100回行こう、ヨーロッパ 

100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】

あまり騒がれていないが、金(ゴールド)がじわじわと値上がりしている。円建てで見ると 昨年8月21日に9,770円/gだったのが、今年8月21日には12,978円/gとなり 年率で32%上昇している。他の金融商品では見られない上昇率である。

 

私と金の関わりは長い。1979年にソ連がアフガニスタンに侵攻した際、有事で金が暴騰したのをニュースで知り、大阪・西区にあった田中貴金属の店まではるばる金地金を買いに行った。 購入量は覚えていないが、短期間に30万円くらい儲けた。その後 値を下げるたびに何回か買いに行ったが、価格はその後20年間にわたって低迷し 二度といい目を味わうことはなかった。

 

それでも金に対する愛着があったのでジリ貧にあった2000年頃に そのうちに上がるのでは…の期待の下に定期購入を始めた。20年間継続し、途中から嫁さんにも勧めたが、売買価格差や年会費など 何かと手数料を取られることを嫌気し、嫁さんは早々とやめてしまった。

それに釣られたのと 金価格自体が上がりすぎたことから、私も定期購入をやめた。その後も上昇し続けた状況を見るにつけ 早まった行動であったと後悔する。

 

積立てた分は家を新築する際などに適宜取り崩してきたが、大きな流れとしては うまく運用できた。かつては大阪西区にあった田中貴金属も、今は心斎橋でキラキラの店舗を構えるまでに成長したのを見ても金価格の上昇と金取引の発展を表している。

しかし これは結果論であり一方で手を出したプラチナはさっぱりで、10年経っても未だ購入価格を回復しないままでいる。

 

青森から秋田、新潟への東北旅行を予定している。主な目的は五能線への乗車で、すでに指定席券は入手してある。あと何をしたらいいかを探していたら8月末に大曲花火大会があるのを見つけた。しかし日程が1週間ずれている。先に知っていたら これにも行ってたのに …

日程なんかいくらでも調整がついたのに、今となっては変更できない。

 

そして天気予報で知らされたのが、台風が来ているということ。出発日はまだしも 帰ってくる日に合わせたタイミングで関西上陸の気配だ。新潟から大阪への飛行機が飛ばない可能性があるがまんの悪いことにキャンセル不可のチケットを買ってしまっている。

 

欠航した場合の対処として ①飛ぶまで待つ ②代替の交通機関で神戸まで帰る があるが、エアチケットを破棄してでも ②に依ろうかと考えている。②の場合は鉄道かバスになるが、鉄道だと東京周りの新幹線で1人2万円かかる。夜行バスだと 新潟→大阪間で9時間半要するが 1人1万円で済む。倹約優先はハードな行程になるが、ほんの10年前まで長野や新潟へのスキーバスを利用していたんだから、今でも利用できないことはないだろう。

 

今月はパート勤務が週2回しかなく 暇である。それで少しは手を貸そうと 嫁さん家によく出向いている。嫁さんはひとり住まいだが、田舎家ゆえ無駄に広い屋敷の管理だけでなく、家庭菜園も抱えているのでやることがいっぱいある。通常の炊事、洗濯に加え、庭の草を引いたり野菜の水やりや収穫など。さらに習い事に出たり 村の仕事もあってぼーっとしている暇は無いようだ。

 

力仕事的な部分は私を担えるので、マメに足を運んでいるわけだが、それを見て嫁さんの友人は、私がもうすぐ死ぬんじゃないか(天命を察して最後の奉公をしている)? と言っているらしい。それで嫁さんも 私に何か大きな病気を隠しているのでは? と懐疑するが、そんな覚えは無い。

 

義母の初盆の法要も無事に終え、今朝 起き出したら久しぶりの雨である。風もあって気温もそう高くない。昨日までの悶える暑さはどこへ行ったのか。畑のトマトやナス、きゅうりは終盤を迎え わずかに収穫したスイカを切ってみたら、ニ番成りのせいか美味しいとは程遠い出来だった。70回以上繰り返し迎えても 夏の終わりはやはり寂しくもの憂いものだ。

 

夏の終わりを告げる地蔵盆の準備が市内あちこちで進められている

 

政府はやたらに3連休を作るので、ただでさえ数少ない勤務の就業機会が奪われてしまう。月給制の人はいいが 平日に時間給パートで働いている身には酷だ。腹立つけど この3連休を旅行に出る機会としよう。

 

3-4日間での海外となると 近隣国か東南アジアになる。候補としてマラッカ、シンガポール、チェンマイなどを考えたが、3分間の熟考の結果 台北に行くことにした。

台北には何度も行っているが、小さな観光地より都会の方が遊ぶ場が多く退屈しない。改めて観光地を巡る予定はないが、植物園や美術館なら繰り返し行けるし、マッサージを受けて美味しいものを食べるだけでもいい。

 

早速に飛行機を取ることにした。LCC からフラッグシップまで 数多くのエアが飛んでいるが、一番安いピーチは座席間が狭く シートもペラペラで嫁さんが嫌う。だからといってJAL だと倍以上の料金になるので、中間をとって台湾のフラッグシップである中華航空を選んだ。

ホテルもぼちぼち考えていくが、台北にはオークラを始め jr東日本や西鉄、三井ガーデンなど日系資本のホテルもたくさんあるので、その中から選ぼうかと思っている。

 

台北旅行というニンジンを鼻先にぶら下げたので、この先3ヶ月は また希望を持って日々生きていける。

 

夜がいくぶんか涼しくなったので、エアコンを切り窓を開けて寝ていた。すると夜中にザーッという雨音で目が覚めた。目を覚ますほどの大雨は久しぶりだ。そもそも 8月になってからは晴天続きで、雨に見舞われたのは初めてじゃないか?

地表から20m超の高さに住んでいると 普通の雨じゃ降り出しても気づかない。昨夜みたいなスコール級になるといっぺんにわかる。

 

激しい雨音に 寝ボケながらも思わず 濡れているものがないかと反射的に心配してしまうのは、ふだんベランダに布団などを干す習慣のある男やもめの悲しい性である。幸いに出ているものはなかったのでひと安心。最近は仕事先の屋上庭園に水やりを欠かせないし、嫁さんも朝夕に家庭菜園に水をやっているが、この大雨で 今日はどちらも免除だの思いが巡る。

 

急な激しい雨はマンション階下にタムロしている人を蹴散らし 一切の雑音を遮断するので爽快である。私的にも雑念を洗い流してくれるので精神がクリアになる。

10‐15分も降り続いてピタッと止んだ。今朝になって外を見ると 路面は乾き いつもの強い日射しが戻っていた。