みのもんたですが、本人が気付かないうちにうっかりと虎の尻尾を踏んだのでしょう。
報道では、
夜の1時に交番の向いにあるコンビ二店前で泥酔して倒れていた会社員を警官2名が保護しようとしたが鞄が無かった。
この時、みの次男似の男が走り去るのを警官が目撃していた。
1時10分、別の近くのコンビニ店で次男に似た男がATMから盗難カードで現金を引き出そうとして失敗。
1時50分に現場近くでみのもんた次男の身柄を確保、任意同行と称して所轄署に連行したが短時間で解放している。
1月後、窃盗未遂で逮捕。テレビカメラが回っていたが、みの次男は顔を隠していない。
警察ですが、小沢疑惑と同じで、マスコミにリークして印象操作を行っている可能性がある。

『世界の奇習、日本国独自の人質司法の見本』

マスコミでは逮捕と言っているが新証拠が見つかったからではなく、話は逆で『何も見つからないから』苦し紛れに、(無理やり自白させようと)連行してから署内で逮捕ですね。
みの次男ですが、財布をなくして付近を捜していたら、直前に2万円を引き出したコンビニのATMに自分のカードらしきものを発見。盗まれたと思い慌てて残高を照会しようとしたと言っているのですよ。
警察署に行って事情を説明していると、何ものかによって財布が何時の間にか届けられていた。
ところがATMの映像を根拠に1月後に逮捕されるが、会社員の財布や鞄には指紋などの確実な証拠は何も無し。
捕まらないように財布に指紋を残さない程の慎重で悪賢い常習犯なら、普通に考えれば証拠が残るし不確定で危ないカードではなくて、安全・安心で確実な現金だけを抜き取る。
『大山鳴動してネズミ一匹』どころか、予定どうりに拘留期限いっぱいの20日は拘束されるがその後は処分保留で釈放されて何事もなく有耶無耶に終わる公算が高い。
みのもんた次男の言い分が正しいとすれば(次男ではなくみのもんた本人が)誰かに組織的に嵌められた可能性も考えられます。
被害は未遂なので何も無し。
初犯なのですから、現行犯でもないのに新証拠無しで1月後にいきなり逮捕は乱暴すぎる。
しかもATM操作の事実を本人は最初から認めているので、基本的な事実関係では双方に争いがない。
今回は証拠の隠滅も逃亡の心配もないので警察が逮捕拘留する緊急性が少しもない。
それなら、犯罪を働いても『知らぬ。存ぜぬ』と白を切り通す悪党を『見せしめ』として懲罰的に自由を奪うとの意味以外では、警察が逮捕する利点がない。
逮捕拘留しなくとも在宅での起訴が十分可能で、今回は典型的な人質司法である。
今回は報道されていない裏が、まだまだ有りそうです。
みのもんたはテレビとは違いラジオでは堂々と『私は反原発だ、こんなこと言っていると仕事が干されるかもしれない』などと発言していたという。
尻撫でセクハラ放送と二男の事件の二つが、同時に出てくるのは偶然にしても出来すぎである。
反原発の象徴的な存在である東京地方区の山本太郎参議院議員に対する下半身ネガティブキャンペーンと同種の悪意ある政治的なプロパガンダの匂いがする。


◆みのもんた 番組降板本当の理由?!
『東京オリンピックと汚染水問題』


http://youtu.be/ZkpwVxx2HQo



$私にとって人間的なもので無縁なものはない


京都大学 小出裕章助教の第5回インタビュー Part1 Powered byホワイトフード

http://youtu.be/h4iNKX5hENo
ホワイトフード「こんにちは。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教にインタビューを致します。宜しくお願い致します。」

小出裕章助教「こちらこそ、よろしく。」

(1)Q:国の定めた基準値よりも低い数値ですが、放射能汚染として0.5~10ベクレル/kgを子ども向けの食事としては、どう解釈したら良いでしょうか?
(小出先生の回答)
はい、皆さんご存知だと思いますが、1kgあたり100ベクレル、それを下回っている限り、全て安全だと国は言っているのです。1kgあたり99ベクレル、90ベクレルも、50ベクレルもあるいは10ベクレルも 0.5ベクレルも全て一色たんに安全だと言っています。

私は放射能はどんな意味でも危険だと思って来ましたし、今でも危険であると確信しております。1kgあたり99ベクレル危険だし、90ベクレル、50ベクレル、10ベクレルでも危険だと思います。

福島原発事故前は日本の殆どの食べものは、1kgあたり0.1ベクレル程度しか汚れていなかったのです。100ベクレルを許すということは、事故前の1000倍の汚染を許すということになってしまいますので、私はそれは正しくないと思います。99、50、10幾つでもいいけども、きっちりとして測定し、私達はそれに向き合うべきだと思います。

ホワイトフードは元々子ども向け赤ん坊向けにきれいな食べ物を回そうということで、この仕事を始めてくださった訳ですし、私自信も少なくても原子力を選んだことに責任のない、福島の事故を起こしたことに責任のない子どもたちには、できる限り汚染の少ない食べ物を回すべきだと思ってきました。まずはきちっと測定するということをすべきだと思います。

