「 hananokai はなの会」 さんのブログを見て思い出した。
今日は十五夜だったんですね。
十五夜と言えば・・・
子供の頃、
十五夜の時にだけ集まるグループがあって、、
近所の家のお供え物を盗みに毎年行ったものだ。
昔からの言い伝えで、この日ばかりはお供え物を
盗んでも良いと言われていた。
(どんな田舎だい)
実際のところ、やはり盗みは盗みで
いけないことだったのですが、
大昔の風習を勝手に守り続けたんですね (^_^ゞ
小学校3年生くらいから6年生までやってと思いますよ。
面白いことに、お供えを盗まれた次の年はお供えしない家があり、
その家のことが一番印象に残っていますね。
「今年はでてるかなぁ?」
『去年出てなかったから、たぶん出てるよ』
そんな会話をしながら、夜道をワクワクしながら
歩いた。
その年のメンバーは、確か5~6人くらいだった。
「あっ、あるある」
『しぃー、聞こえるよ』
「どこどこ・・・、」
みんな一年間首を長くして待った連中だから、
満面の笑みを浮かべながら、垣根ごしに獲物を見た。
「だけど、少し家の中よりだから、届くかなぁ?」
「こっち見てるよ、取れないよ今年は・・・」
(通常は、縁側の淵にお供えするのですぐ手が届くのだが、
この家は昨年取られたから、やや家の中よりに飾ってあった)
『大丈夫だよ、見えないように俺がかがんで歩いて近づくから、
だんごの届く位置まできたら合図してくれ』
毎年、こいつはたのもしかった。小生のいとこである。
そ言うやいなや、スルスルっと庭に入って行き
庭の右端から縁側に近づき、縁側の下にかがみながら
カニ歩きをして、こっちを見た。
そして、人差し指を上にさして、この位置でいいかと合図してきた。
小生は、もう少し右だと合図すると、いとこはまたスルスル器用に移動した。
そして、ついに獲物の下に来た。
小生がまっすぐ上に指差すと、獲物の取れる位置に到達したことを
いとこは確認した。
しかし、かなり家の中の方に飾ってあるため、
しかも、家の人は月を見ているから、
今、立ち上がったら顔と顔を合わせてしまう。
小生は、家の人が月から目を離した瞬間を待とうと思い、
まだだめだと合図した。
が、その瞬間!
いとこは、ガバっと立ち上がると、まんじゅうめがけて一気に体を伸ばした。
ああ!やっちゃった!!
「にげろ!」
小生と待っている連中は、一目散に逃げた。
少し遅れていとこも無事生還した。
見ると、まんじゅうを載せている皿ごと持って来てしまった。
それを見た皆は大笑いである。
大成功したことと、家の人が見ているのにもかかわらず
実行した大胆不敵さと、皿まで持って来てしまったことに
もうおかしくて笑わずにはいられなかった。
「いつくあった?」
「何個づつたべられるかなぁ」
と、その時、
『返しておくれよ~~!!』
まんじゅうを盗まれた家のおばさんがかけってきたのである。
「にげろぉ~~!!」
まさにクモの子を散らすように、いっせいに桑畑の中に逃げた。
小生もうしろを振り向かず、真剣に逃げた。
しばらく逃げて立ち止まると、いとこが追いついてきた。
不思議なもので全員がそれほど時間のづれがなく集まった。
また、大笑いである。
『まさか追いかけて来るとは思わなかったなぁ』
「皿、どうする」
「返したほうがいいよ」
結局、皿は返すことになり、戦利品のまんじゅうを食べ終わってから、
こっそりその家に戻った。
流石に今度は、えんがわまでは近づけないので、庭のすみの石の上においた。
今年も無事に獲物にありつけ、家路に帰る頃には11時頃になっていた。
この家は、来年は出さないどろうなぁと、誰もがわかっていた。
今、考えると悪いことをしていたものです。
親もこの日ばかりはうるさく言わなかったのだから、
田舎の変な風習のなごりであろう。
ほな、また (^o^)/~~~