朝方にBSの国際ニュースを見ていたら、突然に緊急地震速報が流れた。その後 沖縄方面で震度3程度と表示されたから、大した事なかったんだと思ったのも束の間、今度は津波警報が出た。テレビ画面が沖縄地方の港湾の映像に切り替わり、今にも襲って来ようかという不穏な空気が漂う。
チャンネルを変えてみたが地上波、BSの全局が津波関連の臨時放送になっていた。そんな中でNHKの速報体制は際立っていた。副音声は英語で、画面の隅では手話を使って津波情報を伝えていたし、震源地の台湾からも状況の報告を受けていた。
地元(兵庫県)ローカルのサンテレビだけは何もなかったかのようにショッピング番組を放送し続けていたが、阪神大震災を経験したワリに、いざの際は何の役にも立たん、というのが露呈した。
津波の第一報を耳にした時、咄嗟に 山のない宮古島なんかどうなるのだろう? と心配したが、2時間たっても津波らしきは襲来せず杞憂に終わった。各地で大勢の人が高台に避難しているのが映し出されていたが、何も来ないものだから 次第に緊張も薄れ、ダレた雰囲気になった。
大山鳴動して津波30センチという結果に終わり、取り敢えずはよかったというものの、同時にオオカミ少年の影を大きくしてしまった気がする。 ('24/04/03)