レースの後、妻に『これから帰る』と連絡した。「帰り道、気をつけて〜」のスタンプがきた。


今から帰宅すると今日中に着く。風呂に入り、クーラーの効いた部屋、ふかふかのベッド、それはそれは大変魅力的。でも、このまま帰ると後悔するぞ!と自分の心が騒ぎだした。


道の駅に車を止め、妻に『眠くなったので仮眠する』と連絡した。




バーナーで湯を沸かし、レトルトカレー&アルファ米、補給で残ったパンを食べた。


道の駅はたくさんの車中泊の車が停まっていた。皆様マナーが良くて駐車場は静かだった。レース前、駐車場で仮眠を試みたが周りが、うるさ過ぎて寝る事ができなかった。ずっとエンジンをかけている人、勢いよくドアの開け閉めする人、賑やかに会話する人…仮眠しようとしている人がいると思わないのかな?とイラっとしそうになったが、自分も知らず知らずに人様に迷惑をかけたり、傷つけたりしているんだろうなぁ~、と思った。


24時間ぶりにスマホを触り、各種SNSをチェックして、23時過ぎに就寝した。が午前2時過ぎ、車の屋根を叩きつける雨の音で目が覚めた。自然はしょうがない(苦笑)


天気とくらすで、御嶽山を見た。

午前6時…C 

午前9時…

午前12時…A

になっていた。


夜が明けてから、木曽福島のコンビニに移動して、朝食にパンとコーヒーを購入し食べた。


王滝村に戻り、『御嶽神社里宮(王滝口)』に参拝した。


ここは、御嶽山の一合目

苔むした449段の階段を登る


昔、御嶽山は、ここ王滝口と黒沢口から登った。


立派な立岩から御神水がシャワーのように湧いている。冷たくて美味しかった。

車に戻り、九十九折のドライブウェイで7合目までワープした。


真新しいビジターセンター

オシャレだ


風が吹くと、少し肌寒く感じた。(標高2190m
昨日使用しなかったレインを来て登った。八合目までは遊歩道で、そこを超えるとゴツゴツした岩場になった。


古代より霊峰と崇められているので、あちこちに宗教的なモノがたくさんあった。


どこか大峰山、白山と同じ雰囲気を感じた。


山頂(標高3067m)には、御嶽神社頂上奥社がある。10年前の噴火で破壊されたが、寄進により新たに立て直されていた。

山頂の山小屋ではストーブが焚かれていた。ここから、剣ヶ峰まですぐそこだが積雪のため通行止めになっていた。(4日後に解除された)


山小屋のお兄さんに聞くと、ロープを越えて行く人もいる…と。今回は大人しく止めておいた。

登山中、ランナーに会った。見た目と装備で分かる(笑)挨拶は『昨日走った?』だった。考える事は皆同じ。


時折、霧の間から外界が見えた。
それは見事な景色だった。

また来たい!
これを見るために、オンタケを走るのも悪くない!そう思えた瞬間だった。

レース中、帰宅したら肉をたらふく食べよう!と考えていた。

その日は、長女の誕生日でもりもり家は誕生日は寿司と決まっている。



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