MRIのパニック障害のお話を書こうと思ってましたが、13回目の抗がん剤投与からの、体調不良と精神的な落ち込みから、ダラダラと今日まで過ぎてしまいました。
12月12日、13回目の抗がん剤を打ってきました。
いつもの様に、血液検査と尿検査をして、その後、主治医の診察。
いつもと違うのは、、
先月やった肝生検の結果を知らされた事。
結果的には、、
RAS遺伝子変異型は、変異型のままでした。
大腸癌のブログで、RAS遺伝子変異型の方が、丁度同じ時期に、同じ様に2ndラインのイリノテカンが効かなくなり、同じ様に再検査をされたようで、
その方は、変異型(陽性)から野生型(陰性)に変化されたようです。
ちなみに、、
その方は、血液検査で再検査されたとの事。
もし、今後、同じ様にRAS遺伝子変異型の再検査をされる事が想定される方は、私のように肝生検までしなくてもいいのかもしれません
その方のブログでは、この検査自体、出来るようになったのは、ここ一年くらいのお話しなんだそうです。
私も、主治医に、
と伺ったところ
と言われました。
RAS遺伝子は、大腸癌の約50%の方が変異型、BRAF遺伝子は、約5%の方が変異型。RAS遺伝子変異の再検査が保険適用されたのがここ一年程の事ならば、BRAF遺伝子変異の再検査も、今後、保険適用されるかもしれません。
BRAF遺伝子について細かく説明するのは省きますが、BRAF遺伝子変異型の場合、予後不良と言われています。
生存中央値15.3カ月と言うデータも目にしました。
RAS遺伝子変異型が変化して野生型(陰性)になるなんて、そう頻繁にある事ではないと分かっていても、やっぱり、変化してて欲しかったかなぁ
主治医の診察では、血液検査の結果、腫瘍マーカーが、前回の倍の384となり、2ndラインのイリノテカン、この日の投与で終了となり、年明けに変薬のため入院をと言う話しになりました。
肝生検をやったから、ビックリ反応が出て、マーカーが高くなっただけじゃ?
な〜んか、、
肝生検やるんじゃなかったって、少し後悔しました。
また、効いてもいないのに今日、抗がん剤を打って、効いてもいないのに暫く副作用で苦しむのって、本当に虚しい
主治医に聞いてみました。
う〜ん、、
1stライン オキサリプラチン
2ndライン イリノテカン
3rdライン ロンサーフ
4thライン スチバーガ
大腸癌の色んなブログを読ませて頂いた中、ずーっとこの流れ。お決まり。
一体、何年前からこの流れのまま?
癌治療は、日進月歩じゃないの?
主治医に思わず言っちゃいました。
ってね。
大腸癌のガイドライン通りの治療ですから、他にないのか?ってのは無理難題を言ってるんでしょう。
RAS遺伝子には、KRAS、NRAS、HRASの3つの遺伝子があります。
この内の、私は、KRAS遺伝子変異型です。
KRAS遺伝子の内でもいくつか種類?があって、私は、G12D変異と言うもの。
RAS遺伝子の変異は、世界中で研究がされているようですが、中々有効な薬が開発されない中、2021年アメリカで、2022年日本で、KRAS遺伝子G12C変異型に有効な画期的な薬が承認されたとのこと。
この薬は、私のG12D変異型にも応用出来るらしい。
こういった薬は、幻の薬なんだろうか?
元々、RAS遺伝子変異型の細胞自体、薬剤と結合するポケット?ポイント?なる部分がないらしく、がん細胞を、直接治療標的にすることが困難だと言われてます。
以前、主治医が、薬が効き難いと言っていたのは、この事を言っているのだと思います。
1stラインも2ndラインも、ほぼ効果なくきてしまった今、奏功率の低いロンサーフやスチバーガをやったところで、どーなんだろうと正直思っています。
抗がん剤が効いていれば、2週間後の、つまり来週に、年内最後の抗がん剤を投与される日程でしたが、その日は、主治医の診察の時間が組まれ、私の“他に試せる薬はないんですか?”の答えが、主治医からなされる模様です。
私の主治医は、ガイドラインから外れる人ではありません。
おそらく、3rdライン ロンサーフと言われるんでしょう。
最後の悪あがきで、KRAS遺伝子変異型の薬が幻の薬なのか、聞いてみようと思います。