10月に入るとともに、iphoneの液晶割れたり、離婚届の証人にサインしたり、初めてヘビに噛まれて流血したりあまり良いことのない私であります。
そんな中、先日朝シャワー浴びて鏡を見たら鼻孔からなかなか逞しいヘアが1本。
はさみでカットして、着替えて一服。
出勤しようとまた鏡を見たら、鼻孔から血液が一筋・・
私、殴られても蹴られても、鼻血がでない。
あるいは凍って開かない車のドアを思いっきり開けて顔面強打しても顔腫れない、色も出ない。
若い頃は一方的に私が殴ったように疑われだいぶ損したものです。
そんなこともあり自分の鼻血顔に若干の喜びを覚えました。
まあそんな話はどうでもよくて、仕事の話の続きを・・・
シェフの料理の凄さに感動し
「この人の料理を覚えなければ・・」と意気込んだはいいが、しばらくフランス料理から離れていたわけで、フランス語(というか専門用語)にも不安があるし、細かい仕事なんか忘れてる気がする・・
調理師学校の教科書や、今までの店で書いたノートなどを慌てて見返しても間に合うはずもなく初出勤の日から頭の中は「???」の連続。
やはり見習いとはいえ専門職。
「一旦離れるとこういうことになるんだ・・」と実感したのでした。
そしてシェフ以下そこの先輩方の仕事と言えば・・・
シェフのようになりたい。
お客様に美味しい物をお出ししたい。
「美味しかったよ」と言われたい。
喜んでもらいたい。
いいサービスがしたい。
笑顔で帰っていただきたい。
そんな気持ち、いや、気持ちというか「魂」がすべての仕事に宿っている。
だから仕事はおのずと自己犠牲の塊となる。
例えば・・・
テリーヌに使う数種の野菜。
全て茹でて、ちょうどいい味のコンソメに漬けて帰れば明日にはテリーヌに仕上げられる。
しかし先輩達はシェフにお伺いをたてる。
「もっと美味しくなる方法ないですか?」
シェフは「ニヤツ・・」と苦笑いしアドバイスする。
「人参は軽くグラッセしたあとに、クミンの香りつけたコンソメにつけておこうか。」
「キノコは・・・、乾燥のポルチーニと干しシイタケの戻し汁少し加えたコンソメ作ってみてくれ。」
「キャベツはごく少ない強めの塩水で茹でて、キャベツの甘味が入った茹で汁まぜようか。」
夜のサービス終わって、後片付け終わった後の話し。
時間は12時前。
「じゃあ・・・その間にデザート仕込めるし・・手分けしてやるか!」
全てがそんな感じで、帰れるのは3時過ぎ・・・
体は悲鳴をあげていたが魂の入った料理を作る職人達に囲まれて毎日が充実していた見習い期間でした。