9日(日)、大和郡山市で開催された「矢田の里 春風マラソン 10km」を走ってきた。
参加費無料(返信用はがきを郵送のみ)で、コスパの高い大会だ。
午前8時半に最寄り駅から電車に乗り、近鉄「郡山駅」に着いたのは、午前9時半過ぎ。

大和郡山市って、奈良県南部に行く時に通過する市で、

金魚の街って印象しかなかった。

 

初めて駅前に立つ。


交番がしゃれてる。お城の様相だ。

その前に大きな標語が掲げられていた。

「暴力団追放、街ぐるみ」そんな感じだった。

そうか!?この街には、暴力団が幅を利かせてきるのか!!!

駅前を歩くと、小さな飲食店や個人商店があった。

みかじめ料を要求されているのかな?

そんな想像をした。

 


帰宅後、「大和郡山市 暴力団」で検索すると面白い記事を見つけた。

平成元年まで大和郡山市に遊郭があったそうだ。

近年、遊郭跡も急速に消えてきているので、

来年出場するなら、ちょっと散策してみようと思う。

 

 

街の標語を見ると、その街の背景が見える。

「人権を守ろう!」とか見ると・・・そうなんだと、思ったりする。

 

 

レースは正午スタートなので、まだ時間に余裕があったので、城跡に行ってみた。

明智光秀や藤堂高虎らが普請に携わり、筒井順慶や羽柴秀長らの主導で改修されたお城の跡。
天守閣跡に登ると、奈良盆地とそれを取り囲む山々が一望できた。
いい地形、いい場所だ。
今、あるグループによって、奈良盆地一周トレイル130kmが開拓されている。
大変興味深い。
 
城跡散策の後、「郡山金魚資料館」に向かった。

なかなかのパラダイス。


 

 

午前11時になったので、陸上競技場に向かった。

アットホームでいい。

ノンストレスだ。

風が強く、時折小雪が舞っていた。

ウィンドブレイカーが脱げない。

もう、そのまま走ろうか!?と体育館の2階から外を眺めていると、

うん?あれは?

 

KATSUさんだ。僕の方に振り向いた。

そして、こっちに来い!と大きく手を振った。諦めて表に出た。(尻尾を振って)

 
KATSUさんの美人の奥様に脱いだウインドブレイカーとザックを預け、
KATSUさんに連れられて2列目に並びスタートを待った。
場違い感を感じながら。。。
 
で、スタート!!!
いきなりのハイペース、スタート10秒で太ももが悲鳴を上げた。
あかん、あかん、怪我するわ。
KATSUさんの背中を見送り、多くのランナーに抜かれた。
 
その後は、自分のペースを守り走る。
話には聞いていたが、アップダウンだらけ(笑)
これは、キツイ・・・・けど楽しい。
 
で、ゴール!
10kmなので、すぐに終わる。
記録は、41分54秒 19位
スピードを出して走ったのは、枚方ハーフ以来やね。
まずまずだ。
ゴール後、黄色のピザ男さんと、レース中競い合ったやべっちさん達と記念撮影。
 
その後、KATSUさんに郡山城跡まで送って頂いた。
あざっす。
 
城跡北側に【奈良県道7号】の終点「大和郡山市冠山町(天理町)」がある。

この道は、枚方市まで繋がっている。
今日は、この道を走って帰宅する。

 

富雄川に沿って走り、傍示峠を越える。
そして、【大阪府道7号】になり、枚方市村野西町(浜橋北詰交差点)」が始点だ。
天正10年、本能寺の変の直後に織田信長を討った明智光秀と羽柴秀吉が山崎で激突した。
その時、双方より加勢の依頼があった筒井順慶は、枚方・八幡境の「洞ヶ峠」まで兵を進め、
最終的にどちらに付くか日和見をしたとの伝説がある。
日和見をすることを「洞ヶ峠を決め込む」と表現する事のいわれだ。
 
史実は違うようだけど・・・
 
その正確なルートは知らないが、
大和郡山市から枚方市まで走り、ちょっと足軽の気持ちが分かったような気もする。
 
34km 4時間7分。