100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

海外都市への旅行を繰り返していたら、次第に行動パターンというのが出来てくる。そうなると旅行のプランは立てやすい。美術館へ行って博物館へ行って植物園を歩いて… というもの。そして夜は劇場へ行く。

ただ このパターンは主に欧米都市に限られ、途上国だとほぼ無理である。

 

今度訪ねるブカレストも古い欧州都市だけに、これらの観光スポットを満たしている。このうち劇場についてはシーズンが終わりつつあるので、公演もパラパラの日程でしかやってないが、たまたまバレエのガラ コンサートがあったので、そのチケットを取った。

ただ ガラだと生演奏でないだろうし、ストーリー性もないので期待値は低い。それで改めて探し直したら『ライモンダ』というバレエをフルでやっているのが見つかった。ガラよりこっちの方がいいと思い、そのチケットも入手することにした。

 

前と同じように劇場のホームページから購入しようとしたが、どうしてもログインできない。悪戦苦闘して最終的に何とかゲットできたが、あいにくライモンダがどんなストーリーなのかは知らない。それで YouTubeで探したら 映像がいっぱい出てきたので、あらかじめ視聴し予習しておくことにする。そもそもバレエは言葉がないので、外国で鑑賞するにも都合いい。

 

近々ルーマニアへ行くのに ただ物見遊山するだけじゃつまらないので舞台で観るものはないかを探した。国立劇場では毎日催しがあるが演劇が中心言葉がわからないので これは無理

 

一方で国立歌劇場は 飛び飛びの日程でオペラかバレエが入っている。滞在中の日を見ると たまたま市民バレエのガラ公演があった。せっかくの機会なので それを観に行くことにした。ただ当日はシナイヤ(山岳リゾート)へ行くつもりだったので同地で既にホテルを取ってある。仕方なく旅行日程を変えることにし、シナイヤのホテルはキャンセルした。

 

ネットで海外の公演チケットを取るのは これまで何回も経験しているが、コロナの中断で久しぶりの作業である。劇場HPの画面上で演目と座席を選び、クレカで支払うことになる。クレカの支払いがまた拒絶されるのでは,と心配したが 無事購入できた。メールでPDFチケットが送られてきて、それをプリントアウトして終了。 

 

この手軽さは 先日,嫁さんが田舎のホールで行われるオペラコンサートのチケットを電話購入した際、ホールまでカネ持って取りに来い,と言われたのと大違いである。

ブカレスト国立歌劇場は観光コースにもなっているくらいだから、劇場内外を見るだけでも価値あるかもしれない。

 

ブカレスト国立歌劇場

もう10年も前の話だが 仕事で訪ねた保育所では部屋にカメラをつけ、保護者がいつでも わが子の様子を手元のスマホで見れるようにしていた。そうしてくれると親も安心である。

歳をとると子ども返りするといわれるが、今は高齢者もそんな見守りの対象になっている。いま住んでいる住宅は高齢の単身者が多いせいか、よく『見守りサービス』のチラシが投函されている。高齢者の健康を確認し、何かコトがあれば駆けつけます,そして近親者にも連絡します,というもの。

 

かつての上司の話だが、遠方に一人で住んでいた父親が亡くなったのに 数日間気づかなかったという事故があり,ショックを受けていたが、別居の親が高齢なら あり得る事態である。

多くの息子や娘が抱えるそんな不安に着目した(付け込んだ)サービスが見守りサービスである。

方法としては カメラやセンサーで異常を感知したり、実際に電話や訪問して確認したりするようだ。現代は孤独な生活をしている人が多く、また都会は無関心社会であるから、こんな商売が成り立つのだろう。

 

しかし考えるに、見守りの対象である高齢者が毎日定例的に誰かと会っていたら済む話ではある。独居である私の場合は日に一度は嫁さんと電話で話すから何かことがあっても 2日以上放置されることはないハズだ。また週2-3回の出勤も 異常感知の一助になるだろう。 これらに加えて近所付き合いがあったら言うことないのだが …

 

 

嫁さん家へ帰ったら、今日は春祭りとかで 朝から太鼓の音が聞こえてくる。音は次第に大きくなり、だんじりが近づいてくるのがわかる。

 

村の祭りは一時廃れていたが、近年は村おこしの一環か また盛んになっている。ただ少子化や過疎化で、だんじりにまといつく人は少ない。だんじりを担ぐ青年と、中で太鼓を叩く子ども、それからだんじりの進行を裁く人など全部で2-30人くらい。

 

だんじりは村の何箇所かで留まり 歌を披露するが、それを見物しているのは 叩き手の子の身内か祭好きの人くらい。車で買い物に出た際、それを横目に通り過ぎた。

 

村の祭りも時代とともに変化している

①   子どもの参加は 昔は太鼓を叩く子だけだったのが、今はだんじり歌を歌う役割の子もいる。これは少しでも子らの参加を増やし、後継者を育てることで祭りを絶やさないように考えているのかも …

②   それらの子は大人と同じハッピを羽織り、皆で一体感を出している

③   だんじりを運ぶ速度に強弱をつけ、

④   それに合わせて太鼓の叩き方にも変化をつけるなど…

 

夕方に散歩していたら、別のだんじりに出くわした。嫁さんを知る担ぎ手の若い衆が、大きな声で嫁さんに声がけしてきたので、嫁さんも手を振って応えていた。それを見て少しだけ祭りに参加した気になった。

 

買い物をした際に付与されるポイントを使って、その後の買い物やサービスで得する活動をポイ活といい、世間で盛んになっているらしい。確かに レジでポイントの付与を聞かれることも多いが、私は積極的に集めることはしていない。そのため スマホにポイント絡みのアプリは一切入れていない。

 

それでも過去には集めていたことがあるし、今でも 2-3社を利用している。過去に加入していたのは航空会社(マイル)やホテルである。

マイルは JALとエールフランスに加入していた。両者ともいくら貯めてもあまり使い出がなかった。無料で乗れると言っても 高いチケットでマイルを貯めるくらいなら、最初から第3国のエアや格安航空の安いチケットを買う方が話が早かった。

 

アコーホテルやシェラトンのポイントを貯めたこともあったが、これも部屋のアップグレードに使ったくらいで、大いに得した覚えはない。これもそのうちに貯めなくなった。

そして今 貯めているのは楽天とVISAで、これらは当方から求めたわけでなく、勝手に付けてくれるから適当に活用しているだけだ。

ポイントはネットショップや携帯,家電量販店,銀行… とあらゆる分野ではびこっているが、各社の合従連合が進み ワケわからなくなっている。それを研究しようとも思わない。

 

ポイントを発行する会社の狙いは、リピート利用を促し 客を囲い込むことだろうが、ポイントの罠に引っかかると それに振り回されるし、他社を利用できないことによる機会損失も生じる。それは消費者として経験値を下げることになるだろう。