ホワイトフードはその仕事を引き受けてくださって、やってこられたわけで0.5~10ベクレルの汚染された食べ物はどうかと今質問を頂きましたが、もちろん1kgあたり100よりはましだと思います。ただ、1kg10だとしても事故前と比べると100倍の汚染を許すということになります。

できれば私は子どもや赤ん坊には10ベクレルというものを回したくないと思います。どこまでならばいいのかと問われると、それはとても難しいことなのですけども、限りなく事故前に近い0.1とか0.5とか、そういうところに大人の責任として近づけるべきだと考えています。

(2)Q:学校給食が汚染されていた場合、学校給食関係者にどのように説得したら良いでしょうか?
(小出先生の回答)
それはとっても難しいことだと思います。ただ、いまも聞いて頂いたように、この事故に責任のない子どもたちを被爆から守ることが大人の責任だと思ってきましたし、学校給食は子どもが食べるものですので、私達大人が真っ先に気をつけなければならない、そういうものだと思います。

そして学校給食に携わっている方がいらっしゃるわけですから、まずはそういう方々が自分の仕事として、子どもたちの被爆を少なくすることが大切であることを分かって欲しいと思います。分かっていただこうと思っても、一方で国が100ベクレル/kgまで安全であるという宣伝をずっとひろげてきているわけで、学校給食は地方自治体がやっているわけで、中々国の方針をくいやぶって子どもたちを守るということは難しいと思いますが、せめて学校給食にたずさわっている方には、放射能の影響、特に被爆に対して敏感な子どもたちをどうすれば少しでも守れるか真剣に考えてもらいたいと思います。

(3)Q:給食で0.5~10ベクレル/kgのセシウムが入っていると、どのようなリスクが、どんな確率で起こるのか。
(小出先生の回答)
まずこのベクレルというのは放射能の量ですね。

それを食べるあるいは吸い込むというもあるし、地面が汚れているということもあるわけですけども。被爆量というものは、シーベルトあるいはグレイという単位で測ることになっております。

今日本では1年間に1ミリシーベルト以上の被爆はさせないというのがこれまでの法律でした。しかし福島の事故が起こってしまって、もうそんなことは守れないということで、自分で決めた法律を反故にしたのです。

今までは平常時だった。今は緊急時だから自分で決めた法律は守れない。1年間に20ミリシーベルトまでは諦めさせるというふうに今法律を作ってしまったわけですね。私はそのこと自体がおかしなことだと思います。

1年間に1ミリシーベルトという被曝量も安全なわけではありません。どんな被爆も危険を伴ういうことが現在の学問の到達点であります。では1年間に1ミリシーベルトというのはどう決められたかと言いえば、日本に住む人間としてこの程度となら受け入れるべきだろう、我慢すべきだろうということで社会的な基準として決められたのです。

では1ミリシーベルトの被爆をするとどうなるかというと2500人に一人でいずれガンになるという程度の危険性です。逆にいうと2499人は害を被らないので良いだろうというふうに決められているわけですね。

ただし、先程ちょっと聞いて頂きましたが、子どもは放射線に敏感です。0才の子どもであれば、平均的な人間に比べると4~5倍危険です。平均的な人間が1ミリシーベルトで2500人に1人がやがてガンで死ぬということであれば、赤ん坊が1ミリシーベルトの被爆であれば500人~600人に1人の子どもがいずれガンで死んでいくという運命をおわされるというわけです。

では1kgあたり10ベクレルというものを食べたときに、どれぐらい被爆するかということを計算しないといけないわけですね。これは今私達は放射性物質のなかでセシウムというものを問題にしているのですが。

ごくごく大雑把に言うと、1000ベクレル食べてしまうと約10マイクロシーベルト被爆します。半分かもしれないし或いは倍かもしれませんけども、約10マイクロシーベルトぐらいの被爆をします。

1kgあたりもし10ベクレルであるとすれば、1000ベクレル食べようと思えば100kg食べてはめて1000ベクレルにになる。それで10マイクロシーベルトの被爆量です。1ミリシーベルトと比較すると100分の1というぐらいですね。毎日毎日それを食べていくと今度は365倍する訳ですから、それなりの被曝量になると思います

でも赤ん坊が1日どれぐらい食べるといえば、1日1kgという食べ物を食べることは多分ないだろうと思うしし、1kgあたり10ベクレルという汚染であれば、1kgかりに食べたとしても、10マイクロシーベルトのさらに100分の1ぐらい、1日あたりですね。1年とったとしても数十マイクロシーベルトあるいは100マイクロシーベルトになる、その程度だと思います。

これまでに許されてきた1マイクロシーベルトの10分の1、あるいは何十分の1というところで、少なくても食べ物に関しては抑えることができるだろうということになります。


