春分の日 母はひとりで旅立った。

誰にも看取ってもらえず ベッド

に突っ伏して。


知らせを聞いても泣けなかった。

新幹線の中でも泣けなかった。

お通夜 葬式共に泣けなかった。

それから20日くらい経った今も

一粒の涙も流れない。


心が動かない。

このまま石のようになってしまっ

たら楽なのかなぁ。