京都大学 小出裕章助教の第5回インタビュー Part2 Powered byホワイトフード

http://youtu.be/sKvGLZHsX_4
4)Q:学校給食の関係者へのメッセージあれば?
(小出先生の回答)
先程聞いて頂いたとおりです。残念ながら福島事故が起きてしまって、汚染も起きてしまっています。その中で今私たちにできることは、子どもたちの被爆をどうやって少なくするかということだけだと私は思っています。

そのためには例えば環境そのもの、学校の環境をきれいにするとか、幼稚園の園庭をきれいにするとか、地域の公園を綺麗にするとか、各家庭の庭を綺麗にするとか、そういうことはもちろん大切ですし、一方で食べ物に注意することも重要なことだと私は思います。

子どもの場合には、まずは母乳を綺麗にする。つまり母親の体を綺麗にすることをしないといけないし、あるいは粉ミルクを使っている家庭であれば、汚染の少ない粉ミルクを使うことが必要ですし、今問われているのは学校給食ですが、成長期の子どもたちが学校にかよって食べ物を食べているわけですから、そういうものはできる限り綺麗にするということを学校給食の関係者の皆様には心して欲しいと願います。

(5)Q:福島原発事故で漏れ続けている汚染水による海産物への影響リスクがあると思いますが、子どもの食卓を守る上でどのような対策を立てると良いでしょうか。
(小出先生の回答)
わかりません。海へ向かって汚染水が漏れているのですね。

漏れてしまうと海は全てつながっているのです。今は福島原発事故の敷地の前面の魚が汚れているはずだと思います。それを北海道に持ってきて水揚げすると、北海道産の魚になってしまいますので、どうすれば汚染の強弱を知ることができるのかというのは中々難しい。

ホワイトフードという特殊な仕事担っているところが、しっかりと測定し、どういう魚がどれぐらい汚れているか測ってくださるなら私はありがたいと思います。ただ中々手がまわらないと思いますし、海産物からの被爆から私達が制御するということを問われると中々難しいと思います。

やはり本当であれば、この事故を引き起こした巨大な会社である東京電力がかつては自分の所有物である汚染物がどれぐらいであるのかをきちっと調べて人々に知らせる責任があると私は思います。自分たちで測ることには限界があるということを知った上で、東京電力やあるいは国に測定をし公開しろと求めていくべきだと思います。

(ホワイトフード)
ありがとうございます。

(ホワイトフードの質問)ホワイトフードでは現在ゲルマニウム半導体検出器のみを所有しているわけなのですけども、海産物を測る上でどのような対策をうつべきでしょうか?
(小出先生の回答)
現在、一番注意をしないといけない放射性物質は私はセシウムだと思っています。それはホワイトフードが今使ってくださっているゲルマニウム半導体検出機が一番良い検出機です。ですからこれからも続けて欲しいと願っています。

ただし、海産物に関する限り、私はストロンチウム90という放射性物質にも注意をしなければいけないと私は思います。ストロンチウ90という放射性物質を測ろうとすると、大変な手間ひまがかかるのです。放射線の測定器自体はプリミティブなGM管でも何でも良いのですけども、放射線の測るという段階にいたるまでに、魚なら魚、野菜なら野菜の中からストロンチウムという元素だけを取り分けなければならない。私達が化学分離、ばけがく分離と呼ぶような非常に面倒な操作をして、魚や野菜の中からストロンチウムを取り出す。そしてはじめて試料ができて、放射線の測定器ができるようになるのです。

1つの試料をつくるのに1週間という時間がかかるのです。そして、化学操作ができるという専門的な力を持っているヒトでないと、それができませんので、失礼かもしれないですが、ホワイトフードがその測定を担うのはとても重荷になるでしょうし、実質的には多分できないだろうと思って頂いた方が良いだろうと思います。

先程聞いて頂いたように、セシウムとどうように東京電力の所有物だったわけです。自分の所有物がどこにどれだけ汚染を拡げたのかということを東京電力に測定させるということが一番良いと思います。東京電力は既に倒産しているような会社ですので、それが無理であれば、国にやらせるということを求めるべきだと思います。

ただしストロンチウムの現在の海の汚染は、セシウムの汚染に比べると、まだ少ないというデータが殆どです。中に貝のように貝殻を持っている生き物、あさりとかですね。ストロンチウムは貝殻や骨にたまりやすいので、むしろセシウムよりもストロンチムが多くたまっている生き物もあるのですけども、私達は貝殻をバリバリ食べるわけではありませんから、セシウムよりもストロンチウムの汚染は少ない、海の海産物で。まずはセシウムをしっかり測って、場合によっては同じぐらいストロンチムが入っているぞと考えながら向き合うことが今やるべきことだと思います。

(ホワイトフード)「アドバイスありがとうございます。それではインタビューありがとうございました。」
(小出裕章助教)
ありがとうございました。


【番外編】京都大学 小出裕章助教のインタビュー Powered byホワイトフード

http://youtu.be/Uthcwp4yZDU
質問内容:
Q:安倍総理のIOC総会での発言、福島第一原発事故で漏れ続ける汚染水について